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SACDサラウンド・レビュー(106) [サラウンド・サウンド・レビュー]

Tchaikovsky
Symphony No. 3
Neeme Järvi/Gothenburg Symphony Orchestra
BIS-SACD-1468
録音2002年12月(Eugene Onegin)
2004年8月(Voyevoda ,Dmitry the Pretender,Serenade)
2005年3月(Symphony No. 3)
BIS
P.I.チャイコフスキー:
・交響曲第3番ニ長調 「ポーランド」 Op. 29
・ヴォエヴォーダ Op. 3 - 間奏曲と侍女の踊り
・付随音楽「偽ドミートリーとワシリー・シュイスキー」
・ニコライ・ルビンシュテインの命名日のためのセレナード
・歌劇「エフゲニー・オネーギン」 Op. 24 (管弦楽抜粋)
ネーメ・ヤルヴィ(Neeme Järvi, 1937年6月7日~)はエストニア出身の指揮者で、タリン音楽院で打楽器と合唱指揮を学んだ後、レニングラード音楽院に進んでエフゲニー・ムラヴィンスキーに師事。タリン音楽院に在学中にはエストニア放送交響楽団(現エストニア国立交響楽団)で打楽器奏者として活躍した。その後指揮者に転じ、エストニア放送交響楽団、エストニア国立歌劇場の音楽監督を歴任。1971年に聖チェチーリア国立音楽院国際指揮者コンクール首位受賞。 1980年にアメリカ合衆国に出国。1982年よりイェーテボリ交響楽団首席指揮者(2004年まで)。また、1990年よりデトロイト交響楽団音楽監督(2005年まで)。1995年9月より日本フィルハーモニー交響楽団客員首席指揮者。現在、ニュージャージー交響楽団音楽監督(2005年より)とハーグ・レジデンティ管弦楽団首席指揮者。
息子のパーヴォ・ヤルヴィ、クリスチャン・ヤルヴィも指揮者、娘マーリカはフルート奏者。
イェーテボリ交響楽団(Gothenburg Symphony Orchestra)はスウェーデンのイェーテボリにあるオーケストラ。1905年に創立され、1997年にスウェーデン国立管弦楽団の名称を贈られた。
適度の残響の中、各楽器は定位しており、音像は前後左右に大きく広がっている。サラウンド感は良好。録音場所が音質の良いことで評判のイェーテボリ演奏会ホールだからであろう。サラウンドスピーカーからの音は残響がメイン。録音レベルは小さ目である。
サラウンド・パフォーマンス ☆☆☆☆
音質 ☆☆☆☆
チャンネル 5ch
SACDサラウンド・レビュー(105) [サラウンド・サウンド・レビュー]

Wagner
Two Symphonies
Neeme Järvi/Royal Scottish National Orchestra
CHSA5097
録音2010年8月
2011年3月
Chandos
R.ワーグナー:管弦楽作品集(2つの交響曲)
・交響曲ハ長調 WWV.29
・交響曲ホ長調 WWV.35(編曲:F. モトゥル)
・感謝の行進曲 WWV.97(編曲:J. ラフ)
・歌劇「リエンツィ」序曲WWV.49
・皇帝行進曲変ロ長調 WWV.104
ロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管弦楽団(Royal Scottish National Orchestra)は、スコットランドの最大都市グラスゴーのオーケストラ。グラスゴー・ロイヤル・コンサート・ホール及びヘンリー・ウッド・ホールを拠点とし、エディンバラ国際フェスティバルやBBCプロムスにも定期的に登場している。
1891年にスコティッシュ管弦楽団(the Scottish Orchestra)として設立。1950年にスコティッシュ・ナショナル管弦楽団(Scottish National Orchestra)と改称した。1991年から英国王室の財政的支援を受け、名称に「ロイヤル」を冠した現名称となった。名誉指揮者をヴァルター・ヴェラー(Walter Weller)、アレクサンドル・ラザレフ(Alexander Lazarev)、音楽監督はステファヌ・ドゥネーヴ(Stéphane Denève)が務めている。
本録音では桂冠指揮者のネーメ・ヤルヴィが指揮を務めている。
リヒャルト・ワーグナーといえばニーベルンク指輪の楽劇シリーズで有名なオペラ作曲家だが、交響曲も作っていたとは知らなかった。交響曲ハ長調はワーグナー19才の時の作品。交響曲ホ長調 は21才の作品だけど未完に終わった作品。オーケストレーション版はワーグナー指揮者として有名だったフェリックス・モトゥル(1822~82)。
高域弦の高域の伸び、中域弦、低域弦の響き共に良く、各楽器のパートはそれぞれの位置に良く定位している。音像空間は広く、深くサラウンド感も良い。
サラウンドスピーカからの音は残響がメインで録音レベルは低めである。
サラウンド・パフォーマンス ☆☆☆☆
音質 ☆☆☆☆
チャンネル 5ch
小石川植物園の花 [自然写真]
2年ぶりに東大付属小石川植物園で写真を撮ってきました。
知人がリニューアルされた東京都美術館にて20日まで開催されている美術展に油絵を出展していると聞きましたのでその鑑賞を兼ねて、台東区の上野から千駄木、本駒込、白山経由で文京区の昔は徳川幕府の薬園であった小石川植物園、茗荷谷へと4kmほどを散歩してきました。
美術文化展
旧東京音楽学校奏楽堂
台東区立下町風俗資料館(旧吉田屋酒店)
ギョリュウバイ(フトモモ科)
シセンテンノウメ(バラ科)
キクノハアオイ(アオイ科)
ハマナス(バラ科)
コツクバネウツギ(ウツギ科)
ウツギ(ウツギ科)
日本庭園
旧東京医学校本館
知人がリニューアルされた東京都美術館にて20日まで開催されている美術展に油絵を出展していると聞きましたのでその鑑賞を兼ねて、台東区の上野から千駄木、本駒込、白山経由で文京区の昔は徳川幕府の薬園であった小石川植物園、茗荷谷へと4kmほどを散歩してきました。
美術文化展
旧東京音楽学校奏楽堂
台東区立下町風俗資料館(旧吉田屋酒店)
ギョリュウバイ(フトモモ科)
シセンテンノウメ(バラ科)
キクノハアオイ(アオイ科)
ハマナス(バラ科)
コツクバネウツギ(ウツギ科)
ウツギ(ウツギ科)
日本庭園
旧東京医学校本館
SACDサラウンド・レビュー(104) [サラウンド・サウンド・レビュー]

Corelli
Concerti Grossi Op. 6
Il Dolcimelo
AE-10116
録音2004年6月
Aeolus
A.コレッリ:合奏協奏曲集 Op. 6
・合奏協奏曲 ニ長調 Op. 6, No. 1 (2つのリコーダー、チェロと通奏低音編)
・合奏協奏曲 ヘ長調 Op. 6, No. 2 (2つのリコーダー、チェロと通奏低音編)
・合奏協奏曲 ハ短調 Op. 6, No. 3 (2つのリコーダー、チェロと通奏低音編)
・合奏協奏曲 変ロ長調 Op. 6, No. 5 (2つのリコーダー、チェロと通奏低音編)
・合奏協奏曲 ニ長調 Op. 6, No. 4 (2つのリコーダー、チェロと通奏低音編)
・合奏協奏曲 ヘ長調 Op. 6, No. 6 (2つのリコーダー、チェロと通奏低音編)
リコーダーのハン・トル(Han Tol )はオランダ生まれのリコーダー奏者。フランダース・リコーダー・クヮルテットのメンバーとして活躍中。ソリストとしてもアーノンクールやブリュッヘン、レオンハルトなどといった巨匠たちと共演を行っているリコーダーのスペシャリスト。同じくリコーダーのカティア・ベイシュ(Katja Beisch) はロッテルダム音楽院などで音楽を学んだ女流演奏家。リコーダー、バロック・オーボエ奏者として活躍しており、1999年に行われたロンドン国際リコーダー・コンクールでは2位を獲得している。
イル・ドルチメーロ(Il Dolcimelo)は1994年に女性のリコーダー演奏家カティア・ベイシュ(Katja Beisch)と バロック・チェロリストのドリス・ルンゲ(Doris Runge)によって創設されたイタリアの古楽アンサンブル。
コレッリの12曲から成る合奏協奏曲集Op.6の前半の6曲を収めたアルバム。一般的には2つのヴァイオリンとチェロと通奏低音を使用した合奏曲として演奏されるが、このアルバムではヴァイオリンを2つのリコーダーに置き換えて演奏している。
No.1では2本のリコーダーがかなり前に出た録音で、通奏低音であるチェンバロやトレボロは控えめに抑えられおり、特にバロック・チェロはあまり目立たない。
No.4ではバロック・チェロは大きめに録音されており、美しい響きで鳴っている。
SONYのSACD・プレーヤではセンタースピーカー、サブウーハー共に鳴らず。ブルーレイ・プレーヤではセンタースピーカーは鳴らないがサブウーハーは鳴っている。
サラウンド・パフォーマンス ☆☆☆
録音 ☆☆☆
チャンネル 4ch
SACDサラウンド・レビュー(103) [サラウンド・サウンド・レビュー]

Dmitry Bortnyansky
The Italian Album
Pratum Integrum Orchestra
CM 0042003
録音2003年8月,10月
Caro Mitis
ボルトニャンスキー:イタリア時代の音楽
・歌劇「クィント・ファビオ」序曲
・歌劇「クィント・ファビオ」~アリア「愛しい人、どうか無事に戻っておくれ」
・カンツォネッタ「さあ、この誇り高きひとときに」
・フランス語によるアリア「テミールの胸をば飾りに向かおう」
・習作フーガ「アーメン」
・モテット「神よ、あなたに向きなおり」
・モテット「アヴェ・マリア」
・モテット「サルヴェ・レジーナ」
・モテット「山も谷も響きをあげて」
録音場所はモスクワのロシア・テレビ&ラジオ・カンパニー第5スタジオ
ドミトリー・ステパーノヴィチ・ボルトニャンスキー(Dmitry Stepanovich Bortnyansky,1751年10月~1825年10月)はロシア帝国で活躍したウクライナ人で、古典派の作曲家。ウクライナ・ロシアのクラシック音楽の開祖と言われている。聖職者の家庭に生まれたので、7歳の時にサンクトペテルブルクの宗務局宮廷礼拝堂に送られ、イタリア人の宮廷楽長で、1765年から1768年まで宗務局礼拝堂の指揮者であったバルダッサーレ・ガルッピ(Baldassare Galuppi, 1706~1785)の教えを受けた。1769年にボルトニャンスキーは、ガルッピを追ってイタリアへ赴き、オペラ創作のための修行を積んだ。そして、イタリアで「クレオンテ(Creonte)」、「クィント・ファビオ(Quinto Fabio)」、「アルチーデ(Alcide)」などのオペラを作曲し名声を博した。1779年にはサンクトペテルブルクに戻っているが、その後もフランス語のオペラを少なくとも4曲は書いているとされる。
プラトゥム・インテグルム・オーケストラ(Pratum Integrum Orchestra)は、古楽に造詣の深いモスクワ国立音楽院の学生・教師たちによって2003年設立のロシアの古楽器オーケストラ。
歌劇「クィント・ファビオ」序曲はモーッアルトの初期の交響曲のように通奏低音としてチェンバロを使用している。
演奏はきびきびとしたメリハリのある演奏であり、高弦の高域は伸びのあるクリアな音で、とても良い録音である。スタジオ録音のためサラウンドスピーカーにはメインの音がかなり入っておりサラウンド感はあまり無い。
サラウンド・パフォーマンス ☆☆☆
音質 ☆☆☆☆☆
チャンネル 5ch
SACDサラウンド・レビュー(102) [サラウンド・サウンド・レビュー]

