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金田式電流伝送DCアンプ自作(4) [オーディオ]

パワーIVC本体ケースのパネル穴開け、基板サポート用Lアングルの穴あけなどの加工を行いました。
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厚さ3mmのリアパネルのLXRコネクター2か所の穴径20φの穴開けにはてこずりました。ドリルとリーマ、ヤスリを使用しての手作業で、冬時なのに汗だくになりました。
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パワーIVC本体ケース部品表
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底面の配線面側のフレームと天板と底板の取り付けを除いてケースが組み上がったところで、フロントパネル、リアパネルと各基板間の配線、IVCパワーアンプ基板と出力段基板間の配線、保護回路基板とIVCパワーアンプ基板間の配線を行いました。
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今後、配線チェックをして、保護回路から順次動作チェック、調整に入り、周波数特性などのデータを測る予定です。

金田式電流伝送DCアンプ自作(3) [オーディオ]

ACアダプタの筐体のパネル及び底板の穴あけ加工と組み立て、パネル部品取り付け、トランスの取付などを行ないました。
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電源容量には余裕が有りそうなので、将来もう3台パワーIVCを増設し、4チャンネル・マルチアンプとした場合にも電源を供給可能にする予備用ブッシングも設けました。

フロントパネルとリアパネルの材質はアルミですが板厚が3mmなので6mmφ以上の穴開けには手持ちのドリル歯が無く、リーマで穴を広げる作業に時間を要しました。
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フロントパネル、バックパネル、底板の穴開け終了後に筐体の組み立て、パネル部品の取り付け、底板に20mmのスペサーを介し±15V基板、+25V整流基板の取り付け、トランスと基板間、基板とパネル間などの配線を行いました。
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その後手持ちのヒューズ2Aをホールダーに入れ、無負荷の状態で電源を投入すると、一瞬でヒューズが切れてしまい、一寸焦りました。考えてみれば、無負荷の状態でも28,000μFものコンデンサーなどがあり、その充電で突入電流が相当に流れるのですね。正式な5Aのものに変えたら、無負荷の状態でありますが、問題なく整流電圧があることを確認しました。
+24V→+27.13V  リップルノイズ 1.96mV P-P
+15V→+17.93V  リップルノイズ 1.84mV P-P
-15V→-17.67V   リップルノイズ  1.88mVP-P
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SACDサラウンド・レビュー(711) [サラウンド・サウンド・レビュー]

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Fantasies, Rhapsodies & Daydreams
Arabella Miho Steinbacher(Violin)
Lawrence Foster/ Orchestre Philharmonique de Monte-Carlo
PTC5186536
録音 2014年10月
PentaTone Classics

・ワックスマン:カルメン幻想曲
・サラサーテ:ツィゴイネルワイゼン
・ヴォーン・ウィリアムズ:揚げひばり
・サン=サーンス:ハバネラ Op.83
・サン=サーンス:序奏とロンド・カプリチオーソ
・マスネ:タイスの瞑想曲
・ラヴェル:ツィガーヌ

アラベラ・美歩・シュタインバッハー(Arabella Miho Steinbacher, 1981年11月~)はドイツのヴァイオリンニスト。ミュンヘンでドイツ人の父親と日本人の母親との間に生まれた。ヴァイオリンを始めたのは3歳からで、9歳時にはミュンヘン音楽大学にてアナ・チュマチェンコのもとで学んだ。ドロシー・ディレイやイヴリー・ギトリスにも師事した経歴を持つ。2000年にハノーファーで開催されたヨーゼフ・ヨアヒム・ヴァイオリン・コンクールで入賞、翌年にはバイエルン州より奨学金を授与された。ソリストとしてのキャリアは、2004年パリでの劇的で予期せぬデビューに始まる。急病のチョン・キョンファに代わって、舞台に立ち、ネヴィル・マリナー指揮フランス放送フィルハーモニー管弦楽団とベートーヴェンの協奏曲を演奏し、大成功を収める。その後も、彼女の成功が継続している理由は、20曲以上の協奏曲を含む、その多彩で奥深いレパートリーにある。即ち、全ての古典派やロマン派時代の主要な協奏曲に加えて、バーバー、バルトーク、ベルク、グラズーノフ、ハチャトリアン、ミヨー、プロコフィエフ、シュニトケ、ショスタコーヴィチ、ストラヴィンスキー、シマノフスキー、ハルトマン、そしてグバイドゥリーナの「オフェルトリウム」と多様である。CDでの受賞には、エコー・クラシック賞(ドイツでのグラミー賞)の年間ヤング・アーティスト賞、<ル・モンド・デュ・ラ・ミュジーク>のレ・ショック・デュ・モワ賞、そして二つのドイツ・レコード批評家賞がある。以前ユリア・フィッシャーが使用していたストラディヴァリウス「Booth」(1716年製、日本音楽財団貸与)を使用している。最近では2011年5月に来日し、ドヴォルザークの協奏曲などを演奏した。
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ローレンス・フォスター(Lawrence Foster,1941年10月~)は、アメリカ合衆国の指揮者。 カリフォルニア州ロサンゼルスでルーマニア系の両親の元に生まれる。ズービン・メータの下でロサンジェルス・フィルハーモニックの副指揮者として研鑽を積んだ後タングルウッド音楽センターで学び、1966年にクーセヴィツキー賞を受賞する。以後NHK交響楽団を始め、モンテカルロ・フィルハーモニー管弦楽団やフランクフルト放送交響楽団、北ドイツ放送交響楽団など様々なオーケストラの指揮者を務めている。
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モンテカルロ・フィルハーモニー管弦楽団(Orchestre Philharmonique de Monte-Carlo)は、モナコのモンテカルロに本拠を置くオーケストラである。モンテカルロ歌劇場(Opéra de Monte-Carlo)でのオペラ公演も行う。1856年に設立される。オペラ公演時は「モンテカルロ国立歌劇場管弦楽団」を名乗っていたが1980年に現在名に統一され、モナコ王室の庇護の下その規模を拡大し創設150周年を迎えた。F1で有名なトンネル内入口のあるオーディトリアムを本拠地に、モンテカルロ歌劇場、グリマルディ・フォーラムの3カ所で定期公演を行っているほか、毎年夏に宮殿の中庭にてオープンエアの演奏会を開催している。1967年から5年間、音楽の魔術師と異名をとったイーゴリ・マルケヴィチが音楽監督として楽団の水準を引き上げ、73年からはロヴロ・フォン・マタチッチがその後を継いだ。90年以降は、ジャンルイジ・ジェルメッティ、ジェームズ・デプリースト、マレク・ヤノフスキ、ヤコフ・クライツベルクといった現代の音楽界を代表する俊英指揮者が音楽監督を務めてきた。ヤコフ・クライツベルクが亡くなってから続いていた空席に2016年9月より山田和樹が音楽監督兼芸術監督に就任した。
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ソロのヴァイオリンとバックのオケとの音のバランスは良い。モンテカルロ、レーニエ3世オーディトリアムでの収録だが残響は多めで、音場は左右、奥行き方向にも広い。低域弦は豊かな響きをしている。


サラウンド・パフォーマンス  ☆☆☆
音質           ☆☆☆☆
チャンネル         5ch

金田式電流伝送DCアンプ自作(2) [オーディオ]

通販などで購入した部品がそろったので、基板の部品実装と回路配線を行いました。

① パワーIVC基板

パワーIVC基板部品表
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初段の差動アンプは2SK117BLをペアーで使用するため、Idssがそろったものを熱結合することを要求されており、8.4mAのものをネットオークションで購入しました。
定電流回路はNo.228と同じ回路にし、トランジスタの東芝製2SC2240を使用。これもすでにディスコンですが、秋月電子には在庫が有り、単価30円でした。
2段目の差動アンプにはFETでなく、NECのキャンタイプトランジスタ2SA606で、とっくにディスコンになっていますが、若松通商に在庫していました。これもペアーで使用し、熱結合します。
ドライブ段にはNo.228と同じルネサス製2SK214を使用。これもすでに入手性は悪く、ネットオークションで購入。
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出力段はNo.222で使用しているローム製SCH2080KEを使用します。これに決めた理由は、同じシリコンカーバイトMOS-FETのSCTMU001は通販での秋月電子、若松通商では同価格の4,980円、SCH2080KEは現在も生産中で秋月電子、若松通商が5,600円、千石電商7,340円で、とても高価。DIGIKEYは3,235円、RSコンポーネンツが2,826円と価格にかなり差が有り、一番安価なRSコンポーネンツから購入しました。
東芝のダイオード1S1588の代替えは秋月電子に在庫していた日立製1S2076にしました。

② 出力段基板
SCH2080KEの実装はNo.222と同じように別基板にしました。
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③ 保護回路基板
DC検出部と保護回路制御部を1枚の基板に入れました。今回はバッテーリー駆動しないのでバッテリーチェック回路は省きました。
ルネサスの2SJ217 の代替えは2SJ554を2SK2554の 代替えは2SK2955にし、ツェナーダイオードHZ6C2の代替えは秋月電子に在ったGDZ6.2Bにしました。

保護回路基板部品表
金田式DCアンプ_保護回路基板部品表.jpg

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④ACアダプタ

ACアダプタ部品表
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ACアダプタ±15V整流基板
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ACアダプタ+25V整流基板
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基板への実装と導通チェックが終わったので、次はACアダプタのケース加工、組立配線を行おうと思います。

