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SACDサラウンド・レビュー(467) [サラウンド・サウンド・レビュー]

Bartok String Quartets Nos. 1 & 2.jpg
Bartok
String Quartets Nos. 1 & 2
PRD/DSD 250 235
Parkanyi Quartet
録音 2006年 DSD Recording
Praga Digitals

バルトーク:弦楽四重奏曲全集 Vol.2
・弦楽四重奏曲第1番 Op.7,Sz.40
・弦楽四重奏曲第2番 Op.17,Sz.67

弦楽四重奏曲第1番は、バルトークが1908年に完成させた弦楽四重奏曲。ロマン派音楽ではあまり顧みることのなかった弦楽四重奏曲という分野に新たな光を投げかけた傑作として知られる。3楽章から成るが、3つの楽章は切れ目なく続けて演奏される。演奏時間は全曲で約30分

弦楽四重奏曲第2番は、第一次世界大戦のさなかの1915年から1917年にかけて作曲された。弦楽四重奏曲第1番からこの第2番までの間にバルトークは、バレエ音楽「かかし王子」やオペラ「青ひげ公の城」といった舞台音楽の大作を書き上げ、民俗音楽のピアノ編曲を数多く行っている。こうした活動の影響か、この弦楽四重奏曲第2番は、第1番と比べ、音響上の効果や民謡風の旋律の断片がより効果的に用いられている。その一方でシェーンベルクの無調音楽の影響も見ることができ、バルトークの作風の転換を示す過渡的な作品でもある。3楽章から成り、演奏時間は全曲で約28分

パルカニ弦楽四重奏団(Parkanyi Quartet)は1976年に結成されたオランダの弦楽四重奏団。結成時の旧称はオルランド弦楽四重奏団(Orlando Quartet)と言い、1997年に一部メンバーが交代してパルカニ弦楽四重奏団と改名した。パルカニは創設者で第一ヴァイオリン奏者であった(1976~1984年) Istvan Parkanyiの名前に因んでいる。
Parkanyi Quartet_2.jpg


各楽器の音のバランスは良く、演奏者の息使いをも拾っており、好録音。トラック3の冒頭ではチェロの低域音の重厚な響きがなかなか良い。サラウンドスピーカーには直接音がかなり入っている。

サラウンド・パフォーマンス  ☆☆☆
音質                ☆☆☆☆
チャンネル            5.1ch

SACDサラウンド・レビュー(466) [サラウンド・サウンド・レビュー]

Grieg Norwegian Dances, Symphonic Dances, Lyric Suite.jpg
Grieg
Norwegian Dances, Symphonic Dances, Lyric Suite
BIS-SACD-1291
Ole Kristian Ruud/Bergen Philharmonic Orchestra
録音 2002年2月(Symphonic Dances)
    2002年6月(Norwegian Dances)
    2003年2月(Lyric Suite)
BIS

グリーグ:ノルウェー舞曲集
・ノルウェー舞曲 Op. 35
・交響的舞曲 Op. 64
・抒情的組曲 Op. 54


オーレ・クリスティアン・ルード(Ole Kristian Ruud,1959年10月~)はノルウェー北部のリレストロム生まれの指揮者。ノルウェー国立音楽大学(Norwegian Academy of Music)にてRichard Kjelstrupにクラリネットを師事、その後シベリウス音楽院(Sibelius Academy)にて指揮法を学んだ。1987年~1995年までトロンハイム交響楽団(Trondheim Symphony Orchestra)、1996年~1999年までノールショピング交響楽団(Norrköping Symphony Orchestra)首席指揮者、2000年~2002年までスタヴァンゲル交響楽団(Stavanger Symphony Orchestra)の芸術監督兼首席指揮者を歴任。1999年よりノルウェー国立音楽大学にて指揮法を教えている。2005年にはBISレーベルでベルゲン・フィル ハーモニー管弦楽団とのグリーグの管弦楽作品の全録音を完成した。
Ole Kristian Ruud_3.jpg


ベルゲン・フィルハーモニー管弦楽団(Bergen Philharmonic Orchestra)は、ノルウェーの都市ベルゲンに本拠を置くオーケストラである。1765年に音楽協会「ハーモニエン」(Musikselskabet Harmonien)として設立。1983年に現在名になる。歴代の指揮者として、エドヴァルト・グリーグ、カルステン・アンデルセン、アルド・チェッカート、ドミトリー・キタエンコ、シモーネ・ヤングらが務めた。2003年から現在までアンドルー・リットン(Andrew Litton)が首席指揮者兼芸術顧問を務めている。
Bergen Filharmoniske Orkester_3.jpg