Haydn
Harpsichord Concertos
Sigiswald Kuijken/La petite Bande
ACC24188
録音2006年10月
Accent
J.ハイドン:
・チェンバロ協奏曲 ト長調 Hob.XVIII:4
・ディヴェルティメント ヘ長調 Hob.II:20
・チェンバロ協奏曲 ヘ長調 Hob.XVIII:3
録音場所 オランダ改革派教会(ハーレム)
エーヴァルト・デメイエル(Ewald Demeyere,1974年~)アントワープ音楽院にて、チェンバロをジョス・ファン・インマゼールに師事、同時に音楽理論も学ぶ。1997年に博士号を取得。その後アムステルダムにてグスタフ・レオンハルトに師事。2002年には、アントワープ音楽院にチェンバロの教授として招かれ、彼の前任者であるケネス・ギルバート、そしてジョス・ファン・インマゼ-ルと共にブレースハイス美術館で古楽器による演奏を行った。
1994年からは、シギスヴァルド・クイケン率いるラ・プティット・バンドに参加し、イル・フォンダメントのメンバーとしても活躍。室内楽ではクイケン兄弟、ポール・ドンブレヒト、フランク・テウンス等と共演。2000年には、若手音楽家の賞を受賞。
シギスヴァルト・クイケン(Sigiswald Kuijken, 1944年2月~ )はベルギーの古楽器演奏家。ベルギーのフラームス=ブラバント州にあるDilbeekで生まれた。ブリュージュとブリュッセルの音楽院でヴァイオリンを学んだ。バロック・ヴァイオリン奏者・バロック・ヴィオラ奏者・指揮者として活躍している。ヴィオラ・ダ・ガンバ奏者ならびにバロック・チェロ奏者の兄ヴィーラントや、フラウト・トラヴェルソ奏者ならびにリコーダー奏者の弟バルトルトとともに、「クイケン三兄弟」のひとりとして知られ、クイケン兄弟はいずれも、チェンバロ奏者グスタフ・レオンハルトとの精力的な活動でも名高い。
1964年から1972年までブリュッセルのアラリウス・アンサンブルの一員だったが、1972年にラ・プティット・バンドを結成する。1971年よりデン・ハーグ王立音楽院およびブリュッセル王立音楽院にてバロック・ヴァイオリンを指導。
ラ・プティット・バンド(La Petite Bande)は、ベルギーを拠点とするピリオド楽器を使用したオーケストラである。今年の1月に83歳で死去したチェンバロ奏者グスタフ・レオンハルトとオランダの古楽器奏者シギスヴァルト・クイケンによって1972年に設立され、クイケンがコンサートマスターを務めた。楽団の名称はリュリが率いたオーケストラに由来する。レパートリーは活動初期はバロック音楽が中心だったが、近年はハイドン・モーツァルトなどの古典派音楽まで及ぶ。メンバーには日本人の赤津眞言がVnで参加している。最近では2011年6月に来日し、各地で演奏会を開いた。
同じAccentレーベルの同オーケストラによるヴィヴァルディの四季(ACC 24179)でクイケンは「ヴィオロンチェロ・ダ・スパラ」を演奏していたが、今回はバロック・ヴァイオリンで参加している。
高弦は高域の伸びも良く、とてもクリアな音をしている。残念なのはハープシコードの音が少し前に出過ぎで、ダブルベースの音が抑え気味になっているが全体的にはとても良い録音である。
サラウンド・パフォーマンス ☆☆☆
音質 ☆☆☆☆
チャンネル 5.1ch
SACDサラウンド・レビュー(101) [サラウンド・サウンド・レビュー]

Bruckner
Symphonies Nos. 3 & 4
Mariss Jansons/Royal Concertgebouw Orchestra
RCO09002
録音2007年2月,208年8月(No.3)
2008年9月(No.4)
RCO live
A.ブルックナー:
・交響曲第3番ニ短調WAB103(1889年第3稿ノヴァーク版)
・交響曲第4番変ホ長調「ロマンティック」WAB104(1878-80年第2稿ノヴァーク版)
2011年秋にロイヤル・コンセルトヘボウの首席指揮者就任7周年の節目を迎えたヤンソンスのこのアルバムは、ブルックナーの交響曲第3番と第4番「ロマンティック」の2作同時にリリース(SACD2枚/ケース)というユニークなもの。
マリス・ヤンソンス(Mariss Jansons,1943年1月~)はラトヴィアのリガ生まれ。父親は高名な指揮者アルヴィド。レニングラード音楽院で学んでから69年にウィーンでスワロフスキーに師事。71年カラヤン国際指揮者コンクールに2位の成績に輝いた。73年にレニングラード・フィルの副指揮者となり、ムラヴィンスキーの薫陶を受ける。79年からオスロ・フィルに就任してレベルを引き上げ、97年からはピッツバーグ響の音楽監督も兼任。2003年からバイエルン放送響の音楽監督に、さらに2004年からはロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団の常任も務めている。
2006年の元日にはウィーン・フィルハーモニー管弦楽団のニューイヤーコンサートの指揮を務め、今年2回目を務めたのは記憶に新しい。
録音レベルは低めだがダイナミックレンジの大きな録音で、コンセルト・ヘボウ・ホールの豊かな残響の中、音像は広く広がり、ホールトーンはすばらしい。
しかし、高弦の音の高域の伸び、低弦の響きはもうひとつ。トランペットなど金管の音は良い。
サラウンド・パフォーマンス ☆☆☆☆
音質 ☆☆☆
チャンネル 5ch
SACDサラウンド・レビュー(100) [サラウンド・サウンド・レビュー]

Rossini
Instrumental Music
Ivan Fischer/Budapest Festival Orchestra
CCS SA 27708
録音2007年12月
Channel Classics
ロッシーニ:器楽のための作品集
・歌劇「絹のはしご」序曲
・小アンサンブルのためのセレナード変ホ長調
・弦楽のためのソナタ第1番ト長調
・狩りのランデヴー
・いくつかの楽器の序奏による変奏曲ヘ長調
・アンダンテ,主題と変奏ヘ長調
イヴァン・フィッシャー(Iván Fischer ,1951年~)はハンガリーのブダペスト生まれ。最初ピアノとヴァイオリンを学び、後にチェロに転向。ウィーンのスワロフスキーの指揮法のクラスを卒業し、アーノンクールのもとで研鑽を積む。
1976年、ロンドンの指揮者コンクールで優勝し、ロンドン交響楽団に招かれて世界ツアーを行った後、ロスアンジェルス・フィルと共演して米国デビューを果たし、その後ベルリン・フィル、ロイヤル・コンセルトヘボウ管、ニューヨーク・フィル、クリーヴランド管、パリ管、ミュンヘン・フィル、イスラエル・フィル等に客演指揮者として迎えられた。1983年にはハンガリーに帰国、ブダペスト祝祭管弦楽団を創設し、2001年から2003年までは、リヨン国立歌劇場の音楽監督も務めた。
ブダペスト祝祭管弦楽団(Budapesti Fesztiválzenekar, 英:Budapest Festival Orchestra)は、ブダペストを本拠地とするハンガリーのオーケストラである。略称は英語ではBFO、ハンガリー語ではBFZ。創設者のイヴァン・フィッシャーが音楽監督を務めている。
1983年、指揮者のイヴァン・フィッシャーとピアニストのゾルターン・コチシュを音楽監督として創立した。構成する音楽家による自主的な演奏団体である。祝祭の名からもわかるように、当初は年に3、4回程度、ハンガリーの音楽祭などのイベントで演奏する団体であったが、1992年に常設オーケストラとなった。近年ではザルツブルク音楽祭をはじめ世界各国の音楽祭に出演するなど、国際的な活躍も目立つ。
高弦の高域はとてもクリアな音で伸びも良い。Cbの低音の響きは今一つ不足しがちだが、全体的には好録音である。
録音レベルは低めで、サラウンドスピーカーにはメインの音がかなり入っている。演奏は弦楽のためのソナタ1番が特に良かった。
サラウンド・パフォーマンス ☆☆☆
音質 ☆☆☆☆
チャンネル 5ch
SACDサラウンド・レビュー(99) [サラウンド・サウンド・レビュー]

Vivaldi
Violin Concertos"per Annamaria"
Federico Guglielmo/L'Arte dell'Arco
777078
録音2002年11月
CPO
A.ヴィヴァルディ:アンナ・マリアのための6つのヴァイオリン協奏曲
・ヴァイオリン協奏曲 ロ短調 RV 387
・ヴァイオリン協奏曲 イ長調 RV 343
・ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 RV 229
・ヴァイオリン協奏曲 イ長調 RV 349
・ヴァイオリン協奏曲 ニ短調 RV 248
・ヴァイオリン協奏曲 変ロ長調 「木炭」 RV 366
アントニオ・ヴィヴァルディは30年以上にわたりヴェニスのピエタ慈善院(Ospedale della Pietà)で音楽を指導し、多くの曲をピエタの娘たちのために作曲した。
そのうちの一人、愛弟子でヴァイオリンの名手になったアンナ・マリアのために書かれた6つのヴァイオリン協奏曲集である。
ラルテ・デラルコ(L'Arte dell'Arco)は、1994年に結成されたイタリア・ヴェネツィアのピリオド楽器を使用したバロックアンサンブル。
フェデリコ・グリエルモ(Federico Guglielmo,1968~)はイタリアの指揮者、ヴァイオリンニスト。ヴェネチアのベネデット・マルチェッロ音楽院を出て、サルバトーレ・アッカルドやアイザック・スターンに教えを受けた。現代を代表するヴィヴァルディ奏者として数々の栄誉ある音楽賞も受賞している。新イタリア合奏団などのリーダーとしても知られている。
ソロヴァイオリンの音はクリアでみずみずしいが他の楽器に対して少し出過ぎの感がある。
録音レベルはかなり大きめである。
サラウンド・パフォーマンス ☆☆☆
音質 ☆☆☆☆
チャンネル 5.1ch
SACDサラウンド・レビュー(98) [サラウンド・サウンド・レビュー]

Dvorak
String Quintet
Berlin Philharmonic String Quintet
PTC 5186 458
録音2011年6月
PentaTone Classics
A.ドヴォルザーク:
・弦楽五重奏曲第2番ト長調Op.77 B. 49
・夜想曲 ロ長調Op.40 B. 47
・弦楽五重奏曲第3番変ホ長調Op.97 B. 180より 第2楽章
録音場所はフリッツ・フィリップス音楽センター(アイントホーフェン)
ベルリン・フィルハーモニー弦楽五重奏団(Berlin Philharmonic String Quintet)は、ロシアの女流チェリスト、タチアナ・ヴァシリエヴァ(Tatjana Vassiljewa)とベルリン・フィルの弦楽セクションのメンバーたち4人(第1ヴァイオリン=トーマス・ティムThomas Timm, 第2ヴァイオリン=ロマーノ・トマシーニ Romano Tommasini, ヴィオラ=ヴォルフガング・ターリツ Wolfgang Talirz, コントラバス=ナビル・シェハタ Nabil Shehata)が集い2007年にデビューをしたアンサンブル。2008/2009年シーズンには日本へもツアーを行った。

録音は非常に良く、高弦、中弦、低弦はそれぞれの音域を忠実に再生している。各パートもそれぞれの位置にしっかりと定位している。
サラウンド・パフォーマンス ☆☆☆
音質 ☆☆☆☆☆
チャンネル 5ch
フェルメール 光の王国展 [美術・絵画鑑賞]
分子生物学者の福岡伸一氏が企画した、フェルメール・センター銀座で開催されている「フェルメール 光の王国展」に行ってきました。
フェルメールの全37作品を最新の印刷技術でデジタルマスタリングした複製画(リ・クリエイト品)が制作年順に、そして原寸大で所蔵美術館と同じような額装で展示されていました。しかし、彩色は本物よりあざやかに誇張されているようであり、経年変化による塗料のひび割れは細かく再現されていないようでした。
「真珠の耳飾りの少女」の顔の目の部分を切り出して本物の写真と比較してみました。
リ・クリエイトの方はひび割れが細かく再現されていないようです。
真珠の耳飾の少女1665〜1666年頃 マウリッツハイス美術館