秋葉原電気街散策(2) [その他]

2ヵ月ぶりに上野の東京美術館に行った帰りに、自作DCアンプの不足パーツを買う目的もあり、今回も秋葉原で途中下車し前回は訪ねなかった電気街を散策してきました。

ラジオ会館
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ラジオ会館5Fにある若松通商駅前店
金田式DCアンプの専用部品を扱っています。この店で不足していたスケルトン抵抗や金皮抵抗などを買いました。
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ニュー秋葉原センター
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ニュー秋葉原センターには以前はダイナミックオーディオをはじめ、オーディオ関連の店がいろいろと入っていましたが、1Fに春日無線変圧器が残っているだけみたいです。
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マルツパーツ館秋葉原2号店
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コイズミ無線
スピーカー関連に特化したショップです。AKB48劇場が入っているドンキホーテの先の御徒町駅寄りにあります。
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ゴッホとゴーギャン展 [美術・絵画鑑賞]

本日、上野の東京都美術館で開催されている「ゴッホとゴーギャン展」に行ってきました。
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ともに印象派の影響を受けたが、画風も生い立ちも異なるゴッホとゴーギャンは1888年に南仏アルルの「黄色い家」で約2カ月間の共同生活を送ったほどの仲でしたが、互いの芸術観の違いから破綻してしまったそうです。しかし、手紙を通じた2人の交流はゴッホの死まで続きました。

今日は月一回のシルバーデーとあって、午後にも関わらず30分待ちでした。
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以下印象に残った作品

フィンセント・ファン・ゴッホ
自画像 1887年 油彩
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フィンセント・ファン・ゴッホ
モンマルトル、ムーランド・ラ・ギャレットの裏 1887年 油彩
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ポール・ゴーギャン 
マルティニク島の風景 1887年 油彩
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フィンセント・ファン・ゴッホ
グラスに生けた花咲くアーモンドの小枝 1888年 油彩
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フィンセント・ファン・ゴッホ
収穫 1888年 油彩
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フィンセント・ファン・ゴッホ
ゴーギャンの椅子 1888年 油彩
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フィンセント・ファン・ゴッホ
オリーブ園 1889年 油彩
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ポール・ゴーギャン
タヒチの3人 1899年 油彩
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ポール・ゴーギャン
肘掛け椅子のひまわり 1901年 油彩
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金田式電流伝送DCアンプ自作(1) [オーディオ]

購入した図書や金田式電流伝送DCアンプの作成ブログなどを調べてみて何を作るか検討しました。
ユニバーサル基板にディスクリート部品を実装する方式の金田式DCアンプの作成は、指定部品の半導体のほとんどのものがディスコンになっており、ネットオークションやパーツショップに在庫している高価なものを手に入れるか、別の代替え部品に変える必要があることが判明しました。

DCアンプの初心者としては回路が複雑でなく、製作、調整がしやすく、出力パワーも大きくないもので、MJ 2012年10月、11月に掲載されたNo.222か2013年10月、11月に掲載のNo.228に絞りました。
No.222とNo.228は回路も似ており、出力段にはSiC MOS-FET採用しており、使用部品が共通しているものがほとんどです。
No.222とNo.228とも、ノイズ低減を考慮して、バッテーリーで駆動することを前提として設計されたものですが、今回はACアダプタと称する、外置きの電源ボックスで駆動しようと思います。駆動電圧が低いので出力は大きくありませんが、電源トランスの容量は大きくなく、小型化でき比較的安価で作れそうです。
MJ掲載の金田氏の製作記事には、以前からずっと部品表が掲載されていないのはなぜですかね?

部品の入手性を調べるため部品表を作成しました。

No.222パワーIVC基板部品表(1ch分)
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No.228パワーIVC基板部品表(1ch分)
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両者の主な相違点は定電流回路にNo.222ではFETの2SJ103BL、No.228ではトランジスタの2SC2240を使用し、ドライバー段ではNo.222がトランジスタの2SC959、No.228はFETの2SK214、出力段にはそれぞれシリコンカーバイト製Sic MOS-FETのNo.222が2SK2554またはSCH2080KE、No.228はロームが音楽用に特化し開発したSCTMU001です。

調査した結果、部品の入手しやすさ、価格などを考慮し、代替え部品に変更したり、No.222とNo.228の回路が混ざったもので作成することにしました。

新宿散策 [その他]

この時期毎年行われている高校時代の同期が集う飲み会が新宿であったので、早めに集まった4人で街を散策してきました。

最初は南口すぐ前にできたバスタ新宿に行ってみました。
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バスタ新宿はJRの高架に在ります
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次に新宿御苑に行ってみました。
見ごろをむかえていたジュウガツザクラ
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日本庭園を巡りながら鑑賞できる伝統の「菊花壇展」を開催していました。
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SACDサラウンド・レビュー(710) [サラウンド・サウンド・レビュー]

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GLAZUNOV KHCHATURIAN VIORIN CONCERTOS
1047-2
Philippe Quint (violin)
Steven Sloane/Bochumer Symphoniker
録音 2014年5月
Avanti Classic

カバレフスキー:「コラ・ブルニョン」 Op.24 序曲
グラズノフ:ヴァイオリン協奏曲イ短調 Op.82
ハチャトゥリアン:ヴァイオリン協奏曲ニ短調

フィリップ・クイント(Philippe Quint,1974年~)はロシア、サントペテルブルグ生まれのロシア系アメリカ人のヴァイオリニスト。モスクワ音楽院にてヴァイオリンをアンドレイ・コルサコフに師事。9歳でオーケストラと初共演した。1991年にアメリカに移住し、ジュリアード音楽院にてドロシー・ディレイ、チョーリャン・リン、川崎雅夫に師事した他、I.パールマンやA.スタインハートにも師事。2010年よりストラディヴァリウス協会より貸与された「ルビー」を使用。
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スティーヴン・スローン(Steven Sloane,1958年~)はロサアンゼェルス生まれのイスラエル系アメリカ人の指揮者。16歳で指揮をすることに興味を持ち、カリホルニア大学ロサアンゼェルス校で学ぶ。指揮をユージン・オーマンディ、F・フェラーラとガリー・ベルティーニに師事。1994年にボーフム交響楽団の音楽監督に就任し現在に至る。
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ボーフム交響楽団(Bochumer Symphoniker)は1919年にドイツ北西部、エッセンとドルトムントの中間に位置する町のボーフム市立オーケストラとして創設された。歴代の音楽監督のもと、前衛的なプ ログラムでオーケストラは広く名声を得てパウル・ヒンデミット、エルンスト・クルシェネク、エルヴィン・シュルホフのような作曲家と共演し、彼らの作品 を演奏した。1970年代に大編成になり、ボーフム交響楽団と改名した。1994年に音楽監督に就任したイスラエル系アメリカ人の指揮者スティーヴン・スローンのもと、オーケストラは革新的な趣向の企画を通してレパートリーの幅を広げてきた。1995年のイスラエル公演や1997年のアメリカ公演をはじめ、国内外を問わず、数々のコンサートや音楽祭に招聘されている。
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各楽器の位置がしっかり定位し、左右、奥行き方向にも広がり感のある収録になっている。ソロのヴァイオリンはナチュラルな響きをしており、少し前に出た感がある。バックのオーケストラの音は1ポイントマイクをメインとした録音と思われ、コンサートホールで聴く音に近い。サラウンドスピーカーからの音はほぼ直接音が占める。録音はドイツ、ボーフム、RuhrCongresse Bochum

サラウンド・パフォーマンス  ☆☆☆
音質           ☆☆☆☆
チャンネル         5.1ch

金田式電流伝送DCアンプの自作検討 [オーディオ]

オーディオ関連の自作で次にやることを模索していましたが、「無線と実験」を読んでいて「金田式DCアンプ」の評判が良いので,トライしてみようと資料や情報を集め始めました。

今回購入した図書
①電流伝送方式オーディオDCアンプ プリアンプ&デジタルオーディオ編
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②電流伝送方式オーディオDCアンプ パワーアンプ&DC録音編
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金田式電流伝送DCアンプは、2007年まで秋田大学の物理学教室で教鞭をとられていた金田明彦氏が1973年以来、「時空を超えた音楽再現」をめざしDCアンプシリーズを「無線と実験」に連載しつづけています。

以下金田氏のDCアンプ推薦文
「世の中には生の音楽が聞きたくても,なかなか聞けない人が大勢います。その様な人たちの夢を叶えるのが,オーディオであり,DCアンプです。DCアンプは「音楽を再現する」と言うただ一つの目的のために,生まれ,進化して来ました。同じアンプでも利益を第一目的にするメーカー製アンプとは,根本的に音が違うのは,目的が違うからです。」

使用部品についてのこだわり
信号ケーブルや電源コードには情報を正確に伝達する方向があり、導線が作られる過程の熱間圧延などで引き延ばされ結晶の並び方に差が出る、すなわち方向性、異方性が出るとしている。これが音にも影響すると指摘しています。
また、同様に抵抗、コンデンサー等のパーツも方向性を持っているとしており、金田氏設計の回路図にはΔマークでパーツのホット側の向きを示している。

スケルトン抵抗は金田氏が考案した福島双羽電機製造の酸化金属皮膜抵抗器の表面に塗装をしていないもので、秋葉原の若松通商が扱っているようです。0.5Wと2Wが有り、いずれも単価324円と高価です。

巻き線抵抗や酸化金属皮膜抵抗器は巻線や酸化被膜がコイル状になっており、インダクタンス成分があったり, 浮遊容量が大きかったりしてあまり良くないように思いますが、オーディオで扱う周波数では、その影響を受けないのですかね?