ワンポイントマイクをメインとした録音と思われ、高域弦の音の伸びはあまり無いが、中低域弦の響きは豊かで、コンサートホールの中ほどで聴く音に近い。音像は左右、奥行き方向にも広がっており、ホールトーンは良い。サラウンドスピーカーからの音はアンビエンスがメイン。録音場所はノルウェー、ベルゲンにあるグリーグ・ホール

サラウンド・パフォーマンス  ☆☆☆☆
音質                ☆☆☆
チャンネル            5ch

SACDサラウンド・レビュー(465) [サラウンド・サウンド・レビュー]

Bartok Suite No. 2, Rumanian .jpg
Bartok
Suite No. 2, Rumanian
HSACD 32506
Zoltan Kocsis/Hungarian National Philharmonic Orchestra
録音 2007年9月(Suite No. 2)
    2008年3月(Rumanian)
    2002年9月(Dunce Suite)
Hungaroton

バルトーク:
・管弦楽組曲第2番Op.4, BB 40, Sz.34(1943年版)
・ルーマニア舞曲BB 61, Sz.47a
・ルーマニア民俗舞曲BB 76, Sz.68
・舞踏組曲BB 86a, Sz.77
・組曲第2番Op.4, BB 40 (1921年版)より第3曲アンダンテ、第4曲コモド

ルーマニア民俗舞曲Sz.68は1915年に作曲された。この年はバルトークの作曲において「ルーマニア音楽の年」と呼ばれ、この曲のほかに、「ソナチネ」、「ルーマニアのクリスマスの歌」など、ルーマニアの民謡の多くの編曲が作曲されている。もともと、「ハンガリーにおけるルーマニア民俗舞曲」というタイトルをもっていたが、作曲当時、ハンガリー領にあったルーマニアは第一次世界大戦により領土の大半を失ったこともあり、ハンガリーの名がとられ、現在のタイトルになった。バルトークのトランシルヴァニアにおける重要な協力者、イオン・ブシツィア教授に献呈された。6曲で構成され、演奏時間が5分程度の小曲。

舞踏組曲Sz.77は1923年の夏、ブダペスト市が同年の市成立50周年記念音楽祭のために、当時のハンガリー音楽界を代表するドホナーニ、コダーイ、そしてバルトークの3人に対し新作を書いて欲しい、と言う依頼を行ったことが作曲のきっかけである。この依頼に応えたバルトークは作曲活動に手間取っていた「中国の不思議な役人」を一旦棚上げし、その夏を費やして「管弦楽のための組曲」という自身のキャリア初期に手がけて以来遠ざかっていた形式で作品を作り上げた。そのため、オーケストラの書法には「中国の不思議な役人」と共通の部分が垣間見える。全体は5つの舞曲と終曲と言う6つの部分からなっており、その間を「リトルネロ」と題された間奏が様々に変奏されながら現れて繋ぐ形をとっている。なお、各曲の解説での「~風」と言う表現は、バルトークが先のベウへの手紙の中で旋律がどこに由来するものかを説明したものである。

バルトーク・ベーラ・ヴィクトル・ヤーノシュ(Bartók Béla Viktor János , 1881年3月~1945年9月)はハンガリー領トランシルヴァニアのナジセントミクローシュに生まれ、ニューヨークで没したクラシック音楽の作曲家、ピアノ演奏家、民俗音楽研究家。作曲以外にも、学問分野としての民俗音楽学の祖の1人として、東ヨーロッパの民俗音楽を収集・分析し、アフリカのアルジェリアまで足を伸ばすなどの精力的な活動を行った。また、ドイツ・オーストリア音楽の伝統を受け継ぐピアニストでもあり、コンサートピアニストやピアノ教師として活動した。ドメニコ・スカルラッティ、J・S・バッハらの作品の校訂なども行っている。代表的な作品は舞踏組曲、弦楽器と打楽器とチェレスタのための音楽、管弦楽のための協奏曲、バレエ音楽「中国の不思議な役人」など。