17世紀オランダを代表する画家、ヨハネス・フェルメールですが、現存するフェルメールの作品は30数点といわれており、近年フェルメール作品の来日ラッシュとなっています。フェルメールは、「真珠の耳飾りの少女」や「牛乳を注ぐ女」など、瞬間的な表情を自然にとらえたリアルな描写の作品が多いですが、描画の参考とするため「カメラオブスキュラ」という一種のピンホールカメラを用いていたという説があるそうです。
館内ではフラッシュ撮影以外のカメラ撮影は許可されていましたので、有名どころを撮ってきました。
マリアとマルタの家のキリスト 1654〜1655年頃 スコットランド国立美術館

聖プラクセディス 1655年 バーバラ・ピアセッカ・ジョンソン・コレクション

ディアナとニンフたち 1655〜1656年頃 マウリッツハイス美術館

眠る女 1657年頃 メトロポリタン美術館

牛乳を注ぐ女 1658〜1660年頃 アムステルダム国立美術館

紳士とワインを飲む女 1658〜1660年頃 ベルリン、絵画館

水差しを持つ女1664〜1665年頃 メトロポリタン美術館

婦人と召使 1667年頃 ニューヨーク、フリック・コレクション

天文学者 1668年 ルーヴル美術館

レースを編む女 1669〜1670年頃 ルーヴル美術館

信仰の寓意 1671〜1674年頃 メトロポリタン美術館

ヴァージナルの前に立つ女 1672〜1673年頃 ロンドン、ナショナル・ギャラリー

ヴァージナルの前に座る女 1675年頃 ロンドン、ナショナル・ギャラリー

ヴァージナルの前に座る若い女 1670年頃 個人蔵

「真珠の耳飾りの少女」の本物は、6月30日から上野の東京都美術館で開催される「マウリッツハイス美術館展」で見ることができます。
以下参照ください
http://www.vermeer-center-ginza.com/
http://www.asahi.com/mauritshuis2012/
フェルメールの全37作品を最新の印刷技術でデジタルマスタリングした複製画(リ・クリエイト品)が制作年順に、そして原寸大で所蔵美術館と同じような額装で展示されていました。しかし、彩色は本物よりあざやかに誇張されているようであり、経年変化による塗料のひび割れは細かく再現されていないようでした。
「真珠の耳飾りの少女」の顔の目の部分を切り出して本物の写真と比較してみました。
リ・クリエイトの方はひび割れが細かく再現されていないようです。
真珠の耳飾の少女1665〜1666年頃 マウリッツハイス美術館



17世紀オランダを代表する画家、ヨハネス・フェルメールですが、現存するフェルメールの作品は30数点といわれており、近年フェルメール作品の来日ラッシュとなっています。フェルメールは、「真珠の耳飾りの少女」や「牛乳を注ぐ女」など、瞬間的な表情を自然にとらえたリアルな描写の作品が多いですが、描画の参考とするため「カメラオブスキュラ」という一種のピンホールカメラを用いていたという説があるそうです。
館内ではフラッシュ撮影以外のカメラ撮影は許可されていましたので、有名どころを撮ってきました。
マリアとマルタの家のキリスト 1654〜1655年頃 スコットランド国立美術館