SACDサラウンド・レビュー(709) [サラウンド・サウンド・レビュー]

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MOZART
Piano Concertos Nos. 1-4
BIS-2094
Ronald Brautigam(fortepiano)
Michael Alexander Willens/Kölner Akademie
録音 2015年8月
BIS


モーツァルト:
・ピアノ協奏曲第3番 ニ長調 K.40
・ピアノ協奏曲第1番 ヘ長調 K.37
・ピアノ協奏曲第2番 変ロ長調 K.39
・ピアノ協奏曲第4番 ト長調 K.41

ロナルド・ブラウティハム(Ronald Brautigam,1954年10月~)はブラウティガムと呼ばれることもある。オランダの主要なピアノ演奏家の一人。アムステルダムに生まれ、スウェーリンク音楽院でヤン・ウィーンに師事。その後、ルドルフ ・ ゼルキンについてアムステルダム、ロンドン、アメリカ合衆国で学んだ。1984 年にオランダの権威ある音楽賞のNederlandse Muziekprijsを受賞した。リッカルド・シャイー、シャルル・デュトワ、ベルナルド・ハイティンク、フランス・ブリュッヘン、フィリップ・ヘレヴェッヘ、クリストファー・ホグウッド、アンドルー・パロット、ブルーノ・ワイルなどの著名な指揮者のもと、主要なヨーロッパのオーケストラと定期的に共演している。

ミヒャエル・アレクサンダー・ヴィレンズ(Michael Alexander Willens)はアメリカの指揮者。ジュリアード音楽院にて指揮をジョン・ネルソン(ジュリアード音楽院)、レナード・バーンスタイン(タングルウッド)などに学ぶ。リンカーンセンターのグレート・パフォーマーズ・シリーズやドイツ、オーストリア、フランス、スペイン、イタリアなどの主要な音楽祭に出演。ケルン・アカデミーの音楽監督。

ケルン・アカデミー(Kölner Akademie)は指揮者のミヒャエル・アレクサンダー・ヴィレンズによって、1996年に創設されたドイツのケルンを拠点とするオーケストラ。レパートリーは17世紀から21世紀までの音楽で、それらの作品をその時代の演奏解釈のもとに時代に合った楽器(バロック、クラシックなど)を使い分ける。歴史的研究を追求し、作曲家の意図を引き出すことを心がけるその演奏は新鮮で自然に聴こえ、作品の本来の姿を生き生きと響かせる。2013年5月にブラウティガム、ヴィレンズと共に来日し、モーツアルトのピアノ協奏曲などを演奏した。
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使用フォルテピアノはポール・マクナルティ製作(2007年)のヨハン・アンドレアス・スタイン製作(1788年)のレプリカ

もともとモダンピアノに比べて音量の少ないフォルテピアノだが、それを意識したのか音量は抑え気味にミキシングされている。バックの演奏はナチュラルな音をしており、特に高域弦のクリアーな響きが印象に残った。ホールの残響も適度にあり、好録音。サラウンドスピーカーからの音はアンビエンスがメイン。収録はドイツ、ケルン、ドイツ公共放送局・カンマームジークザール(Deutschlandfunk Kammermusiksaal)でのセッション

サラウンド・パフォーマンス  ☆☆☆☆
音質           ☆☆☆☆
チャンネル         5ch

SACDサラウンド・レビュー(708) [サラウンド・サウンド・レビュー]

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LISZT TRANSCENDENTAL ETUDES
MYR019
Kirill Gerstein(piano)
録音 2015年12月
Myrios Classic

リスト:超絶技巧練習曲集 S139/R2b
・第1番 前奏曲 ハ長調
・第2番 モルト・ヴィヴァーチェ イ短調
・第3番 風景 ヘ長調
・第4番 マゼッパ ニ短調
・第5番 鬼火 変ロ長調
・第6番 幻影 ト短調
・第7番 英雄 変ホ長調
・第8番 荒々しき狩り ハ短調
・第9番 回想 変イ長調
・第10番 アレグロ・アジタート・モルト ヘ短調
・第11番 夕べの調べ 変ニ長調
・第12番 雪あらし 変ロ短調

超絶技巧練習曲(仏:Études d'exécution transcendante, サール番号:S.139, ラーベ番号:R.2b)は、リストの作曲した、ピアノのための12の練習曲で、2度にわたる改訂が行われている。すべて異なる調で書かれており、2曲組で同じ調号の長調と短調(平行調)とし、2曲ごとに調号の♭がひとつずつ増えていく。この事とタイトルから、初版と第2版とでは全ての調性を網羅しようとしていたが結局断念して12曲に落ち着いたと考えられる。初版と第2、3版では曲順が異なる。1852年(41歳)に 第3稿が出版され、今日もっとも頻繁に演奏されているのはこの稿である。

キリル・ゲルシュタイン(Kirill Gerstein, 1979年10月~)は、ロシア、ヴォロネジ生まれのピアニスト。父親の影響でジャズに興味を持ち、1993年にアメリカのバークリー音楽大学のサマースクールに招聘され、その後正規の学生となり14歳にして大学設立以来の最年少の大学生となった。その後クラシック音楽に戻り、マンハッタン音楽学校でソロモン・ミコウスキーに師事。20歳で音楽の学士と修士号を得た。さらにマドリードのソフィア王妃音楽大学でドミトリー・バシキーロフ、クラウディオ・マルティネス・メーナーに師事。また、2003年と2004年にはコモ湖国際ピアノアカデミーに参加している。2003年にアメリカの市民権を獲得。シュトゥットガルト音楽演劇大学の教授職も務めている。
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スタインウェイD-274の倍音の豊かな響きを良く捉えている収録で、特に低域音の響きが美しい。サラウンドスピーカーからの音にはアンビエンスな音も含まれている。収録場所はベルリン、Simens-Villa

サラウンド・パフォーマンス  ☆☆
音質           ☆☆☆☆
チャンネル         5ch

SACDサラウンド・レビュー(707) [サラウンド・サウンド・レビュー]

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Cello Rising
BIS2214
Mime Yamahiro Brinkmann (baroque cello)
Björn Gäfvert (harpsichord)
Karl Nyhlin (baroque guitar)
録音 2015年6月
BIS

チェロ・ライジング
ドメニコ・ガッリ:音楽の楽しみ チェロ・ソナタ第3番
ジョヴァンニ・バッティスタ・デリ・アントーニ:リチェルカータ集 Op.1 リチェルカータ第10番
ドメニコ・ガブリエリ:チェロ・ソナタ ト長調
ゲオルク・フィリップ・テレマン:忠実な音楽の師 チェロ・ソナタ ニ長調 TWV 41:d6
ジョゼフ・ボダン・ド・ボワモルティエ:チェロ・ソナタ ト長調 Op.50 No.2
ルイジ・ボッケリーニ:
・チェロ・ソナタ 変ロ長調 G.8
・チェロ・ソナタ イ長調 G.4

ドメニコ・ガッリ(Domenico Galli,1649年~1697年)イタリア、パルマ生まれのチェリスト、作曲家、ヴァイオリン、チェロ製作者。チェロ・ソナタ「音楽の楽しみ Trattenimento musicale 」を作曲したことで知られている。

ジョヴァンニ・バッティスタ・デリ・アントーニ(Giovanni Battista Degli Antoni, 1660年~1696年以降)はイタリアのボローニャのオルガン奏者、作曲家。ジャコモ=プレディエーリに師事し、1684年(24歳)にアッカデミア・フィルラルモニカの会員となった。のち、サン・ジャコモ・マッジョーレ教会のオルガン奏者となり、オルガン奏者として高い名声を得、終生この職にあった。作品はオルガンと器楽のための室内楽曲のみ。なかでも「リチェルカータ集」Op.1(1687年)はチェロ独奏用の楽曲の発展に大きな役割を果たした。多くの複旋律的な構造をもつこの教育的な曲集は、バッハの「伴奏チェロ組曲」の先駆けと見なすことができる。

ドメニコ・ガブリエリ(Domenico Gabrielli, 1651年4月~1690年7月)は、イタリア、ボローニャ出身の作曲家、チェリスト。聖ペトロニア教会のオーケストラのメンバーで、またアカデミア・フィラルモニカの会員でもあり、しばしば会長を務めた。1680年代にはモデナ公フランチェスコ2世・デステの宮廷楽団で働いた。作品にはオペラ、器楽曲、教会音楽などがある。最古のチェロ作曲家の一人で2曲の「チェロと通奏低音のためのソナタ」や「2台のチェロのためのカノン」などがある。

ミメ・ヤマヒロ=ブリンクマン(Mime Yamahiro Brinkmann)桐朋学園大学でモダン・チェロを学んだ後、オランダ政府からの奨学金を得てハーグ王立音楽院でバロック・チェロとヴィオラ・ダ・ガンバを学ぶ。ラ・プティット・バンド、バッハ・コレギウム・ジャパン、ターフェルムジーク・バロック・オーケストラなどと共演し、ソリストとしても活躍している。
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ビョルン・ガフヴァルト(Björn Gäfvert)はスウェーデン、ストックホルム生まれのオルガン、チェンバロ奏者。王立ストックホルム音楽大学にてオルガン、チェンバロを学ぶ。
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バロック・チェロはセンター、チェンバロはセンター右寄り奥に定位しており、奥行き感はあるが横方向への広がり感はあまりない。収録場所はスウェーデン、ストックホルム県、ダンデリード市、Petruskyrkan

サラウンド・パフォーマンス  ☆☆
音質           ☆☆☆☆
チャンネル         5ch

SACDサラウンド・レビュー(706) [サラウンド・サウンド・レビュー]

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The Art Of Fugue Rachel Podger
CCS SA 38316
Rachel Podger(violin)
Brecon Baroque
録音 2015年12月
Channel Classics

J.S.バッハ:フーガの技法 ニ短調 BWV1080

フーガの技法(独: Die Kunst der Fuge、英: The Art of Fugue)ニ短調 BWV1080は、1740年代前半に作曲が開始され、J.S.バッハ最晩年となる1740年代後半に作曲と並行して出版が準備されたが、その途中で作曲者自身の視力が急激に低下してしまい、「コントラプンクトゥス14、3つの主題による4声のフーガ」が未完成の段階で作曲が中断されてしまった。何人かの音楽学者によって「最初の12曲が1742年に、チェンバロ独奏を想定して作曲された」ことが判明しているが、残りのフーガを書き始めた経緯は、今もなお不明である。曲集はバッハの死後、未完成のまま出版された。様々な様式・技法による14曲のフーガと4曲のカノンが現行の多くの版に収録されている。卓越した対位法技法を駆使し、単純な主題を入念に組み合わせることによって、究極の構築性を実現した

レイチェル・ポッジャー(Rachel Podger,1968~)はイギリス生まれのヴァイオリニスト。ドイツのルドルフ・シュタイナー・スクールで教育を受け、帰国後ギルドホール音楽演劇学校でミカエラ・コンバーティとデイヴィッド・タケノに師事した。在学中からバロック奏法に興味を惹かれ、バロック音楽を専門とするフロレジウムとパラディアン・アンサンブルという楽団の創設に関与する。その後も、このアンサンブルとコンサート・ツアーやレコーディングに参加し、国際的にも高く評価されている。1997年、トレヴァー・ピノックに招かれ、イングリッシュ・コンサートのコンサートミストレス兼協奏曲ソリストに就任、ますます多忙な日々となった。最近ではバッハ・フェスティバル2012に来日し、無伴奏ヴァイオリン・ソナタとパルティータなどを演奏した。

ブレコン・バロック(Brecon Baroque)はウェールズ南部の町ブレコンにある大聖堂で行われる音楽祭“ブレコン・バロック・フェスティバル”のために,ポッジャー自身が選び抜いたメンバーを集めて創設した。2007年創設の若いアンサンブルで、ポッジャーを含め、ヴァイオリンのボヤン・チチッチ、ヨハネス・プラムゾーラー、ヴィオラのジェーン・ロジャーズ、フルートのケイティー・バーチャー、オーボエのアレグザンドラ・ベラミー、チェンバロのスフィオントケヴィッチの計7名。 1パートを各1人受け持っている。


弦楽器4挺と通奏低音のチェンバロの演奏によるフーガの技法で、各楽器の音の分離が良く、定位もしっかりしており、優秀録音だと思う。教会での収録だが、残響の影響は受けていない。サラウンドスピーカーからの音はほぼ直接音が占める。収録はロンドン、セント・ジョンズ教会(St. Johns Church)

サラウンド・パフォーマンス  ☆☆☆
音質           ☆☆☆☆☆
チャンネル         5ch

SACDサラウンド・レビュー(705) [サラウンド・サウンド・レビュー]

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HAYDN Sun' Quartets
BISSACD 2158
Chiaroscuro Quartet
録音 2014年2月
BIS

ハイドン:
・弦楽四重奏曲第31番 変ホ長調 Op.20-1 Hob.III:31
・弦楽四重奏曲第32番 ハ長調 Op.20-2 Hob.III:32
・弦楽四重奏曲第33番 ト短調 Op.20-3 Hob.III:33

太陽四重奏曲(”Sun” Quartets)はハイドンが1772年に作曲した作品20の第31番から第36番までの6曲からなる弦楽四重奏曲集。1774年頃パリシュヴァルディエール社より初版が出版された。これら6曲は、アムステルダムのフンメル社から出版された版の表紙に、太陽の絵が描かれていたことから、「太陽四重奏曲」の呼び名で呼ばれている。ただし、他の出版譜には太陽の絵は無い。6曲中、3曲のフィナーレにフーガが導入されている。

キアロスクーロ弦楽四重奏団(Chiaroscuro Quartet)は1stVnのロシア生まれのアリーナ・イブラギモヴァを中心に2005年に結成された。絵画の「明暗法」を意味する名の通り、現代楽器にガット弦を張り、チェロ以外の3人は立って演奏。近年の主な活動は、エジンバラ国際音楽祭のデビュー、ドイツ、フランス、ベルギー、オランダの演奏会、ロンドンの新しい室内楽会場ワナメイカー劇場での演奏会。2013年、ブレーメン音楽祭に共催しているドイツのラジオ放送局のフェルデ賞を受賞、このブレーメン音楽祭には2014年夏にそのオープニングナイトコンサートで再出演が約束されている。この他に、ロンドンのウィグモア・ホール、ヨーク古楽センター、パリのルーヴル・オーディトーリアム、エクサンプロバンスのデ・ジュ・ドゥ・ポーム劇場、ディジョン劇場、リスボンのグルベキアン財団、オールドバラで演奏する。2016年4月に来日し、王子ホールなどで演奏した。
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イブラギモヴァの奏でる1stVnはクリアな響きで、各楽器はそれぞれの位置にしっかりと定位しており、音のバランスも良い。センタースピーカーからの音は低めに抑えられており、サラウンドスピーカーからの音は直接音がほぼ占める。収録場所はドイツ、ブレーメン、Sendesaal

サラウンド・パフォーマンス  ☆☆☆
音質           ☆☆☆☆
チャンネル         5ch

秋葉原電気街散策 [その他]

最近のオーディオ関連自作の部品調達は、もっぱらネット通販に頼っていましたが、先日、上野の東京都美術館に行った際の帰りに、1年ぶりに秋葉原で降りて、線材等の購入を兼ねて散策してきました。

AKB48カフェ&ショップ
神田青果市場跡地のダイビルやUDXビル近くのJR高架際に2011年にできたらしいが、知りませんでした
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ラジオセンター 
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東京ラジオデパート
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エスカレータで降りた地下1F正面の野口トランス
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オヤイデ電気
この店で耐熱電線と錫メッキ軟銅線を購入
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千石電商
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秋月電子
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ダイナミックオーディオ5555
ダイナミックオーディオは今から約50年前の私が学生時代の創業間もない頃には「ニュー秋葉原センター」内にあり、秋葉原に行った際、時々訪ねていました。
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SACDサラウンド・レビュー(704) [サラウンド・サウンド・レビュー]

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Roussel Bacchus & Ariane
PTC 5186558
Kazuki Yamada/Orchestre de la Suisse Romande
録音 2015年10月
PentaTone Classics

ルーセル:バッカスとアリアーヌ Op.43 第1組曲、第2組曲
ドビュッシー:6つの古代碑銘(アンセルメ編)
プーランク:組曲「牝鹿」

アルベール・ルーセル(Albert Charles Paul Marie Roussel, 1869年4月~1937年8月)は、印象主義から新古典主義に進み、ラヴェルとともにドビュッシー亡き後のフランス楽壇をリードした作曲家。少年時代は算数に次いで音楽が好きで、しかも海軍の道を志望していた。1889年と1890年に、フリゲート艦イフィジェニー号でインドシナ近海に勤務。明らかにこの航海は、作曲家としての発展において最も有意義な出来事であった。1894年に海軍を退くと、パリのスコラ・カントルムにて音楽を真剣に学び出し、1907年までヴァンサン・ダンディなどに師事。学業のかたわら教授活動にも多忙となった。ルーセルの有名な門人には、エリック・サティやエドガー・ヴァレーズがいる。初期作品は強烈に印象主義音楽に影響されているが、次第に個人様式を見出した。ルーセルの作曲様式は、構想においては形式中心で、強烈なリズム感があり、同時代の作曲家の作品に比べて、 調性に対するはっきりした好みが明らかである。作品は交響曲4作品を含む管弦楽曲、室内楽、ピアノ独奏曲、バレエ音楽など。
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フランシス・ジャン・マルセル・プーランク(Francis Jean Marcel Poulenc,1899年1月~1963年1月)は、フランスの作曲家。フランス6人組の一人。パリの裕福な家庭に生まれる。両親は敬虔なカトリック教徒であった。5歳の頃から母親からピアノの手ほどきを受け、1914年(15歳)からはスペイン出身の名ピアニスト、リカルド・ビニェスにピアノを師事し、多大な影響を受ける。管弦楽曲、協奏曲、声楽、室内楽曲、宗教的楽劇、オペラ、バレエ音楽を含むあらゆる主要な音楽ジャンルの楽曲を作曲している。その作風から、1950年7月のパリのプレス紙において評論家のクロード・ロスタンから「ガキ大将と聖職者が同居している」と評された。
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山田和樹(Kazuki Yamada ,1979年~)神奈川県生まれ。東京藝術大学で指揮法を小林研一郎、松尾葉子に師事。在学中に藝大生有志とともにTOMATOフィルハーモニー管弦楽団(2005年より横浜シンフォニエッタに改名)を結成し、音楽監督に就任。2009年に、若手指揮者の登竜門として有名なブザンソン国際指揮者コンクールで優勝、2011年には出光音楽賞、2012年には渡邊暁雄音楽基金音楽賞、齋藤秀雄メモリアル基金賞、そして文化庁芸術祭賞音楽部門新人賞を続けざまに授賞した。日本フィルハーモニー管弦楽団正指揮者、横浜シンフォニエッタの音楽監督、オーケストラ・アンサンブル金沢のミュージックパートナー、仙台フィルハーモニー管弦楽団のミュージックパートナー、東京混声合唱団のコンダクター・イン・レジデンスなどのポストを兼任。スイス・ロマンド管弦楽団の首席客演指揮者。ドイツのベルリン在住。