聖プラクセディス 1655年 バーバラ・ピアセッカ・ジョンソン・コレクション

ディアナとニンフたち 1655〜1656年頃 マウリッツハイス美術館

眠る女 1657年頃 メトロポリタン美術館

牛乳を注ぐ女 1658〜1660年頃 アムステルダム国立美術館

紳士とワインを飲む女 1658〜1660年頃 ベルリン、絵画館

水差しを持つ女1664〜1665年頃 メトロポリタン美術館

婦人と召使 1667年頃 ニューヨーク、フリック・コレクション

天文学者 1668年 ルーヴル美術館

レースを編む女 1669〜1670年頃 ルーヴル美術館

信仰の寓意 1671〜1674年頃 メトロポリタン美術館

ヴァージナルの前に立つ女 1672〜1673年頃 ロンドン、ナショナル・ギャラリー

ヴァージナルの前に座る女 1675年頃 ロンドン、ナショナル・ギャラリー

ヴァージナルの前に座る若い女 1670年頃 個人蔵

「真珠の耳飾りの少女」の本物は、6月30日から上野の東京都美術館で開催される「マウリッツハイス美術館展」で見ることができます。
以下参照ください
http://www.vermeer-center-ginza.com/
http://www.asahi.com/mauritshuis2012/
大エルミタージュ美術館展 [美術・絵画鑑賞]
六本木の国立新美術館で開催されている大エルミタージュ美術館展に行ってきました。
ロシア第二の都市サンクトペテルブルグにあるエルミタージュ美術館は世界三大美術館の一つで、女帝エカテリーナ二世が、自ら買い集めた絵画コレクションを宮殿内ギャラリーに展示したことを発端に、今日では所蔵作品が300万点を超え、所蔵数の多さではパリのルーブル美術館の30万点、ニューヨークのメトロポリタン美術館の200万点に比べ、かなり多いということが解ります。
同館の優れた所蔵品の中から、16世紀から20世紀における西洋美術の「顔」ともいうべき83作家の名作89点を、その世紀を象徴するキーワードを軸に展示していました。
第1章 16世紀 ルネサンス:人間の世紀
16世紀ヴェネツィア派を代表するティツィアーノの「祝福するキリスト」のほかに
ミラノやクレモナをはじめとする、イタリヤ北部や中部で活躍した画家たちの作品16点
第2章 17世紀 バロック:黄金の世紀
17世紀バロック絵画の巨匠、ルーベンスの「虹のある風景」をはじめ、フランドル(現在のベルギー)やオランダの画家の作品22点
第3章 18世紀 ロココと新古典派:革命の世紀
18世紀のロココ様式のフランソワ・プーシェ「クビド」の作品や新古典派のピエール=ナルシス・ゲランの「モルフェウスとイリス」など20点
第4章 19世紀 ロマン派からポスト印象派まで:進化する世紀
19世紀ロマン派のドラクロワの「馬に鞍をおくアラブ人」をはじめ、コロー、ルソーなどのバルビゾン派、印象派のルノワールの「黒い服を着た婦人」やシスレー、モネ、セザンヌなどの作品19点
第5章 20世紀 マティスとその周辺:アヴァンギャルドの世紀
フォーヴィスムのマティス「赤い部屋」、キュビスムのピカソ「マンドリンを弾く女」など12点
印象に残った作品
・ルーベンス「虹のある風景」:1636年 Photo by The State Hermitage Museum
明暗の使い方や、背景の描写の精細なタッチが気に入りました。
・シスレー「ヴィルヌーヴ=ラ=ガレンヌ風景」:1872年 Photo by The State Hermitage Museum
淡い色の色使いが大変良く感じました。
・セザンヌ「カーテンのある静物」:1894頃-1895年 Photo by The State Hermitage Museum
独自の技法でデフォルメされた果物などの静物を描いたものですが、色の綺麗さに感心しました。
・マティス「赤い部屋」:1908年 Photo by The State Hermitage Museum
この絵は日テレで5月1日放送された「ダイワハウススペシャル奇跡の美術館エルミタージュ~2枚のダヴィンチに隠された謎」で取り上げられていたので特に興味がありました。
完成後マティスの考えが変わり、最初は緑色に塗られていた部屋の色を赤色に塗り直したエピソードが有る絵で、「赤い部屋」と名前が付いています。絵の縁には最初に塗った緑色が残っています。
絵の左上には窓越しに外の景色が描かれており、緑色がかなりの面積を占めていますが、部屋の色に緑の補色の赤を使ったことで、より引き立つ絵になっています。
5月3日は雨が降っていたのですが、当日券を求めるためにけっこう並んでいました。
以下参照ください
展覧会HP
http://www.ntv.co.jp/hermitage2012/
エルミタージュ美術館HP
http://www.hermitagemuseum.org/html_En/
ロシア第二の都市サンクトペテルブルグにあるエルミタージュ美術館は世界三大美術館の一つで、女帝エカテリーナ二世が、自ら買い集めた絵画コレクションを宮殿内ギャラリーに展示したことを発端に、今日では所蔵作品が300万点を超え、所蔵数の多さではパリのルーブル美術館の30万点、ニューヨークのメトロポリタン美術館の200万点に比べ、かなり多いということが解ります。
同館の優れた所蔵品の中から、16世紀から20世紀における西洋美術の「顔」ともいうべき83作家の名作89点を、その世紀を象徴するキーワードを軸に展示していました。
第1章 16世紀 ルネサンス:人間の世紀
16世紀ヴェネツィア派を代表するティツィアーノの「祝福するキリスト」のほかに
ミラノやクレモナをはじめとする、イタリヤ北部や中部で活躍した画家たちの作品16点
第2章 17世紀 バロック:黄金の世紀
17世紀バロック絵画の巨匠、ルーベンスの「虹のある風景」をはじめ、フランドル(現在のベルギー)やオランダの画家の作品22点
第3章 18世紀 ロココと新古典派:革命の世紀
18世紀のロココ様式のフランソワ・プーシェ「クビド」の作品や新古典派のピエール=ナルシス・ゲランの「モルフェウスとイリス」など20点
第4章 19世紀 ロマン派からポスト印象派まで:進化する世紀
19世紀ロマン派のドラクロワの「馬に鞍をおくアラブ人」をはじめ、コロー、ルソーなどのバルビゾン派、印象派のルノワールの「黒い服を着た婦人」やシスレー、モネ、セザンヌなどの作品19点
第5章 20世紀 マティスとその周辺:アヴァンギャルドの世紀
フォーヴィスムのマティス「赤い部屋」、キュビスムのピカソ「マンドリンを弾く女」など12点
印象に残った作品
・ルーベンス「虹のある風景」:1636年 Photo by The State Hermitage Museum
明暗の使い方や、背景の描写の精細なタッチが気に入りました。
・シスレー「ヴィルヌーヴ=ラ=ガレンヌ風景」:1872年 Photo by The State Hermitage Museum
淡い色の色使いが大変良く感じました。
・セザンヌ「カーテンのある静物」:1894頃-1895年 Photo by The State Hermitage Museum
独自の技法でデフォルメされた果物などの静物を描いたものですが、色の綺麗さに感心しました。
・マティス「赤い部屋」:1908年 Photo by The State Hermitage Museum
この絵は日テレで5月1日放送された「ダイワハウススペシャル奇跡の美術館エルミタージュ~2枚のダヴィンチに隠された謎」で取り上げられていたので特に興味がありました。
完成後マティスの考えが変わり、最初は緑色に塗られていた部屋の色を赤色に塗り直したエピソードが有る絵で、「赤い部屋」と名前が付いています。絵の縁には最初に塗った緑色が残っています。
絵の左上には窓越しに外の景色が描かれており、緑色がかなりの面積を占めていますが、部屋の色に緑の補色の赤を使ったことで、より引き立つ絵になっています。
5月3日は雨が降っていたのですが、当日券を求めるためにけっこう並んでいました。
以下参照ください
展覧会HP
http://www.ntv.co.jp/hermitage2012/
エルミタージュ美術館HP
http://www.hermitagemuseum.org/html_En/
ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン2012(2) [クラシック音楽鑑賞]
L.F.J有料公演の第2日目、5月4日に公演番号225のチャイコフスキー、ラフマニノフ
の作品と公演番号215のショスタコーヴィチを聴いて来ました。
■公演番号225
・チャイコフスキー:ロココ風の主題による変奏曲 op.33
エドガー・モロー (チェロ)
アレクサンドル・ルーディン(指揮) ムジカ・ヴィーヴァ
・ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第4番 ト短調 op.40
アレクセイ・ヴォロディン(ピアノ)
アレクサンドル・ルーディン(指揮) ムジカ・ヴィーヴァ
エドガー・モロー(1994年~)フランスのチェロ奏者。17歳の若さで昨年の2011年第14回チャイコフスキー・コンクール2位および現代作品最優秀演奏者賞。パリ国立高等音楽院にてP.ミュレールに師事。ブルネロ、ビルスマ、ゲリンガスらのマスタークラスを受講。ヴェルヴィエ音楽祭アカデミーにも参加している。
アレクセイ・ヴォロディン(Alexei Volodin,1977年~)ロシアのピアニスト。サンクトペテルブルク生まれ。超絶技巧と優れた楽曲解釈、美しい響きが特徴。グネーシン音楽大学、モスクワ音楽院で学ぶ。2003年スイスの第9回ゲーザ・アンダ国際コンクール優勝。2011年ルツェルン音楽祭デビュー。 ゲルギエフ一押しのソリストとして世界の桧舞台で活躍中。
会場がB7で、演奏会専用ホールで無く、講演会などでも使用されるスロープの無い、音響効果があまり考慮されていない会場だったので、残響が少なく、いわゆるホールトーンは、ほとんど無かった。しかし、ピアノの音は残響が多すぎると濁ると言われているので、そういう点からすると良かったのかもしれない。
チャイコフスキーのロココ風の主題による変奏曲は、ゆっくりとしたテンポの出だしからエドガー・モローのチェロは高域の繊細な音をしっとりと鳴らす演奏で、終盤になってテンポは速くなり彼のうまさが垣間見えた。
ラフマニノフのピアノ協奏曲第4番のヴォロディンの演奏は、前日のベレゾフスキーを聴いた後なのでもうひとつであった。技巧的には優れているが、もう少し感情の入った、盛り上がった演奏をしてほしかった。3楽章では打楽器で小太鼓、トライアングル、タンバリンなどが登場するが、ムジカ・ヴィーヴァでは打楽器奏者のメンバーが足りないのか、日本人の助っ人と思われる男女各1名がその演奏に参加していた。
■公演番号215
・ショスタコーヴィチ:ヴァイオリン協奏曲第1番 イ短調 op.77
庄司紗矢香 (ヴァイオリン)
ドミトリー・リス(指揮) ウラル・フィルハーモニー管弦楽団
ドミトリー・リス(Dmitri Liss 1960年~)旧ソヴィエト生まれ。モスクワ音楽院で、モスクワ・フィルの音楽監督であったD.キタエンコに学び、彼のアシスタント・コンダクターとして指揮者のキャリアをスタートさせる。1984年卒業後、クズバス響の首席指揮者にロシアで最も若い指揮者として就任。1995年ザグレブの第1回ロブロ・フォン・マタチッチ国際指揮者コンクールで優勝。それ以来、ウラル・フィルの芸術監督兼首席指揮者を務めている。その間、1997~1999年アメリカ・ロシア・ユースオーケストラの首席指揮者、1998~2003年ロシア・ナショナル響のアソシエイト・コンダクターにも就任。ロシア・ナショナル管、モスクワ・フィル、モスクワ放送響、サンクトペテルブルク・フィル、KBS響、ベルゲン・フィル、トロンハイム響、オランダ放送響、ハーグ・レジデンティ管などに招かれ、著名な音楽祭やホールにて共演を重ねている。
ウラル・フィルハーモニー管弦楽団は1936年創設。本拠はウラル山脈中央東麓のエカテリンブルク。95年に指揮者ドミトリー・リスを迎えた。2010年にゲルギエフによりマリインスキー劇場に招かれ、西欧の国際音楽祭でも度々演奏。これまでロストロポーヴィチ、庄司紗矢香らと共演。
ショスタコーヴィチのヴァイオリン協奏曲第1番は4楽章まであり、全体に神経質な緊張感と苦悩に満ちた短調のこの曲は、タンブリン、タムタム(どら)、シロフォン、チェレスタ、ハープなども使用され、曲の長さ・内容・オーケストレーションとも大規模であり、交響曲に匹敵すると言われている。
ショスタコーヴィチの協奏曲第1番は庄司紗矢香、リスとウラル・フィルの組み合わせで昨年8月に録音し、CDとして発売されており、庄司にとってはお手のものであり、かなり弾きこなしている感じがした。3楽章のカデンツァでは庄司の本領が発揮された演奏だったが、息を殺したような静寂の中ソロのVnの響きを聴衆の咳をする雑音が、かき乱したのが残念であった。全体的には庄司が操る1715年製ストラディヴァリウス「ヨアヒム」は良く鳴っており、音に透明感があり、印象的であった。
の作品と公演番号215のショスタコーヴィチを聴いて来ました。
■公演番号225
・チャイコフスキー:ロココ風の主題による変奏曲 op.33
エドガー・モロー (チェロ)
アレクサンドル・ルーディン(指揮) ムジカ・ヴィーヴァ
・ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第4番 ト短調 op.40
アレクセイ・ヴォロディン(ピアノ)
アレクサンドル・ルーディン(指揮) ムジカ・ヴィーヴァ
エドガー・モロー(1994年~)フランスのチェロ奏者。17歳の若さで昨年の2011年第14回チャイコフスキー・コンクール2位および現代作品最優秀演奏者賞。パリ国立高等音楽院にてP.ミュレールに師事。ブルネロ、ビルスマ、ゲリンガスらのマスタークラスを受講。ヴェルヴィエ音楽祭アカデミーにも参加している。
アレクセイ・ヴォロディン(Alexei Volodin,1977年~)ロシアのピアニスト。サンクトペテルブルク生まれ。超絶技巧と優れた楽曲解釈、美しい響きが特徴。グネーシン音楽大学、モスクワ音楽院で学ぶ。2003年スイスの第9回ゲーザ・アンダ国際コンクール優勝。2011年ルツェルン音楽祭デビュー。 ゲルギエフ一押しのソリストとして世界の桧舞台で活躍中。
会場がB7で、演奏会専用ホールで無く、講演会などでも使用されるスロープの無い、音響効果があまり考慮されていない会場だったので、残響が少なく、いわゆるホールトーンは、ほとんど無かった。しかし、ピアノの音は残響が多すぎると濁ると言われているので、そういう点からすると良かったのかもしれない。
チャイコフスキーのロココ風の主題による変奏曲は、ゆっくりとしたテンポの出だしからエドガー・モローのチェロは高域の繊細な音をしっとりと鳴らす演奏で、終盤になってテンポは速くなり彼のうまさが垣間見えた。
ラフマニノフのピアノ協奏曲第4番のヴォロディンの演奏は、前日のベレゾフスキーを聴いた後なのでもうひとつであった。技巧的には優れているが、もう少し感情の入った、盛り上がった演奏をしてほしかった。3楽章では打楽器で小太鼓、トライアングル、タンバリンなどが登場するが、ムジカ・ヴィーヴァでは打楽器奏者のメンバーが足りないのか、日本人の助っ人と思われる男女各1名がその演奏に参加していた。
■公演番号215
・ショスタコーヴィチ:ヴァイオリン協奏曲第1番 イ短調 op.77
庄司紗矢香 (ヴァイオリン)
ドミトリー・リス(指揮) ウラル・フィルハーモニー管弦楽団
ドミトリー・リス(Dmitri Liss 1960年~)旧ソヴィエト生まれ。モスクワ音楽院で、モスクワ・フィルの音楽監督であったD.キタエンコに学び、彼のアシスタント・コンダクターとして指揮者のキャリアをスタートさせる。1984年卒業後、クズバス響の首席指揮者にロシアで最も若い指揮者として就任。1995年ザグレブの第1回ロブロ・フォン・マタチッチ国際指揮者コンクールで優勝。それ以来、ウラル・フィルの芸術監督兼首席指揮者を務めている。その間、1997~1999年アメリカ・ロシア・ユースオーケストラの首席指揮者、1998~2003年ロシア・ナショナル響のアソシエイト・コンダクターにも就任。ロシア・ナショナル管、モスクワ・フィル、モスクワ放送響、サンクトペテルブルク・フィル、KBS響、ベルゲン・フィル、トロンハイム響、オランダ放送響、ハーグ・レジデンティ管などに招かれ、著名な音楽祭やホールにて共演を重ねている。
ウラル・フィルハーモニー管弦楽団は1936年創設。本拠はウラル山脈中央東麓のエカテリンブルク。95年に指揮者ドミトリー・リスを迎えた。2010年にゲルギエフによりマリインスキー劇場に招かれ、西欧の国際音楽祭でも度々演奏。これまでロストロポーヴィチ、庄司紗矢香らと共演。
ショスタコーヴィチのヴァイオリン協奏曲第1番は4楽章まであり、全体に神経質な緊張感と苦悩に満ちた短調のこの曲は、タンブリン、タムタム(どら)、シロフォン、チェレスタ、ハープなども使用され、曲の長さ・内容・オーケストレーションとも大規模であり、交響曲に匹敵すると言われている。
ショスタコーヴィチの協奏曲第1番は庄司紗矢香、リスとウラル・フィルの組み合わせで昨年8月に録音し、CDとして発売されており、庄司にとってはお手のものであり、かなり弾きこなしている感じがした。3楽章のカデンツァでは庄司の本領が発揮された演奏だったが、息を殺したような静寂の中ソロのVnの響きを聴衆の咳をする雑音が、かき乱したのが残念であった。全体的には庄司が操る1715年製ストラディヴァリウス「ヨアヒム」は良く鳴っており、音に透明感があり、印象的であった。
ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン2012(1) [クラシック音楽鑑賞]
有料公演の第1日目、5月3日に公演番号146のプロコフィエフの作品2つと公演番号116のグリンカ、チャイコフスキーを聴いて来ました。
■公演番号146
・プロコフィエフ:交響曲第1番 「古典」
アレクサンドル・ルーディン(指揮) ムジカ・ヴィーヴァ
・プロコフィエフ:ヴァイオリン協奏曲第2番
竹澤恭子 (ヴァイオリン)
アレクサンドル・ルーディン(指揮) ムジカ・ヴィーヴァ
竹澤恭子(1966年10月~)3歳よりヴァイオリンを始め、山村晶一、小林健次両氏に師事。ジュリアード音楽院卒。桐朋女子高校音楽科在学中に第51回日本音楽コンクール第1位、1986年第2回インディアナポリス国際ヴァイオリン・コンクール優勝。マズア、メータ、デュトワ、小澤征爾、ニューヨーク・フィル、ボストン交響楽団、シカゴ交響楽団、ゲヴァントハウス管弦楽団、コンセルトヘボウ管弦楽団等と共演。パリ在住。
アレクサンドル・ルーディン(Alexander Rudin,1960年~)ロシア生まれのチェロ奏者、指揮者、編曲者、教育者として活躍。グネーシン音楽学校・モスクワ音楽院卒。バッハ国際、カサド国際優勝。チャイコフスキー国際コンクール第2位。ムジカ・ヴィーヴァと共に知られざる作品の演奏に取り組み、ペルトを始め現代作曲家からの信頼も篤い。
ムジカ・ヴィーヴァは20年以上の歴史を誇るモスクワの室内オーケストラ。バッハ以降の広いレパートリーの内、特にグリンカやアリャビエフ等ロシア系を得意とする。2000年よりムジカ・ヴィーヴァ国際室内楽音楽祭「Dedication」をトレチャコフ・ギャラリーで開催している。
プロコフィエフの古典交響曲は久しぶりに聞いたが、ハイドンを意識して作曲されたこの曲はムジカ・ヴィーヴァのような編成が小編成のオーケストラ(1stVn7,2ndVn6,Va6,Vc4,Cbs3)
には合っているのだろう。曲のせいか、全体的にはあまりメリハリのない、こじんまりとした演奏であった。Vnパートには女性が多く、コン・ミスをはじめ美人のバイオリンニストが多かった。
プロコフィエフのヴァイオリン協奏曲第2番は、初めて聞いたがなかなか良い曲であった。
2楽章は哀愁に満ちた何とも物悲しいVnソロの奏でる響きが美しかった。3楽章の最後の盛り上がりは竹澤のテクニックがさえ渡った。演奏中、弓の毛が2回も切れる熱演であった。
■公演番号116
・グリンカ:「ルスランとリュドミラ」序曲
ジャン=ジャック・カントロフ(指揮) シンフォニア・ヴァルソヴィア
・チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第2番 ト長調 op.44
ボリス・ベレゾフスキー(ピアノ)
ジャン=ジャック・カントロフ(指揮) シンフォニア・ヴァルソヴィア
ボリス・ベレゾフスキー(Boris Berezovsky,1969年1月~)はモスクワ出身のロシアのピアニスト。モスクワ音楽院卒。1990年チャイコフスキー国際コンクール優勝。超絶技巧と力強さ、独自の洞察力と豊かな感性を兼ね備えた才能あふれる音楽家として高い評価を得ている。ミュンヘン・フィル、ニューヨーク・フィル、ロンドン・フィル等世界的オーケストラと度々共演。
ジャン=ジャック・カントロフ(Jean-Jacques Kantorow,1945年10月~)アルメニア系ロシア人の両親の下にカンヌ生まれのヴァイオリン奏者、指揮者。パリ国立高等音楽院卒。デビュー直前にグールドより演奏を大絶賛されたエピソードは有名。パガニーニ国際、ジュネーヴ国際コンクール覇者。タピオラ・シンフォニエッタの芸術監督、グラナダ市管弦楽団の音楽監督、ローザンヌ室内管弦楽団の首席客演指揮者等を経験。
シンフォニア・ヴァルソヴィアはポーランド・ワルシャワに本拠地があるオーケストラである。 1984年にユーディ・メニューインがポーランド室内響をもとに設立。アバド、デュトワ、アルゲリッチ、ゴールウェイ、ルプー、クレーメル、ロストロポーヴィチらと共演。97年にペンデレツキを音楽監督に迎え(03年~芸術監督)、08年にミンコフスキが音楽監督に就任。
シンフォニア・ヴァルソヴィアは大編成のオーケストラ(1stVn10,2ndVn10,Va10,Vc10,Cbs6)
のためダイナミックレンジのとても大きな演奏であった。東欧のオーケストラの特徴である金管の響きが良く、良く鳴っていた。
グリンカの「ルスランとリュドミラ」序曲は、かなりテンポの速い小気味良い演奏であった。
チャイコフスキーのピアノ協奏曲第2番はベレゾフスキーのテクニックが冴えわたった素晴らしいエネルギッシュな演奏で感激した。チャイコフスキー国際コンクールで優勝した実力をいかんなく発揮していた。
2楽章のソロのコンマスのVnとソロのチェロの掛け合いが変わっていて、演奏も良く感じた。最後の3楽章はベレゾフスキーの指捌きが冴えわたった演奏であった。演奏が終わるなり、「ブラヴォー」を叫んだ人はかなりいた。
■公演番号146
・プロコフィエフ:交響曲第1番 「古典」
アレクサンドル・ルーディン(指揮) ムジカ・ヴィーヴァ
・プロコフィエフ:ヴァイオリン協奏曲第2番
竹澤恭子 (ヴァイオリン)
アレクサンドル・ルーディン(指揮) ムジカ・ヴィーヴァ
竹澤恭子(1966年10月~)3歳よりヴァイオリンを始め、山村晶一、小林健次両氏に師事。ジュリアード音楽院卒。桐朋女子高校音楽科在学中に第51回日本音楽コンクール第1位、1986年第2回インディアナポリス国際ヴァイオリン・コンクール優勝。マズア、メータ、デュトワ、小澤征爾、ニューヨーク・フィル、ボストン交響楽団、シカゴ交響楽団、ゲヴァントハウス管弦楽団、コンセルトヘボウ管弦楽団等と共演。パリ在住。
アレクサンドル・ルーディン(Alexander Rudin,1960年~)ロシア生まれのチェロ奏者、指揮者、編曲者、教育者として活躍。グネーシン音楽学校・モスクワ音楽院卒。バッハ国際、カサド国際優勝。チャイコフスキー国際コンクール第2位。ムジカ・ヴィーヴァと共に知られざる作品の演奏に取り組み、ペルトを始め現代作曲家からの信頼も篤い。
ムジカ・ヴィーヴァは20年以上の歴史を誇るモスクワの室内オーケストラ。バッハ以降の広いレパートリーの内、特にグリンカやアリャビエフ等ロシア系を得意とする。2000年よりムジカ・ヴィーヴァ国際室内楽音楽祭「Dedication」をトレチャコフ・ギャラリーで開催している。
プロコフィエフの古典交響曲は久しぶりに聞いたが、ハイドンを意識して作曲されたこの曲はムジカ・ヴィーヴァのような編成が小編成のオーケストラ(1stVn7,2ndVn6,Va6,Vc4,Cbs3)
には合っているのだろう。曲のせいか、全体的にはあまりメリハリのない、こじんまりとした演奏であった。Vnパートには女性が多く、コン・ミスをはじめ美人のバイオリンニストが多かった。
プロコフィエフのヴァイオリン協奏曲第2番は、初めて聞いたがなかなか良い曲であった。
2楽章は哀愁に満ちた何とも物悲しいVnソロの奏でる響きが美しかった。3楽章の最後の盛り上がりは竹澤のテクニックがさえ渡った。演奏中、弓の毛が2回も切れる熱演であった。
■公演番号116
・グリンカ:「ルスランとリュドミラ」序曲
ジャン=ジャック・カントロフ(指揮) シンフォニア・ヴァルソヴィア
・チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第2番 ト長調 op.44
ボリス・ベレゾフスキー(ピアノ)
ジャン=ジャック・カントロフ(指揮) シンフォニア・ヴァルソヴィア
ボリス・ベレゾフスキー(Boris Berezovsky,1969年1月~)はモスクワ出身のロシアのピアニスト。モスクワ音楽院卒。1990年チャイコフスキー国際コンクール優勝。超絶技巧と力強さ、独自の洞察力と豊かな感性を兼ね備えた才能あふれる音楽家として高い評価を得ている。ミュンヘン・フィル、ニューヨーク・フィル、ロンドン・フィル等世界的オーケストラと度々共演。
ジャン=ジャック・カントロフ(Jean-Jacques Kantorow,1945年10月~)アルメニア系ロシア人の両親の下にカンヌ生まれのヴァイオリン奏者、指揮者。パリ国立高等音楽院卒。デビュー直前にグールドより演奏を大絶賛されたエピソードは有名。パガニーニ国際、ジュネーヴ国際コンクール覇者。タピオラ・シンフォニエッタの芸術監督、グラナダ市管弦楽団の音楽監督、ローザンヌ室内管弦楽団の首席客演指揮者等を経験。
シンフォニア・ヴァルソヴィアはポーランド・ワルシャワに本拠地があるオーケストラである。 1984年にユーディ・メニューインがポーランド室内響をもとに設立。アバド、デュトワ、アルゲリッチ、ゴールウェイ、ルプー、クレーメル、ロストロポーヴィチらと共演。97年にペンデレツキを音楽監督に迎え(03年~芸術監督)、08年にミンコフスキが音楽監督に就任。
シンフォニア・ヴァルソヴィアは大編成のオーケストラ(1stVn10,2ndVn10,Va10,Vc10,Cbs6)
のためダイナミックレンジのとても大きな演奏であった。東欧のオーケストラの特徴である金管の響きが良く、良く鳴っていた。
グリンカの「ルスランとリュドミラ」序曲は、かなりテンポの速い小気味良い演奏であった。
チャイコフスキーのピアノ協奏曲第2番はベレゾフスキーのテクニックが冴えわたった素晴らしいエネルギッシュな演奏で感激した。チャイコフスキー国際コンクールで優勝した実力をいかんなく発揮していた。
2楽章のソロのコンマスのVnとソロのチェロの掛け合いが変わっていて、演奏も良く感じた。最後の3楽章はベレゾフスキーの指捌きが冴えわたった演奏であった。演奏が終わるなり、「ブラヴォー」を叫んだ人はかなりいた。
SACDサラウンド・レビュー(97) [サラウンド・サウンド・レビュー]

Paganini
Violin Concertos Nos. 1 & 2
Rudolf Koelman (violin)
Jan Willem de Vriend/The Netherlands Symphony Orchestra
CC 72343
録音2008年9月
2008年11月(協奏曲第2番)
Challenge Classics
N.パガニーニ:
・ヴァイオリン協奏曲第1番 ニ長調 Op. 6/MS 21
・歌劇「マティルデ・ディ・シャブラン」 序曲
・ヴァイオリン協奏曲第2番 ロ短調 Op. 7/MS 48
録音場所はオランダのエンスヘーデ音楽ホール(Muziekcentrum Enschede)におけるライブ録音
ルドルフ・ コールマン(Rudolf Koelman 1959年~)はオランダ生まれのドイツのヴァイオリニスト。ヴァイオリンをヘルマン・クレッバースやヤッシャ・ハイフェッツなどに教えを受け、1996年~1999年の間ロイヤル・コンセルト・ヘヴォー管弦楽団のコンサートマスターを務めていた。現在、スイスのチューリッヒ芸術大学(Die Zürcher Hochschule der Künste、略称ZHdK)で教鞭をとっている。
ヤン・ヴィレム・デ・フリエンド(Jan Willem de Vriend, 1963年~ )はオランダの指揮者。ヴァイオリニストとしても超一流の実力を誇っている。近年では指揮者としての名声が欧米諸国を中心にますます高まっている。2006年からネザーランド交響楽団の首席指揮者兼、芸術監督を務めている。
ネザーランド交響楽団(The Netherlands Symphony Orchestra)は、ヘット・オーステン管弦楽団(Orkest van het Oosten)とも言い、オランダ東部の都市エンスヘーデを拠点に、演奏活動をしている。デ・フリエントとともに着実に実績を積み重ねつつある。
適度の残響の中、ダイナミックレンジの大きい録音である。ソロのヴァイオリンは前に出過ぎず、サブウーハーからの音も強調され過ぎず、コンサートで聴く音に近い良い録音。
サラウンドスピーカーからの音は残響がメインである。
サラウンド・パフォーマンス ☆☆☆☆
音質 ☆☆☆☆
チャンネル 5.1ch
SACDサラウンド・レビュー(96) [サラウンド・サウンド・レビュー]