スイス・ロマンド管弦楽団( L’Orchestre de la Suisse Romande)は1918年エルネスト・アンセルメによってジュネーブで結成された楽団。1938年にはローザンヌ放送管弦楽団を吸収し,発展した。アンセルメの指導のもとで繊細で透明な音質を特色とする独特の個性をもつ楽団に仕上げられた。1967年アンセルメの引退後,音楽監督に1970~1977年サヴァリッシュ,1978~1985年ホルスト・シュタイン、85~97年アルミン・ジョルダン、ファビオ・ルイジ、2005年より2012年までマレク・ヤノフスキが、2012年7月から2015年まではネーメ・ヤルヴィ、2016年からはジョナサン・ノット(Jonathan Nott)が就任予定。2012/2013年のシーズンより山田和樹が首席客演指揮者になった。2014年7月に山田和樹と共に来日し、サントリーホールなどで公演を行った。

山田和樹がスイス・ロマンド管弦楽団首席客演指揮者になってからの同楽団とのアルバムの第4弾

ルーセルの第1組曲はダイナミックレンジが大きく、残響の豊かなヴィクトリア・ホールにグランカッサの重厚な響きが轟く。要所にポイントマイクを多用した収録と思われ、各楽器間の音のバランスは良い。音場は左右、奥行き方向にも広がっており、好録音である。録音場所はスイス、ジュネーブ、ヴィクトリア・ホール

サラウンド・パフォーマンス  ☆☆☆☆
音質           ☆☆☆☆
チャンネル         5ch

ベランダの西洋アサガオ [自然写真]

数年前に弟から譲りうけた西洋アサガオ、ヘブンリー・ブルーの苗を育てたのをきっかけに、毎年種を採り、ベランダまで届くように育てています。

新しい蔓の芽からほのかな芳香を放ち、カメムシと黄色のアブラムシがこの匂を好きなようで、除虫を行っています。

今年は花壇に植えた苗が3本育ち、ネットを張った2階のベランダ一面に蔓を伸ばしています。

9月中ごろから咲きだし、10中旬ごろまで愉しめます。

早朝に開花し始め、晴れていると午後にはしぼんでしまいますが、次の朝には次の蕾が開花します。

満開は10月初旬ごろと思われますが、可憐なブルーの花がちらほらと咲き始めたので、写真を撮ってみました。
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ポンピドゥー・センター傑作展 [美術・絵画鑑賞]

上野の東京都美術館で本日まで開催されている「ポンピドゥー・センター傑作展」に昨日の21日に行ってきました。
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午後から行ったのですが、シルバーデーにもかかわらず、すいており、待ち時間なしでした。
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パリにあるポンピドゥー・センターで所蔵する作品の中から、1906年から1977年まで、1年ごとに1作家の作品を、入り口から出口にかけて年代順に展示しています。作品にはそれぞれの作家の言葉が添えられていました。
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以下印象に残った作品

マルク・シャガール 
ワイングラスを掲げる二人の肖像 1917~1918年 油彩、カンバス
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パブロ・ピカソ 
ミューズ 1935年 油彩、カンバス
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マリー・ローランサン
イル=ド=フランス 1940年 油彩、カンバス
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アンリ・マティス
大きな赤い室内 1948年 油彩、カンバス
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ベルナール・ビュフェ
室内 1950年 油彩、カンバス
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SACDサラウンド・レビュー(703) [サラウンド・サウンド・レビュー]

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Overtures to Bach
PTC 5186561
Matt Haimovitz
録音  2015年4月,12月
    2016年3月
Pentatone Classics

バッハへの序曲
フィリップ・グラス:序曲
J.S.バッハ:前奏曲~無伴奏チェロ組曲第1番 ト長調 BWV1007より
ユン・ドゥ:The Veronica
J.S.バッハ:前奏曲~無伴奏チェロ組曲第2番 ニ短調 BWV1008より
ヴィジェイ・アイヤー:Run
J.S.バッハ:前奏曲~無伴奏チェロ組曲第3番 ハ長調 BWV1009より
ロベルト・シエラ:La memoria
J.S.バッハ:前奏曲~無伴奏チェロ組曲第4番 変ホ長調 BWV1010より
デイヴィッド・サンフォード:Es War
J.S.バッハ:前奏曲~無伴奏チェロ組曲第5番 ハ短調 BWV1011より
ルナ・パール・ウールフ:Lili uokalani
J.S.バッハ:前奏曲~無伴奏チェロ組曲第6番 ニ長調 BWV1012より

フィリップ・グラス(Philip Glass, 1937年1月~ )は、アメリカ合衆国の作曲家。メリーランド州ボルチモアのユダヤ系一家に生まれ、子供の頃からピーボディ音楽院でフルートを習った。ジュリアード音楽院に進み、そこで鍵盤楽器を主に弾くようになった。卒業後、フランスでナディア・ブーランジェに師事。宗教的な動機から北インドへ旅行し、そこでチベット難民と出会い、1972年にグラスは仏教徒となり、ダライ・ラマ14世に面会した。チベット問題に強い関心を持ち、チベット難民を強力に支援している。アメリカに帰国したグラスは、ニューヨークでタクシー運転手をしながらラヴィ・シャンカールとともに仕事をし、インド音楽の徹底して加算的なリズムに影響を受けた。このことで彼は以前のミヨーやコープランド風の構成を離れ、附加的なリズムとサミュエル・ベケットの影響を受けた時間構成に基づく簡素で禁欲的な作品を書きはじめた。現在までの作曲は交響曲は8番まで、2番までのヴァイオリンなどの協奏曲、5番までの弦楽四重奏曲などの室内楽、オペラ、映画音楽など多岐にわたる。
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マット・ハイモヴィッツ(Matt Haimovitz ,1970年12月~)はイスラエル生まれのチェリスト。5歳の時に家族と共にアメリカに移住。7歳からチェロを習い始めレナード・ローズ、ヨーヨー・マなどに師事。ドイツ・グラモフォンから天才少年としてデビューし、古典派から現代音楽にいたる幅広いレパートリーをもつ。主にアメリカとカナダで活動している。CD録音に「20世紀チェロ作品集」などがある。
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Pentatone レーベルとカナダのOxingale Recordsレーベルとの共同企画「PENTATONE OXINGALE Series」でのハイモヴィッツの新録音。現代の6人の作曲家たちによる新作のチェロ独奏曲をバッハの無伴奏チェロ組曲の序曲として組み合わせたアルバムで、それぞれ世界初録音。

チェロの音は生々しく成らず、低域弦のやわらかな倍音の響きをとても良く捉えており、優秀録音だと感じた。録音場所はニューヨーク、芸術文化アカデミー

サラウンド・パフォーマンス  ☆☆☆
音質           ☆☆☆☆☆
チャンネル         5ch


SACDサラウンド・レビュー(702) [サラウンド・サウンド・レビュー]

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Fibich & Paladi
String Quartets
COV91607
Martfeld Quartet
録音 2015年6月,10月
Coviello Classics

ラドゥ・パラディ:弦楽四重奏曲第1番 ハ短調
ズデニェク・フィビヒ:弦楽四重奏曲第2番 ト長調 Op.8

ラドゥ・パラディ(Radu Paladi,1927年1月~2013年3月)はウクライナ、ルーマニアの作曲家、ピアニスト、指揮者。チェルニウツィー音楽院(La Conservatorul de muzică din Cernăuți)にてTitus Tarnavskiにピアノを師事。作曲家としては交響曲、室内楽、声楽曲、映画音楽などの作品がある。
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ズデニェク・フィビヒ(Zdeněk Fibich,1850年12月~1900年10月)はチェコの作曲家。スメタナ、ドヴォルザークと共に、チェコ国民楽派の草創期を築いた。フランティシェク・チェルニーの勧めにより、作曲を始める。1864年聖イグナツ教会のオルガニストに就任。1864年からジークムント・コレショフスキーの私設音楽学校に通う。1865年にライプツィッヒ音楽院に入学。チェコ民族独立の気運が胎動する時代にあって、スメタナやドヴォジャーク同様、チェコ民謡や民族舞曲のリズムを自作に取り入れた他、チェコ民族の伝説によるオペラを作曲するなど、その作品は民族的な素材によるものが少なくない。作曲技法の面では明らかにドイツ・ロマン派の系統にありながら、チェコ国民楽派として扱われるのは、このような彼の志向によるものである。主な作品は交響曲3曲をはじめ、交響詩、ピアノ曲、室内楽曲、オペラ、声楽曲など。
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マルトフェルト四重奏団(Martfeld Quartet)は、ヴッパータール交響楽団のメンバーによって1980年に設立された弦楽四重奏団。2010年より現在までのメンバーはヴッパータール交響楽団とケルン・ギュルツェニッヒ管弦楽団のメンバーで構成されている。
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特に1st Vnはクリアーな響きをしており、各楽器はそれぞれの位置にしっかりと定位している。教会での収録だが残響はそれほど豊かでなく、サラウンドスピーカーからの音もほぼ直接音が占める。収録場所はドイツ、ヴッパータール、インマヌエル教会