Mozart
Concertone for 2 violins
Julia Fischer (violin)
Gordan Nikolic (violin)
Yakov Kreizberg/Netherlands Chamber Orchestra
PTC 5186 098
録音2006年3月(K.364)
2007年2月(K.190,K.373)
PentaTone Classics
W.A.モーツァルト:
・ヴァイオリンとヴィオラのための協奏交響曲変ホ長調K.364
・ヴァイオリンと管弦楽のためのロンド ハ長調K.373
・2つのヴァイオリンのためのコンチェルトーネ ハ長調K.190
録音場所はオランダのハーレムにあるメンノー派歴史協会(Mennonite Church)
ユリア・フィッシャー自身にとって3枚目となるモーツァルト・アルバム。
ユリア・フィッシャーとコンビを組むのは、ロンドン交響楽団のコンサート・マスターとオランダ室内管弦楽団の音楽監督を兼任するなど目覚しい活躍を見せている豪腕ゴルダン・ニコリッチ。
ユリア・フィッシャーは弱冠23歳でドイツの名門フランクフルト音楽大学の教授に抜擢され、ペンタ・トーンから8枚のアルバムを発表していたが2008年にDECCAに移籍し、CDのアルバムを3枚、DVDを1枚リリースしている。2009年6月に来日予定であった(準メルクル指揮NHK交響楽団との共演およびリサイタル開催)が、自身の妊娠により来日が中止された。
ヤコフ・クライツベルク(Yakov Kreizberg, 1959年10月~ 2011年3月)は、ロシアの指揮者。兄は同じく指揮者のセミヨン・ビシュコフ。同地でイリヤ・ムーシンに学び、渡米後タングルウッド音楽センターでも学ぶ。1994年からベルリン・コーミッシェ・オーパーの音楽監督を務め、演出家のハリー・クプファーとのコンビで意欲的な上演を行った。その後ベルリン・フィルなど著名なオーケストラに度々客演し、ウィーン交響楽団の首席客演指揮者を兼任するなどの活動を展開した。2009年にはマレク・ヤノフスキの後任としてモンテカルロ・フィルハーモニー管弦楽団の音楽監督に就任した。弱冠51歳で2011年3月長年治療していた癌の容態が急変し、モナコ公国のモンテカルロにて死去。
ネーデルラント室内管弦楽団またはオランダ室内管弦楽団(Netherlands Chamber Orchestra,蘭:Nederlands Kamerorkest)は、オランダ・アムステルダムを本拠地とする室内オーケストラである。
1955年にシモン・ゴールドベルクを中心として設立。1985年にアムステルダム・フィルハーモニー管弦楽団(Amsterdams Philharmonisch Orkest)・ユトレヒト交響楽団(Utrechts Symfonie Orkest)と合併し、ネーデルラント・フィルハーモニー管弦楽団となるが、ネーデルラント室内管弦楽団の名称で引き続き活動を行っている。 コンサート活動が中心だが、ネーデルラント・フィルとともにネーデルラント・オペラのピットに多く入る楽団である。 主要な指揮者として、ゴールドベルク、デイヴィッド・ジンマン、アントニ・ロス=マルバらが務め、合併後はネーデルランド・フィルと兼任でヘルムート・ヘンヒェンが首席指揮者を務めた。2003年よりヤコブ・クライツベルクが同じく兼任で首席指揮者に就任していた。またフィリップ・アントルモンが客演指揮者を務めている。
適度の残響の中、サラウンド感は良く、低弦の音も良く出ている。
ユリア・フィッシャーの演奏は軽快で気持ちが良い。
サラウンド・パフォーマンス ☆☆☆☆
音質 ☆☆☆☆
チャンネル 5ch
SACDサラウンド・レビュー(95) [サラウンド・サウンド・レビュー]

Beethoven
Symphonies Nos. 2 & 7
Osmo Vänskä/Minnesota Orchestra
BIS-SACD-1816
録音2008年1月
BIS
L.V.ベートーヴェン:
・交響曲第2番 ニ長調 Op. 36
・交響曲第7番 イ長調 Op. 92
録音場所はミネアポリス・オーケストラ・ホール
オスモ・ヴァンスカ(Osmo Vänskä、1953年2月~ )は、フィンランドの指揮者。
元はクラリネット奏者であり、ヘルシンキ・フィルハーモニー管弦楽団で活動していたが、シベリウス・アカデミーでヨルマ・パヌラに師事して指揮を学んだ後、ブザンソン国際指揮者コンクールで優勝し、指揮者としての活動を本格的に開始した。
1985年にラハティ交響楽団の首席客演指揮者に就任、さらに1988年に同楽団の音楽監督に就任して以来、フィンランドの一地方オーケストラに過ぎなかった同楽団を世界的なオーケストラに育て上げた。同楽団とのシベリウスの交響曲や管弦楽曲の録音は、世界的に評価が高い。1993年から1996年までアイスランド交響楽団、1996年から2002年までBBCスコティッシュ交響楽団のそれぞれ首席指揮者を務めた。また、2003年よりミネソタ管弦楽団の音楽監督を務め、同楽団とベートーヴェンの交響曲の全曲録音を行った。
今年の2月久々に来日し、シベリウスの交響曲第2番などを読響と共演した。
ミネソタ管弦楽団(Minnesota Orchestra)は、ミネソタ州ミネアポリスを拠点とするアメリカ合衆国のオーケストラ。1903年にミネアポリス交響楽団(Minneapolis Symphony Orchestra)として設立され、同年11月5日に最初の演奏会を行なった。主な歴代首席指揮者はユージン・オーマンディ、アンタル・ドラティ、大植英次など。
演奏はテンポが速めのリズミカルな演奏で、ホールの残響が適度に有る中、各楽器パートは良く定位しており、音像空間は大きく広がっている。サラウンドスピーカーからの音は残響音がメイン。
サラウンド・パフォーマンス ☆☆☆☆
音質 ☆☆☆☆
チャンネル 5ch
SACDサラウンド・レビュー(94) [サラウンド・サウンド・レビュー]

Bach
Orchestral Suites Nos. 1~4
Diego Fasolis/I Barocchisti
47649-8
録音2001年5月
Arts Music
J.S. バッハ:管弦楽組曲 第1番~第4番 BWV 1066~1069
録音場所はスイスのルガーノにあるRSI放送の“Stelio Moro”ホール
ファソリスのバッハは、しっかりとしたドイツ的構築を持ちつつも、響きに適度な明るさと温かみを持っており、その絶妙なバランスが多数の支持者を生み出している。新奇な試みや刺激的な表現をする演奏ばかりが大きく取り上げられがちだが、ファソリスの演奏は伝統的で普遍性をもった落ち着いたものである。この管弦楽組曲全曲においても、そうした彼らの特徴は遺憾なく発揮されていて、新鮮で心地よい演奏である。ファソリスは今回指揮と組曲2番でチェンバロを演奏をしている。
ディエゴ・ファソリス(Diego Fasolis)はスイス生まれの指揮者、オルガンニスト。チューリッヒ音楽学校(コンセルバトワール)で作曲家でありオルガン奏者でもあるハンス・フォーレンヴァイダー(Hans Vollenweider1918~1993)にオルガンを、イタリアのクレモナで古楽をオルガニストのミカエル・ラドゥレスク(Michael Radulescu、1943~)に教えを受けた。1998年からイ・バロッキスティの指揮者を務めている。
イ・バロッキスティ(I Barocchisti)はスイスのルガーノを本拠地とする古楽器を使用するバロックアンサンブル。
高弦の高域の伸びは大変良く、みずみずしい音である。一方、低弦の響きはもうひとつである。全体的に遅めのテンポの演奏であり、録音レベルは高め。
サラウンドスピーカーからの音は残響音のほかに直接音もかなり入っている。
サラウンド・パフォーマンス ☆☆☆
音質 ☆☆☆☆
チャンネル 5.1ch
SACDサラウンド・レビュー(93) [サラウンド・サウンド・レビュー]

Haydn
Divertimenti
Freek Borstlap (baryton)
Jan Willem de Vriend/Combattimento Consort Amsterdam
CC 72345
録音2009年1月
Challenge Classics
J.ハイドン:ディヴェルティメント集
・八重奏曲(ディヴェルティメント a 8第7番) ト長調 Hob.X:12
・五重奏曲第2番 ニ長調 Hob.X:10
・八重奏曲(ディヴェルティメント a 8第2番) ト長調 Hob.X:5
・八重奏曲(ディヴェルティメント a 8第5番) ニ長調 Hob.X:1
音楽家としての長い年月をエステルハージ家に仕えてきたハイドンは、当時上流階級の間で密かなブームであったヴィオール属に属する擦弦楽器バリトン(baryton)をこよなく愛好していたニコラウス1世エステルハージ候のために、多くのバリトンのための作品を作曲した。深く豊かな音色をもち多くの聴衆と演奏者を魅了してきたが、実用的でなかったためにこの楽器は後に廃れていったが、これらの作品はバリトン・パートを別の楽器に置き換え、その後も出版されたりして世に残っていった。今回はバリトンをあえて使用してこれらの作品を演奏し、本来これらの作品が存在した形で当時の息吹を復元させている。
フリーク・ボルストラップ(Freek Borstlap )はビオラ・ダ・ガンバ奏者で古楽器演奏集団"The spirit of Gambo"の芸術監督をしている。
ヤン・ヴィレム・デ・フリエント(Jan Willem de Vriend,1963年~)はオランダのヴァイオリニスト、指揮者。近年では指揮者としての名声が欧米諸国を中心にますます高まっている。2006年からネザーランド交響楽団の首席指揮者兼、芸術監督を務めている。
コンバッティメント・コンソート・アムステルダム(Combattimento Consort Amsterdam) は1982年、伝統的なバロック・レパートリー以外の作品を開拓することを目的に、オランダで結成されたアンサンブル。普段耳にする機会のない作品を、彼らと同時代の大作曲家の作品と並べて演奏することで、耳慣れたレパートリーに新しい一面を発見することができ、その活動は高く評価されている。とりわけ、デ・フェッシュ、ヴァン・ワッセナー、ヘレンダールといったオランダの作曲家の作品をレパートリーにしていることも特徴的である。また、モンテヴェルディやパーセルのオペラ制作にも携わっている。
小編成のアンサンブルのため近接マイクを何本か使用した録音構成であろうが、各楽器からの音はそれぞれか、みずみずしく、クリアであり、特に高弦の高域の音は良く出ている。
また、ボルストラップの奏でるバリトンは生々しい音がしてなかなか良い。
サラウンド・パフォーマンス ☆☆☆
音質 ☆☆☆☆☆
チャンネル 5.1ch
SACDサラウンド・レビュー(92) [サラウンド・サウンド・レビュー]

Brahms
Symphonies Nos. 2 & 3
Marek Janowski/Pittsburgh Symphony Orchestra
PTC 5186 308
録音2007年3月(Symphony No.2)
2007年11月(Symphony No.3)
PentaTone Classics
J.ブラームス:
・交響曲第2番ニ長調Op.73
・交響曲第3番へ長調Op.90
巨匠ヤノフスキのブラームス・チクルスの第2弾。
マレク・ヤノフスキ(Marek Janowski, 1939年2月~ )は、ポーランドのワルシャワ出身の指揮者。少年期にドイツに移り同地で音楽活動を積みあげてきたが、壮年期以降はフランス圏での活動も目立つ。指揮をヴォルフガング・サヴァリッシュらに師事し、フライブルクやドルトムントの歌劇場で音楽監督を務めた後、欧米各地のオーケストラを指揮している。ベートーヴェンやワーグナー、ブラームス、リヒャルト・シュトラウスを得意とする。1984年より2000年までフランス放送フィルハーモニー管弦楽団の音楽監督を務め、極めて高い評価を得る。2000年から、モンテカルロ・フィルハーモニー管弦楽団の音楽監督を務める。また、2001年から2003年にはドレスデン・フィルハーモニー管弦楽団の首席指揮者も兼任していた。2005年よりスイス・ロマンド管弦楽団の音楽監督に就任した。
去年10月のベルリン放送交響楽団 2011年日本公演ではブラームスの交響曲第3番、第4番などを指揮した。
ピッツバーグ交響楽団(Pittsburgh Symphony Orchestra)は、アメリカ合衆国の主要なオーケストラの一つで、ペンシルベニア州ピッツバーグのハインツ・カンパニーによって設立されたハインツ・ホールが本拠地となっている。1895年に設立。主な指揮者はオットー・クレンペラー、フリッツ・ライナー、アンドレ・プレヴィン、ロリン・マゼールなど。アメリカ最古のオーケストラの一つとして知られる。2008年より、マンフレート・ホーネック(Manfred Honeck)を9代目の音楽監督に迎え、新体制がスタートした。
ハインツ・ホールの豊かな残響の中で低弦の響きがとても良い。オーケストラが作り出す音像は奥行きも有り、横に大きく広がっている。サラウンドスピーカーからの音は残響音以外に直接音もかなり入っている。
サラウンド・パフォーマンス ☆☆☆☆
音質 ☆☆☆☆
チャンネル 5ch
マチュピチュ「発見」100年 インカ帝国展 [美術・絵画鑑賞]
上野の国立科学博物館で開催されているインカ帝国展に行ってきました。
ペルーにある空中都市マチュピチュは、伝説の黄金郷ビルカバンバを探し求めていたアメリカ人のハイラム・ビンガムによって1911年に偶然に発見されました。それから100年を経てアンデス文明最後のインカ帝国考古遺物約160点の展示とマチュピチュ3Dスカイビューシアターが公開されていました。
15世紀前半から16世紀前半にかけて繁栄したアンデス文明は、文字や鉄器、車輪を持たなかったことで知られています。特に文字を持ってなかったことで、なかなかその歴史をうかがい知ることができず、謎の解明は困難を極めているそうです。
展示の見せ場は、インカに滅ぼされたチャチャポヤ人の5体のミイラ。盗掘前で布に包まれたままのミイラ、身分の高い人物だったことが予想される成人男性、眼球が残っている少女など。
展示構成は第1部から第4部までに分かれています。
第一部 帝国の始まりとその本質
インカの考古遺物を展示しています。2頭のジャガーに支えられた王の玉座をはじめ、トウモロコシ酒を入れていたというアリバロなど。
第二部 帝国の統治
インカ帝国はパチャクティ王の時代以降、急速に領土を拡大しました。
ローマ街道をもしのぐ総延長約4万Kmに及ぶインカ道の要所には、タンボ(宿駅)がもうけられ、税として徴収した豊かな物資を納める倉庫や行政センターが置かれた。さらに王の命令は、紐に結び目を付けて数を記述するキープを持ったチャスキ(飛脚)がタンボを中継して走り、各地に伝えられました。
第三部 滅びるインカ、よみがえるインカ
インカ帝国は1533年、最後の王アタワルパが処刑されたことにより終焉を迎えますが、その後も抵抗を続けながらも、スペインの同化政策を受け、生活や文化の在り方を変化させていきました。
第四部 マチュピチュへの旅
空中都市・マチュピチュ遺跡を530インチの大型画面の、3Dスカイビューシアターで、いかにも空中散歩しているような体感ができ、感動しました。
以下公式HP参照ください。
http://www.kahaku.go.jp/exhibitions/ueno/special/2011/inka/index.html
ペルーにある空中都市マチュピチュは、伝説の黄金郷ビルカバンバを探し求めていたアメリカ人のハイラム・ビンガムによって1911年に偶然に発見されました。それから100年を経てアンデス文明最後のインカ帝国考古遺物約160点の展示とマチュピチュ3Dスカイビューシアターが公開されていました。
15世紀前半から16世紀前半にかけて繁栄したアンデス文明は、文字や鉄器、車輪を持たなかったことで知られています。特に文字を持ってなかったことで、なかなかその歴史をうかがい知ることができず、謎の解明は困難を極めているそうです。
展示の見せ場は、インカに滅ぼされたチャチャポヤ人の5体のミイラ。盗掘前で布に包まれたままのミイラ、身分の高い人物だったことが予想される成人男性、眼球が残っている少女など。
展示構成は第1部から第4部までに分かれています。
第一部 帝国の始まりとその本質
インカの考古遺物を展示しています。2頭のジャガーに支えられた王の玉座をはじめ、トウモロコシ酒を入れていたというアリバロなど。
第二部 帝国の統治
インカ帝国はパチャクティ王の時代以降、急速に領土を拡大しました。
ローマ街道をもしのぐ総延長約4万Kmに及ぶインカ道の要所には、タンボ(宿駅)がもうけられ、税として徴収した豊かな物資を納める倉庫や行政センターが置かれた。さらに王の命令は、紐に結び目を付けて数を記述するキープを持ったチャスキ(飛脚)がタンボを中継して走り、各地に伝えられました。
第三部 滅びるインカ、よみがえるインカ
インカ帝国は1533年、最後の王アタワルパが処刑されたことにより終焉を迎えますが、その後も抵抗を続けながらも、スペインの同化政策を受け、生活や文化の在り方を変化させていきました。
第四部 マチュピチュへの旅
空中都市・マチュピチュ遺跡を530インチの大型画面の、3Dスカイビューシアターで、いかにも空中散歩しているような体感ができ、感動しました。
以下公式HP参照ください。
http://www.kahaku.go.jp/exhibitions/ueno/special/2011/inka/index.html
特別展「ボストン美術館日本美術の至宝」 [美術・絵画鑑賞]
上野の東京国立博物館平成館で開催されている特別展「ボストン美術館日本美術の至宝」に行ってきました。
東洋美術の殿堂と称されるアメリカのボストン美術館には、10万点を超える日本の美術品が収蔵され、その量と質において世界有数の地位を誇っています。
その中でも、明治政府のお雇い外国人として来日したフェノロサが収集した、「平治物語絵巻」、尾形光琳「松島図屏風」などや、ボストンの医師であり資産家であったウィリアム・スタージス・ビゲローが来日した際に収集した、絵画、彫刻、刀剣類、染織品の中から、曽我蕭白「雲龍図」を始めとする、日本に残っていれば重要文化財や国宝に指定を受けてしかるべき、傑作約90点が展示されていました。
中でも海を渡った二大絵巻の一つの「平治物語絵巻 三条殿夜討巻」の合戦の模様と夜討ちに会って燃え盛る炎の描写が詳細でリアルな表現には感心しました。
又、長谷川等伯の「龍虎図屏風」や尾形光琳の「松島図屏風」も印象深く、曽我蕭白のコーナーの屏風に書かれた力強い筆の捌き、特に感動したのが「雲龍図」で、スケールの大きなこの墨絵は1911年からボストン美術館で保存されていたものを、ふすま絵に修復して今回世界に先駆けて日本初公開されたそうです。
以下公式HP参照ください。
http://www.boston-nippon.jp/
東洋美術の殿堂と称されるアメリカのボストン美術館には、10万点を超える日本の美術品が収蔵され、その量と質において世界有数の地位を誇っています。
その中でも、明治政府のお雇い外国人として来日したフェノロサが収集した、「平治物語絵巻」、尾形光琳「松島図屏風」などや、ボストンの医師であり資産家であったウィリアム・スタージス・ビゲローが来日した際に収集した、絵画、彫刻、刀剣類、染織品の中から、曽我蕭白「雲龍図」を始めとする、日本に残っていれば重要文化財や国宝に指定を受けてしかるべき、傑作約90点が展示されていました。
中でも海を渡った二大絵巻の一つの「平治物語絵巻 三条殿夜討巻」の合戦の模様と夜討ちに会って燃え盛る炎の描写が詳細でリアルな表現には感心しました。
又、長谷川等伯の「龍虎図屏風」や尾形光琳の「松島図屏風」も印象深く、曽我蕭白のコーナーの屏風に書かれた力強い筆の捌き、特に感動したのが「雲龍図」で、スケールの大きなこの墨絵は1911年からボストン美術館で保存されていたものを、ふすま絵に修復して今回世界に先駆けて日本初公開されたそうです。
以下公式HP参照ください。
http://www.boston-nippon.jp/
小金井公園の桜(3) [自然写真]
今日は遅咲きの桜を小金井公園に撮りに行ってきました。
いわゆる里ザクラの通称で知られる八重桜の関山はまだ2~3分咲きでした。
薄墨(ウスズミ)
もと東京の荒川堤で栽培されていた品種で、花柄などに毛が多く、大型の苞をもつ点で白雪に似ていますが花弁の形や葉などが異なっています。
駿河台匂(スルガダイニオイ)
もと東京の荒川堤で栽培されていた品種で、江戸・駿河台の一庭園にあったため、この名がつけられたといわれます。芳香が非常に強い品種です。
嵐山(アラシヤマ)
もと東京の荒川堤で栽培されていた品種で、ウィルソンが荒川堤からPrunus lannesiana form ranzan の名で報告したものはこの品種と同一といわれています。
霞桜(カスミザクラ)
北海道南部、本州、四国、朝鮮半島、中国東北部から東部に分布する野生種です。
普賢象(フゲンゾウ)
もと東京の荒川堤で栽培されていた品種です。その名は室町時代から知られ、花の雌ずいの先端が曲がっていて、その状態が普賢菩薩が乗っている象の鼻に似ているのでこの名がついたといわれています。
江戸(エド)
もと東京の荒川堤で栽培されていた品種です。江戸は八重紅虎の尾、東錦、手毬、糸括などと非常に似ていて区別が難しい品種ですが、他の里桜のグループとは明らかに異なるので川崎哲也はこれらをエド系の里桜としてまとめています。
江戸(エド)
関山(カンザン)
もと東京の荒川堤で栽培されていた品種です。花色が濃紅色で美しく、成育もよいので海外でも広く栽培されています。また、お祝いの席で出される桜湯にはこの花の塩漬けが用いられます。
楊貴妃(ヨウキヒ)
もと東京の荒川堤で栽培されていた品種です。昔、奈良にあった名木といわれ花色も優れた豊満な八重桜ということから、中国の楊貴妃を連想して世人が名づけたといわれます。
一葉(イチヨウ)
もと東京の荒川堤で栽培されていた品種です。花の中にある1本の雌しべが葉化していることからこの名がつけられました。
鬱金(ウコン)
もと東京の荒川堤で栽培されていた品種です。淡黄緑色の花色が、ウコンという植物の根茎を使って染めた色(鬱金色)に似ていることからこの名がつけられたといわれています。御衣黄とは系統的に近縁で、御衣黄の枝変わりによって鬱金型の花を咲かせる枝を生じた例も発見されています。
梅護寺数珠掛桜(バイゴジジュズカケザクラ)
原木は新潟県阿賀野市小島・梅護寺境内にあり、国の天然記念物に指定されています。親鸞上人が京に帰る途中、小島の里に泊り、出立のおりに手に持っていた数珠を桜の枝に掛け「我が弘むる御法にいつわりなくんば花ふさ数珠の如くにならん」というと不思議にもそのようになったのでこの名がつけられたといわれています。
チューリップ

ミツバツツジ
いわゆる里ザクラの通称で知られる八重桜の関山はまだ2~3分咲きでした。
薄墨(ウスズミ)
もと東京の荒川堤で栽培されていた品種で、花柄などに毛が多く、大型の苞をもつ点で白雪に似ていますが花弁の形や葉などが異なっています。
駿河台匂(スルガダイニオイ)
もと東京の荒川堤で栽培されていた品種で、江戸・駿河台の一庭園にあったため、この名がつけられたといわれます。芳香が非常に強い品種です。
嵐山(アラシヤマ)
もと東京の荒川堤で栽培されていた品種で、ウィルソンが荒川堤からPrunus lannesiana form ranzan の名で報告したものはこの品種と同一といわれています。
霞桜(カスミザクラ)
北海道南部、本州、四国、朝鮮半島、中国東北部から東部に分布する野生種です。
普賢象(フゲンゾウ)
もと東京の荒川堤で栽培されていた品種です。その名は室町時代から知られ、花の雌ずいの先端が曲がっていて、その状態が普賢菩薩が乗っている象の鼻に似ているのでこの名がついたといわれています。
江戸(エド)
もと東京の荒川堤で栽培されていた品種です。江戸は八重紅虎の尾、東錦、手毬、糸括などと非常に似ていて区別が難しい品種ですが、他の里桜のグループとは明らかに異なるので川崎哲也はこれらをエド系の里桜としてまとめています。
江戸(エド)
関山(カンザン)
もと東京の荒川堤で栽培されていた品種です。花色が濃紅色で美しく、成育もよいので海外でも広く栽培されています。また、お祝いの席で出される桜湯にはこの花の塩漬けが用いられます。
楊貴妃(ヨウキヒ)
もと東京の荒川堤で栽培されていた品種です。昔、奈良にあった名木といわれ花色も優れた豊満な八重桜ということから、中国の楊貴妃を連想して世人が名づけたといわれます。
一葉(イチヨウ)
もと東京の荒川堤で栽培されていた品種です。花の中にある1本の雌しべが葉化していることからこの名がつけられました。
鬱金(ウコン)
もと東京の荒川堤で栽培されていた品種です。淡黄緑色の花色が、ウコンという植物の根茎を使って染めた色(鬱金色)に似ていることからこの名がつけられたといわれています。御衣黄とは系統的に近縁で、御衣黄の枝変わりによって鬱金型の花を咲かせる枝を生じた例も発見されています。
梅護寺数珠掛桜(バイゴジジュズカケザクラ)
原木は新潟県阿賀野市小島・梅護寺境内にあり、国の天然記念物に指定されています。親鸞上人が京に帰る途中、小島の里に泊り、出立のおりに手に持っていた数珠を桜の枝に掛け「我が弘むる御法にいつわりなくんば花ふさ数珠の如くにならん」というと不思議にもそのようになったのでこの名がつけられたといわれています。
チューリップ