サラウンド・パフォーマンス  ☆☆☆
音質           ☆☆☆☆
チャンネル          5ch


SACDサラウンド・レビュー(701) [サラウンド・サウンド・レビュー]

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Dvorak
Symphony No.5
COV91512
Marcus Bosch/Staatsphilharmonie Nürnberg
録音 2015年2月
Coviello Classics

ドヴォルザーク:
・交響詩「野ばと」Op.110
・交響曲第5番ヘ長調Op.76

交響詩「野ばと」作品110 B.198の作曲は1896年10月22日から11月18日に行われ、初演は、1898年の今日、3月20日にブルノで、レオシュ・ヤナーチェクの指揮、チェコ管弦楽団により初演された。エルベン詩集「花束」に収録された12の民話から採ったこの交響詩は、4曲あるドヴォルザークのエルベン交響詩(「水の精」、「真昼の魔女」、「金の紡ぎ車」、「野鳩」)の最後の曲で、物語の展開に沿った切れ目のはっきりした5つの部分からなる。第1部:アンダンテ、葬送行進曲、第2部:アレグロ - アンダンテ、第3部:モルト ヴィヴァーチェ-アレグロ グラツィオーソ、第4部:アンダンテ、第5部:アンダンテ テンポ プリモ 

交響曲第5番ヘ長調作品76は、1875年 6月15日にオーケストレーションに着手し、同年7月23日に完成し、翌1879年 3月29日、プラハにてアドルフ・チェフ指揮、国民劇場管弦楽団により初演された。交響曲第4番まではワーグナーの影響が見られたが、一転してスラブ風の牧歌的な作風となっており、また第4楽章にはブラームスとワーグナーの「ワルキューレ」からの和音進行の影響が見られるようになる。本作のこの2つの特徴は、交響曲第6番など後の作品に引き継がれていくこととなる。4楽章からなり、演奏時間は約40分。

マルクス・ボッシュ(Marcus Bosch ,1969年10月~)はドイツの指揮者。ヴィースバーデン歌劇場のカペルマイスター(1996年~2000年)、ザールブリュッケン歌劇場の監督(2000年~2002年)を歴任、2002年~2011年までアーヘン市にあるアーヘン交響楽団、2011/2012年のシーズンからニュルンベルク州立劇場の総音楽監督に就任するなど、着実に未来のドイツ系実力派指揮者の道を歩んでいる。1990年には合唱団ザ・ヴォカペッラ・コーラスを設立した。
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ニュルンベルク州立フィルハーモニー(Staatsphilharmonie Nürnberg)はニュルンベルク州立劇場専属のオーケストラで1922 年に現在の形になった。その起源は1377 年に存在記録がある、ニュルンベルク市の楽団にまで起源を遡るといわれ、バイエルン州ではバイエルン州立歌劇場に次ぐ規模を誇る歌劇場専属のオーケストラ。オペラ上演と並行して、年8 回のオーケストラ・コンサートのほか、子供向けコンサートなど多くの企画を提供しており、1988 年にクリスティアン・ティーレマンがドイツ国内最年少で音楽総監督に就任したことでも知られている。2011/2012年のシーズンからマルクス・ボッシュが音楽総監督に就任した。
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音場はあまり広がっていないが、高域弦の美しい響き、中低域弦の豊かな響きが印象に残った。ライヴ録音だが聴衆の雑音、拍手は消されている。サラウンドスピーカーからの音はアンビエンスがメインで低めに抑えられている。録音場所はドイツ、ニュルンベルク、マイスタージンガーハレ

サラウンド・パフォーマンス  ☆☆☆
音質           ☆☆☆☆
チャンネル         5ch

SACDサラウンド・レビュー(700) [サラウンド・サウンド・レビュー]

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Brahms
Symphony No.1
ABCD390
Leif Segerstam/Turku Philharmonic Orchestra
録音  2015年11月
    2016年1月
Alba Records


ブラームス:交響曲第1番 ハ短調 Op.68
セーゲルスタム:交響曲第288番「Letting the FLOW go on...」

レイフ・セーゲルスタム(Leif Segerstam, 1944年3月~ )は、フィンランドの指揮者、作曲家。シベリウス音楽院やニューヨークのジュリアード音楽院で学ぶ。ウィーン国立歌劇場などでヨーロッパ各地で指揮者を務める傍ら、ドイツのラインラント=プファルツ州立フィルハーモニー管弦楽団などの常任指揮者を長く務め、作曲家として数々の作品を発表している。特に交響曲は、委嘱無しで自主的に作曲しているにもかかわらずハイドンを超える超多作ぶりで、2016年5月時点で300曲に達している。他に弦楽四重奏曲30曲、ヴァイオリン協奏曲13曲、チェロ協奏曲8曲、ピアノ協奏曲4曲など多くの作品を書き続けている。指揮者としてはシベリウスなど北欧物のほか、マーラーやベルクなどの現代音楽、ワーグナーやプッチーニなどのイタリア物のオペラなど幅広いレパートリーを誇り、自作を含む数々のレコーディングも行っている。
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トゥルク・フィルハーモニー管弦楽団(Turku Philharmonic Orchestra)は1790年創設のフィンランドで最も古い、古都トゥルクを拠点とするオーケストラ。シベリウス他北欧作品の録音に積極的。ナクソスからパヌーラ(サロネンなどを育てた指揮法の大家)指揮によるクレルヴォ交響曲がでている。2012年よりレイフ・セーゲルスタムが首席指揮者を務める。
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フィンランドのALBAレーベルはプロデューサーのティモ・ルオッティネン Timo Ruottinen が創設したレーベル。"Alba" (アルバ) は、イタリア語で “夜明け”。フィンランドから新しい音楽を世界にという期待がこめられました。レパートリーの中心は、フィンランドの新しい作品とアーリー・ミュージック。主にシベリウス音楽院出身の演奏家を起用。エストニアの指揮者アルヴォ・ヴォルメルによるエドゥアルド・トゥビンの交響曲全曲録音 (エストニア国立交響楽団) とレーヴィ・マデトヤの管弦楽作品シリーズ (オウル交響楽団) も Alba を代表するシリーズ。

トゥルク・コンサートホールの適度な残響の中、1ポイントマイクをメインとした収録と思われ、音場は左右、奥行きにも広がっており、コンサートホールの中ほどで聴く音に近い。特に中低域弦の豊かな響きが印象に残った。サラウンドスピーカーからの音はアンビエンスがメインだが直接音も拾っている。

サラウンド・パフォーマンス  ☆☆☆☆
音質           ☆☆☆☆
チャンネル          5ch


SACDサラウンド・レビュー(699) [サラウンド・サウンド・レビュー]

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Xenakis:IX
CKD 495
Kuniko Kato
録音  2013年12月
    2014年1月,9月,10月
Linn Records

Iannis Xenakis:
・プレイアデス
・リバウンド


ヤニス・クセナキス(Iannis Xenakis,1922年5月~2001年2月)は、ルーマニア生まれのギリシャ系フランス人の現代音楽作曲家、建築家。アテネ工科大学で建築と数学を学び、第2次世界大戦中にギリシャ国内で反ナチス・ドイツのレジスタンス運動に加わる。枢軸軍のギリシャ退去後に進駐して来た英軍と戦った際に、銃弾を受け顔の左側に傷を負い左目を失う。大戦後は独裁的新政府に抵抗する運動に加わるが、1947年にレジスタンス活動家に捕縛の危機が迫ったためにギリシャを脱出。アメリカへ亡命しようと立ち寄ったパリに定住した。建築家としては1948年よりル・コルビュジエの弟子として学び、ブリュッセル万国博覧会(1958年)でフィリップス館の建設に携わる。コルビュジェの弟子として働く傍ら、パリ音楽院にて作曲方法を学び、作曲に数学の理論を応用した方法を発案して行く。作品には管弦楽曲、舞台作品、室内楽曲、パーカッション・アンサンブルのための作品、弦楽のための独奏曲、合唱曲などがある。
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加藤訓子(Kuniko Kato)は米に拠点を置く、日本の女性パーカッショニスト。桐朋学園大学卒業。在学中に渡欧し、ロッテルダム音楽院を首席で卒業。安倍圭子に師事。気鋭の打楽器・マリンバ奏者として世界を舞台に活躍。特にスティーヴ・ライヒから絶大な信頼を得ており、世界的な指揮者や作曲家からも注目される。1995年の第1回リー・ハワード・スティーブンス国際マリンバコンクール準優勝のほか、翌年にはドイツ・ダルムシュタッド国際現代音楽際にてクラニヒシュタイン賞、2002年には愛知県豊橋市より文化賞奨励賞など受賞歴も多数。
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「プレイアデス」は本来、6人の打楽器奏者のために作曲された4楽章からなる曲で、これを加藤が1人で演奏し、ミキシングにより、あたかも6人で演奏したように編集している。



メインにノイマンのD-01無指向性マイクを2本と、同じくノイマンのM149を1本組み合わせた合計3本のマイクを使っている。
プレイアデス(Pleiades)は4楽章からなり、1楽章は大太鼓、小太鼓、マリンバなど種々の打楽器による合奏で、大太鼓が前方センター、小太鼓、マリンバがサラウンド側より再生され、とてもサラウンド感のある音場になっている。2楽章は鐘などのメタル楽器、3楽章は種々のマリンバでの合奏、4楽章は種々の太鼓による合奏。プロデューサー 寒河江ゆうじ、録音エンジニア 長江和哉、録音場所は神奈川県立相模湖交流センター・ホール

サラウンド・パフォーマンス  ☆☆☆☆☆
音質           ☆☆☆☆
チャンネル         5.1ch

SACDサラウンド・レビュー(698) [サラウンド・サウンド・レビュー]

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Johannes Brahms
Serenade no. 1
CC 72692
Jan Willem de Vriend/The Hague Philharmonic
録音  2015年8月,9月(Seranade no.1)
    2016年1月(Variations)
Challenge Classics

ブラームス:
・セレナード第1番 ニ長調 Op.11
・ハイドンの主題による変奏曲 Op.56a

セレナード第1番作品11はブラームスが1857年のデトモルトへ来て間もない時期に着手された。最初に書かれたのは、現行の第1・第3・第6楽章となる3つの楽章であったが、このときの編成は4つの弦楽器(ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、コントラバス各1)、フルート、2本のクラリネット、ファゴット、ホルンという室内楽編成であった。翌1858年にこの編成で2つのスケルツォとメヌエットを追加して6楽章とした。この年から1859年にかけて、この版が私的な形で友人のオットー・グリムやヨーゼフ・ヨアヒムらによって、あるいはデトモルトのリッペ侯邸で演奏された。ブラームスは1860年にデトモルトの職を辞してハンブルクへ移ったが、この時期にこの曲を管弦楽編成に編曲した。6楽章からなり、全曲で約50分

ヤン・ヴィレム・デ・フリエンド(Jan Willem de Vriend,1963年~ )はオランダの指揮者。ヴァイオリニストとしても超一流の実力を誇っている。近年では指揮者としての名声が欧米諸国を中心にますます高まっている。2006年からネザーランド交響楽団の首席指揮者兼、芸術監督を務めている。2015年からはハーグ・レジデンティー管弦楽団の首席指揮者に就いている。
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ハーグ・レジデンティー管弦楽団(Het Residentie Orkest)はハーグ・フィルハーモニック・オーケストラ(Hague Philharmonic Orchestra)とも呼ばれており、オランダの事実上の首都ハーグにあるオーケストラである。オランダの名指揮者ヘンリ・ヴィオッタによって1904年に創立される。1911年のリヒャルト・シュトラウス・フェスティバルにおいてシュトラウス自身が彼の作品を指揮し、その後もストラヴィンスキー、レーガー、ラヴェル、ヒンデミット等の作曲家を招聘している。1949年から1973年までの長きにわたり、ウィレム・ヴァン・オッテルローが首席指揮者、音楽監督をつとめ、このオーケストラの水準を大きく向上させた。オッテルローの指揮により、フィリップスやコンサート・ホール・ソサエティ等に多くの音源が残されている。その後、後述のようにライトナー、スヴェトラーノフ等が後を継ぎ、2005年より2012年までネーメ・ヤルヴィ、2015年からはヤン・ヴィレム・デ・フリエンド(Jan Willem de Vriend)が首席指揮者をつとめている。
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適度な残響のあるホールでの収録で、中低域の豊かな響きを伴った録音になっており、音場も広い。コンサートホールの中ほどで聴く音に近く、好録音である。サラウンドスピーカーからの音はアンビエンスな音がメインだが直接音も拾っている。録音場所はオランダ、ハーグ王立音楽院、Schönbergzaal

サラウンド・パフォーマンス  ☆☆☆☆
音質           ☆☆☆☆
チャンネル         5.1ch

SACDサラウンド・レビュー(697) [サラウンド・サウンド・レビュー]

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Respighi
Sinfonia drammatica
BIS-2210
John Neschling/Orchestre Philharmonique Royal de Liège
録音 2015年4月
BIS

レスピーギ:
・劇的交響曲 P.102
・歌劇「ベルファゴール」 序曲 P.140

劇的交響曲 (シンフォニア・ドラマティカ)は「ローマ三部作」を作曲する直前の1913~14年(24歳)に作られた作品。3楽章からなり演奏時間は約1時間。

ジョン・ネシュリング(John Neschling,1947年~)はサンパウロ生まれのブラジルの指揮者。シェーンベルクやボダンツキーの血を引くという人物であり、スワロフスキー、バーンスタインの薫陶を受けたというキャリアの持ち主。1997年以来、サンパウロ交響楽団の音楽監督を務めていたが、2009年に楽団事務局のトップと争い同ポストを解任させられた。2013年1月よりサンパウロ市立劇場(Municipal Theatre of São Paulo)の芸術監督に就いた。
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リエージュ・フィルハーモニー管弦楽団(Orchestre Philharmonique Royal de Liège)はベルキー、リエージュ王立音楽院付属の国立の管弦楽団。1960年設立でリエージュを本拠地とする。2011年9月よりクリスチャン・アルミンク(Christian Arming)が音楽監督に就いている。
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劇的交響曲 の1楽章はティンパニの連打で始まり、最後の部分は、「ローマの泉」を彷彿させる。
ワンポイントマイクをメインに要所にスポットマイクを配置した録音と思われ、ダイナミックレンジは大きく、コンサートホールの中ほどで聴く音に近い。サラウンドスピーカーからの音はアンビエンスがメイン。ベルギー、リエージュ、フィルハーモニーホールでのセッション録音

サラウンド・パフォーマンス  ☆☆☆☆
音質           ☆☆☆☆
チャンネル         5ch

SACDサラウンド・レビュー(696) [サラウンド・サウンド・レビュー]

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Tchaikovsky/Dvorák
FR-720SACD
Manfred Honeck/Pittsburgh Symphony Orchestra
録音  2015年4月
REFERENCE RECORDINGS

チャイコフスキー:交響曲第6番ロ短調Op.74「悲愴」
ドヴォルザーク:ルサルカ幻想曲(ホーネック&イレ編)

「ルサルカ」幻想曲はドヴォルザークの歌劇「ルサルカ」を元にトマーシュ・イレとホーネックが共同で編曲したもの。歌劇「ルサルカ」は晩年の作品(1900年)でドヴォルザークの9作目のオペラ。全3幕からなり、人魚姫の物語をモチーフに、水の妖精ルサルカが、人間の王子に恋する、ボヘミアの森の泉と城を舞台にした悲劇。

マンフレート・ホーネック(Manfred Honeck,1958年9月~ )は、オーストリアの指揮者。ウィーン音楽院でヴァイオリンを学ぶ。1983年からウィーン国立歌劇場管弦楽団ならびにウィーン・フィルハーモニー管弦楽団のヴィオラ奏者を務める。その後指揮者に転向し、1987年クラウディオ・アバドの元でグスタフ・マーラー・ユーゲント管弦楽団の準指揮者を務める。2007年より2011年までシュトゥットガルト州立歌劇場、2008年から現在までピッツバーグ交響楽団の音楽監督。弟のライナー・ホーネックはウィーン・フィルのコンサートマスターである。
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ピッツバーグ交響楽団(Pittsburgh Symphony Orchestra)は、アメリカ合衆国の主要なオーケストラの一つで、ペンシルベニア州ピッツバーグのハインツ・カンパニーによって設立されたハインツ・ホールが本拠地となっている。1895年に設立。主な指揮者はオットー・クレンペラー、フリッツ・ライナー、アンドレ・プレヴィン、ロリン・マゼールなど。アメリカ最古のオーケストラの一つとして知られる。2008年より、マンフレート・ホーネック(Manfred Honeck)を9代目の音楽監督に迎え、新体制がスタートした。
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ライヴでの収録でライナーノートに使用録音機材の記載が有り、5本の無指向性コンデンサーマイクロフォンDPA4006をアレイとしたメインマイク構成らしい。ダイナミックレンジの大きな録音になっており、聴衆のノイズ、拍手は消されている。サラウンドスピーカーからの音には直接音も含まれている。ピッツバーグ、ハインズホールでのライヴ録音

サラウンド・パフォーマンス  ☆☆☆
音質           ☆☆☆☆
チャンネル         5ch


SACDサラウンド・レビュー(695) [サラウンド・サウンド・レビュー]

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Grieg,Sibelius,Thommessen
String Quartets
BIS-2101
Engegård Quartet
録音 2015年4月
BIS