ミツバツツジ
SACDサラウンド・レビュー(91) [サラウンド・サウンド・レビュー]

Beethoven
Symphonies Nos. 4 & 6
Jan Willem de Vriend/The Netherlands Symphony Orchestra
CC 72361
録音2009年7月(Symphony No.4)
2008年6月(Symphony No.6)
Challenge Classics
L.V.ベートーヴェン:
・交響曲第4番 変ロ長調 Op. 60
・交響曲第6番 ヘ長調 「田園」 Op. 68
ヴァイオリンニストとしても超一流の実力のある、ヤン・ヴィレム・デ・フリエントとネザーランド交響楽団によるベートーヴェン交響曲全集の第1弾。
ホールの残響が豊かな、ダイナミックレンジの大きい録音であるが、高弦の高域の音が少し濁って聞こえる。
交響曲第4番は歯切れの良い演奏で、木管の音が美しい。交響曲第6番の方が低域の音は良く鳴っているように感じた。
サラウンド・パフォーマンス ☆☆☆☆
音質 ☆☆☆☆
チャンネル 5.1ch
SACDサラウンド・レビュー(90) [サラウンド・サウンド・レビュー]

Bach
Die Kunst der Fugue
Jordi Savall/Hesperion XX
AVSA 9818
録音1986年3月
ALIA VOX
J.S.バッハ:フーガの技法 ニ短調 BWV.1080
1986年にASTREEレーベルで録音されたマスターをALIA VOXにより2001年に24Bit/96KHzでDSDリマスタリングしたハイブリッド盤のSACD。4つのヴィオラ・ダ・ガンバによるヴィオール・コンソートにコルネット、オーボエ・ダ・カッチャ、トロンボーン、ファゴットの4つの木管を加えた独自の編成による演奏で、各声部の動きが明確に分かるようになっている。この録音は、ジョルディ・サヴァールにとっても代表作のひとつで、サヴァールのバッハCD中、初SACD化されたアイテム。
録音場所はフランスのヴォークリューズ県ロクモル、洗礼者ヨハネ参事会教会
フーガの技法(独: Die Kunst der Fuge、英: The Art of Fugue)は、ヨハン・ゼバスティアン・バッハにより1740年代前半に作曲がはじめられ、バッハ最晩年となる1740年代後半に作曲と並行して出版が準備されたが、その途中で作曲者の視力が低下、未完成のフーガ1曲を残したまま作曲が中断された。何人かの音楽学者によって「最初の12曲が1742年に、チェンバロ独奏を想定して作曲された」ことが判明しているが、残りのフーガを書き始めた経緯は、今もなお不明である。曲集はバッハの死後、未完成のまま出版された。様々な様式・技法による14曲のフーガと4曲のカノンが現行の多くの版に収録されている。彼は、熟練した対位法技法を用いて、単純な主題を入念に組み合わせることによって、音楽性を引き出すことに成功した。
フーガの技法は、他に例を見ない緊密な構築性と創造性によって、クラシック音楽の名作の一つだと考えられている。初版は、バッハの時代に一般的に使用された鍵盤楽器で演奏できるように作曲されていながら、オープンスコアで書かれており、しかも楽器指定がなされていない。
DSDリマスタリングされた音は大変クリアでヴィオールの響きが美しい。音源はアナログだがデジタル的にノイズ処理されているためか、ノイズ成分はない。
サラウンド・パフォーマンス ☆☆☆
音質 ☆☆☆☆
チャンネル 5ch
甲斐の国・桜撮影三昧 [自然写真]
SACDサラウンド・レビュー(89) [サラウンド・サウンド・レビュー]

Dvorak
Symphonies Nos. 6 & 9
BIS-SACD-1566
Thomas Dausgaard/Swedish Chamber Orchestra
録音2006年4月,5月
BIS
A.ドヴォルザーク:
・交響曲第6番 ニ長調 Op. 60
・交響曲第9番 ホ短調 「新世界より」 Op. 95
このアルバムはBISレーベルによるダウスゴーとスウェーデン室内管弦樂団によるロマン派の交響曲作品を取り上げた"Opening Doors"シリーズの一つである。
録音場所はスウェーデンのオレブロ・コンサート・ホール
トーマス・ダウスゴー(Thomas Dausgaard, 1963年7月~ )はデンマークの指揮者で、トマス・ダウスガードとも記されることがある。
コペンハーゲンに生まれ、同地の王立デンマーク音楽院、ロンドンの王立音楽大学に学ぶ。1997年よりスウェーデン室内管弦楽団の首席指揮者に就任、その後2004年8月にはデンマーク国立響の首席指揮者に就任した。その溢れんばかりのエネルギーと創造性のもと両オーケストラは目覚ましい変化を遂げており、2010年夏のBBCプロムスでは彼の指揮のもと、両オーケストラが出演し観客や評論家より絶賛された。
2012年3月に来日し、新日本フィルハーモニー交響楽団と共演した。
スウェーデン室内管弦楽団(Swedish Chamber Orchestra)はエーレブルー・スウェーデン室内管弦楽団(瑞: Svenska Kammarorkestern Örebro)とも呼ばれ、スウェーデン・エーレブルー市を本拠地とするスカンジナビアで唯一の専任の室内オーケストラである。
1995年にエーレブルー室内管弦楽団(Örebro Kammarorkester)とエーレブルー管楽合奏団(Örebro Kammarblåsare)が合併して設立。1997年から現在までトーマス・ダウスゴーが音楽監督を務めている。
豊かなホールの残響の中、音像空間は大きく前後左右に広がっている。低弦の響きは良いが、高弦の高域の伸びはあまりない。サラウンド・スピーカーからは残響音がメイン。
サラウンド・パフォーマンス ☆☆☆☆
音質 ☆☆☆☆
チャンネル 5ch
SACDサラウンド・レビュー(88) [サラウンド・サウンド・レビュー]

Rachmaninov
The Bells, Symphonic Dances
Semyon Bychkov/WDR Sinfonieorchester Köln
PH07028
録音2006年9月
Profil
S.ラフマニノフ:
・合唱交響曲 「鐘」Op. 35
・交響的舞曲 Op. 45
4つの楽章からなる交響曲「鐘」は、声楽の入った特殊な交響曲で、エドガー・アラン・ポーの詩を、ロシア象徴主義の詩人であるコンスタンチン・バリモントがロシア語に訳したものに作曲されたもので、スケートのフリー演技で浅田真央が使用したピアノ曲のラフマニノフの「鐘」とは別もの。
ラフマニノフの作品は、ノヴゴロドやモスクワで少年時代から聞いてきた教会の鐘の音に大きな影響を受けている。
セミヨン・ビシュコフ(Semyon Bychkov, 1952年11月~ )は、ロシアのレニングラード出身で、妻はピアニストのマリエル・ラベック。弟は同じく指揮者のヤコフ・クライツベルク。イリア・ムーシンに師事して指揮を学ぶが、75年にアメリカ合衆国に亡命。西側諸国のオーケストラで活発に客演活動を行ない、コンセルトヘボウ管弦楽団やニューヨーク・フィルなど第一線オーケストラとの仕事で高い評価を得た。85年からバッファロー・フィル、89年からパリ管弦楽団の音楽監督を務める。97年、ケルンWDR交響楽団の首席指揮者に就任。
ケルンWDR交響楽団(WDR Sinfonieorchester Köln)は1947年、北西ドイツ放送(NWDR)のケルン放送局の開局と同時に、ケルン放送交響楽団(Kölner Rundfunk-Sinfonieorchester)が設立され、1956年に、WDR(西部ドイツ放送協会)が分離独立すると、オケはその管轄下になった。60年代後半には若きクリストフ・フォン・ドホナーニが首席をつとめた。77~83年には若杉弘、83~91年にはガリー・ベルティーニ、その後はハンス・フォンクが首席をつとめている。ベルティーニとはマーラー全集を録音している。コンサートミストレスに荻原尚子、首席コントラバスに河原泰則がいる。2010年からはユッカ=ペッカ・サラステが首席指揮者をつとめている。
ダイナミックレンジが大変大きな録音で、リアースピーカーからの音にはホールの残響音がかなり入っており、サラウンド感は大変良い。
演奏は、交響的舞曲の方のほうが良かった。
サラウンド・パフォーマンス ☆☆☆☆☆
音質 ☆☆☆☆
チャンネル 5ch
小金井公園の桜(2) [自然写真]
先週の7日にはまだ蕾が硬かった桜を撮ってきました。昨日の雨と風でソメイヨシノはだいぶ散り始めましたが、大島桜はまだ5~6分咲き、といったところでした。
大島桜(オオシマザクラ)
大島桜(オオシマザクラ)
山桜(ヤマザクラ)
白雪(シラユキ)
駒繋(コマツナギ)
御車返し(ミクルマガエシ)
有明(アリアケ)
江北匂(コウホクニオイ)
染井吉野(ソメイヨシノ)
大島桜(オオシマザクラ)
大島桜(オオシマザクラ)
山桜(ヤマザクラ)
白雪(シラユキ)
駒繋(コマツナギ)
御車返し(ミクルマガエシ)
有明(アリアケ)
江北匂(コウホクニオイ)
染井吉野(ソメイヨシノ)
SACDサラウンド・レビュー(87) [サラウンド・サウンド・レビュー]

Haydn
Cello Concertos, Symphony No. 22
Michal Kanka (cello)
Prague Chamber Orchestra
PRD/DSD 250209
録音2003年11月/2004年1月
Praga Digitals
J.ハイドン:
・チェロ協奏曲第1番 ハ長調 Hob.VIIb-1
・チェロ協奏曲第2番 ニ長調 Hob.VIIb-2
・交響曲第22番 変ホ長調「哲学者」(初稿)
ミハル・カニュカ(Michal Kanka,1960年~)はプラハに生まれ、ミルコ・シュカンパの指導により7歳でチェロを始める。長じてプラハ音楽院でヴィクトル・モウチュカ教授(有名なヴラフ弦楽四重奏団のチェリスト)の下で研鑽を積む。 1980年にプラハの春国際音楽コンクールで名誉賞を受賞。その一年後、チェコスロヴァキア(当時)国内コンクールで全部門から選ばれるグランプリを獲得した。それに続き、1982年モスクワでのチャイコフスキー・チェロ・コンクール、1983年プラハの春国際音楽コンクール(第1位)などで上位入賞を果たす。1986年にはミュンヘン国際音楽コンクールの勝者となった(第1位なしの第2位)。
プラハ室内管弦楽団(Prague Chamber Orchestra)は、チェコ・プラハを本拠地とする室内オーケストラである。
1951年にプラハ放送交響楽団のメンバーを団員として設立されたが、1965年にプラハ放送交響楽団の活動から独立する。国内でのコンサートやプラハの春音楽祭に出演するなど幅広く活動している。指揮者を置かないオーケストラとして知られるが、稀に指揮者を置いての演奏も行う。
プラハ室内管弦楽団は指揮者なしで演奏することを得意としているが、このアルバムでも指揮者を使っていない。
ソロのチェロの音は前に出過ぎているが、中、低域の音が美しい。バックの演奏は小編成のためか、あまり奥行き感が無いが、高弦は高域の伸びが有り、音質は大変良い。
録音レベルは大きめである。
サラウンド・パフォーマンス ☆☆☆
音質 ☆☆☆☆☆
チャンネル 5.1ch
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