グリーグ:弦楽四重奏曲 ト短調Op.27
シベリウス:弦楽四重奏曲 ニ短調「親愛なる声」Op.56
オラヴ・アントン・トンメセン:弦楽四重奏曲第4番「FELIX REMIX」
(メンデルスゾーン:弦楽四重奏曲 第4番ホ短調 第2楽章に基づく)

オラヴ・アントン・トンメセン(Olav Anton Thommessen,1946年5月~)はノルウェーの作曲家。アメリカのウェストミンスター・チョーワー・カレッジ(Westminster Choir College)とインディアナ大学(Indiana University)で音楽を学ぶ。1972年よりNorwegian Academy of Musicにて作曲科の教授。1990年に"Gjennom Prisme" for cello,organ and orchestraにて北欧会議音楽賞(Nordic Council Music Prize)を受賞。作曲範囲は管弦楽、室内楽、声楽曲、歌劇などにわたっている。
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エンゲゴール弦楽四重奏団(Engegårdkvartetten)はノルウェー北極圏のロフォーテンを本拠とし、2006年創設された。ヴァイオリンのアルヴィド・エンゲゴール(Arvid Engegard)を中心とする弦楽四重奏団。
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残響の豊かな教会での弦楽四重奏の収録だが、その影響をあまり受けずに各楽器は自然な音色をしている。少しオフマイク気味の録音であり、各楽器の音のバランスは良い。サラウンドスピーカーからの音はアンビエンスがメイン。録音場所はノルウェー、ベルム、ブリン教会

サラウンド・パフォーマンス  ☆☆☆
音質           ☆☆☆☆
チャンネル         5ch


SACDサラウンド・レビュー(694) [サラウンド・サウンド・レビュー]

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Dowland
Lachrimae or Seven Tears
CKD527
Phantasm
録音 2015年7月
Linn Records

ダウランド:ラクリメ、または7つの涙
・いにしえの涙
・再生された涙
・嘆きの涙
・悲しみの涙
・凝縮された涙
・愛の涙
・真実の涙
・ニコラス・グリフィス氏のガリアード
・ジョン・スーチ卿のガリアード
・常にダウランド、常に悲しき
・ジャイルズ・ホビー氏のガリアード
・デンマーク王のガリアード
・バクトン氏のガリアード
・エセックス伯のガリアード
・ディゴリー・パイパーのガリアード
・ヘンリー・ノエル氏のガリアード
・2つのトレブル声部を伴うトーマス・コリアー氏のガリアード
・ヘンリー・アンプトン卿の葬送
・ジョージ・ホワイトヘッド氏のアルメイン
・ニコルス夫人のアルメイン
・ジョン・ラングトン氏のパヴァン

ジョン・ダウランド(John Dowland, 1563年~1626年2月)は、イングランドの作曲家、リュート奏者。作品は声楽とリュート音楽に分けられる。1580年頃からイギリス大使 H.コバムに仕え,フランス,ドイツなどで過し,1588年オックスフォード大学から音楽学士号を受けた。ローマ・カトリック教徒であったため,イギリス王室では地位が得られず,ベネチア,フィレンツェなどに滞在したのち,1598~1606年デンマークのクリスティアン4世にリュート奏者として仕え,宗教問題解決後ロンドンに戻って,1612~1626年イギリス王室付きリュート奏者となり,演奏家としても作曲家としても名声を得た。宗教的な楽曲はほとんど見あたらず、愛や悲しみを歌う通俗作品が特徴的である。声楽は世俗曲であり、1597年、1600年、1603年に歌曲集が出版され、80以上の作品が残されている。
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エリザベス・ケニー(Elizabeth Kenny)はイギリスのリュート、シオボー奏者。イギリスの古楽器オーケストラのジ・エイジ・オヴ・インライトゥンメント・オーケストラ(Age of Enlightenment)や コンコルディア・ヴィオール・コンソート(Concordia viol consort)のメンバー。ロンドン、ロイヤル・アカデミーのリュート、トレボロ教授。
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ファンタズム(Phantasm)は1994年にヴィオール奏者ローレンス・ドレイフュス(Laurence Dreyfus)によって創設されたイギリスのアンサンブル。1997年と2004年の2度の英グラモフォン賞(古楽器楽部門最優秀賞)の受賞歴を持つ世界最高峰のヴィオール四重奏団。16世紀から18世紀の作品を主なレパートリーとしている。ローレンス・ドレイフュス(トレブル・ヴィオール、ディレクター)、ジョナサン・マンソン(テノール・ヴィオール)、ミッコ・ペルコラ(テノール・ヴィオール)、エミリア・ベンジャミン(テノール・ヴィオール)、マルック・ルオヤラン=ミッコラ(バス・ヴィオール)。
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ヴィオラ・ダ・ガンバの別名のある音域の異なる3種のヴィオールとリュートによる演奏で、中でも音域の高いトレブル・ヴィオールでもガット弦を使用しているので音が柔らかく、ヴァイオリンに比べ高域の伸びはあまり無い。サラウンドスピーカーからはアンビエンスな音も含んでいる。収録場所はオックスフォード、チャペル・オブ・マクダレン・カレッジ

サラウンド・パフォーマンス  ☆☆☆
音質           ☆☆☆☆
チャンネル         5.1ch


SACDサラウンド・レビュー(693) [サラウンド・サウンド・レビュー]

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STRAVINSKY
Pulcinella Suite
BIS-2211
Masaaki Suzuki/Tapiola Sinfonietta
録音 2015年4月
BIS

ストラヴィンスキー:
・バレエ音楽「プルチネッラ」組曲
・バレエ音楽「ミューズをつかさどるアポロ」
・弦楽のための協奏曲 ニ長調

「プルチネッラ」組曲(伊: Pulcinella )は、1919年から1920年にかけて制作されたバレエ・リュス(ロシア・バレエ団)のバレエのために作曲したバレエ音楽に基づく管弦楽のための組曲。1924年に組曲として編曲された。イタリアの古典的な仮面劇(コンメディア・デッラルテ)をテーマとしており、音楽も18世紀イタリアの楽曲が素材として用いられている。演奏時間は約23分。

「ミューズを率いるアポロ」(仏:Apollon Musagète )はイーゴリ・ストラヴィンスキーが作曲したバレエ音楽で新古典主義時代の代表的な作品の一つである。アメリカ議会図書館から現代音楽祭で上演する30分以内のバレエ音楽を委嘱されたことにより、1927年7月から1928年1月にかけて作曲された。ストラヴィンスキーは、「パ・ダクシオン」、「パ・ド・ドゥ」、「ヴァリアシオン」といった、クラシック・バレエの伝統的な形式に厳格に従い、過剰な装飾を排した「白のバレエ」を目指した。このために、音楽は全音階的な技法が用いられ、楽器編成も弦楽合奏のみとされた。2場からなり、全曲で約30分。

弦楽のための協奏曲(英: Concerto in D for string orchestra, 伊: Concerto in Re)は、イーゴリ・ストラヴィンスキーが1946年に完成させた弦楽合奏のための協奏曲。新古典主義時代のストラヴィンスキーが作曲した、2つある室内楽編成の合奏協奏曲のうちの1つである。パウル・ザッヒャーの依嘱により、バーゼル室内管弦楽団(略称はBKO)の創立20周年を祝して作曲されたことから、「バーゼル協奏曲」の愛称でも知られる。1947年1月27日に、ザッヒャーの指揮とBKOの演奏によって初演された。作品の最も興味深い特徴は、ニ長調からニ短調へと浮遊する箇所である。バレエ音楽としてもたびたび転用されている。3楽章からなり、演奏時間は約12分。

鈴木雅明(Masaaki Suzuki,1954年4月~ )は、バッハ・コレギウム・ジャパンの音楽監督、チェンバロ・オルガン奏者。神戸出身。東京芸術大学作曲科およびオルガン科を経て、アムステルダム・スウェーリンク音楽院においてチェンバロとオルガンをトン・コープマン、ピート・ケーに師事。東京芸術大学古楽科を設立し、2010年まで20年にわたって教鞭を執った。イェール大学音楽大学院および教会音楽研究所招聘教授、神戸松蔭女子学院大学客員教授。BISレーベルでのBCJとの<バッハ:教会カンタータシリーズ>は、2013年2月に全曲演奏・録音が完結し、世界でもまれにみる偉業に大きな話題を呼んでいる。
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タピオラ・シフォニエッタ(Tapiola Sinfonietta)は1987年に創設され、エスポー市管弦楽団とも呼ばれる。フィンランドの首都ヘルシンキに隣接したエスポーという市のタピオラ・ホールを拠点とする。芸術監督をオスモ・ヴァンスカ、ジャン=ジャック・カントロフなどが歴任している。
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指揮者としての鈴木雅明はバッハの教会カンタータの全曲録音を2013年に完成したが、最近は20世紀の作曲家の作品も手掛けているようだ。

高域弦の音の伸びは良く、クリアーな音で、中低域弦は豊かな響きを伴っている。タピオラ・コンサートホールの豊かなアンビエンスを生かした収録になっており、優秀録音だと思う。録音場所はフィンランド、タピオラ・コンサートホール

サラウンド・パフォーマンス  ☆☆☆☆
音質           ☆☆☆☆☆
チャンネル         5ch

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