ゾルターン・コチシ(Kocsis Zoltán, 1952年5月~ )は、ハンガリーのブダペスト出身のピアニスト、指揮者、作曲家。日本では、同世代の他のハンガリーのピアニスト、ラーンキ・デジューやシフ・アンドラーシュと合わせて、「ハンガリーの三羽烏」や「ハンガリーの三天王」などと呼ばれている。シカゴ交響楽団、シュターツカペレ・ドレスデン、サンフランシスコ交響楽団、ニューヨーク・フィルハーモニック、フィルハーモニア管弦楽団、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団など、世界の最も重要なオーケストラと共演し、演奏・録音活動に携わっている。
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ハンガリー国立フィルハーモニー管弦楽団(Hungarian National Philharmonic Orchestra)は、ハンガリー、ブダペストを本拠地とするオーケストラ。ハンガリー国立交響楽団が前身である。1923年に創立し、ブダペスト市立管弦楽団が母体だった。戦後は、フェレンツ・フリッチャイ、ラースロー・ショモジイが首席指揮者となった。この時代の客演指揮者は、オットー・クレンペラー、アンタル・ドラティなどが務めた。1952年、ヤーノシュ・フェレンチクが首席指揮者となり、1984年に没するまでフェレンチークの時代だった。1987年に小林研一郎が首席指揮者となり、1992年には音楽総監督となった。1997年、ゾルタン・コチシュが音楽総監督に就任した。1998年、ハンガリー国立合唱団とともに国立の組織となり、2000年初頭には、国立文化財省からの補助金を受け、発展を遂げた。

高域弦の音の伸びは良く、中低域弦の響きも豊かで音像も左右に広がっており、好録音。スポットマイクを多用したと思われ、各楽器の音のバランスも良い。録音場所は舞踏組曲以外がブダペスト、バルトーク国立コンサート・ホール、パレス・オブ・アーツ

サラウンド・パフォーマンス  ☆☆☆☆
音質                ☆☆☆☆
チャンネル            5.1ch

SACDサラウンド・レビュー(464) [サラウンド・サウンド・レビュー]

Haydn String Quartets Op. 71 Apponyi'.jpg
Haydn
String Quartets Op. 71 "Apponyi'"
PRD/DSD 250 289
Prazak Quartet
録音2011年11月(No.2)
   2012年3月(No.1)
   2012年6月(No.3)
Praga Digitals

ハイドン: 3つの弦楽四重奏曲Op.71「第1アポニー四重奏曲」
・弦楽四重奏曲第69番変ロ長調 Op.71-1, Hob.III-69
・弦楽四重奏曲第70番ニ長調 Op.71-2, Hob.III-70
・弦楽四重奏曲第71番変ホ長調 Op.71-3, Hob.III-71

ハイドンの弦楽四重奏曲の作品Op.71、Op.74の6曲は1793年、訪問先のロンドンで大成功を収め、ウィーンへと戻ったハイドンが作曲し、3曲ごとに2つにわけて出版された。ヴァイオリン奏者でもあったアントン・アポニー伯爵に献呈され「アポニー弦楽四重奏曲集」と呼ばれており、ロンドン交響曲の第2期などと同時期に創作され、驚くべき優雅さと抒情性を兼ね備えている。自筆譜は6曲全部が保管されており、その中に「1793年」と書き込まれている。ハイドン全集ではその自筆譜の状態から見て、第69番と第70番の2曲はすでに1792年に着手されたものと推定している。初演は1794年の3月10日、24日、31日に行われたザロモンの演奏会において、第2集を含む全6曲のうちの2曲が演奏されている。ただしどの曲であるかは不明。

プラジャーク弦楽四重奏団(Prazak Quartet)はメンバーがまだプラハ音楽院の学生であった1972年に結成された。1974年のチェコ音楽年にプラハ音楽院室内楽コンクールで第1位を獲得。1975年プラハの春音楽祭で演奏を行って国際的なキャリアを踏み出した。そして1978年にはエヴィアン弦楽四重奏コンクールで第1位に輝き、同時にコンクール中の最優秀録音に授与されるラジオ・フランスの特別賞も獲得。ヨーロッパ音楽界の主要都市であるプラハ、パリ、アムステルダム、ブリュッセル、ミラノ、マドリード、ロンドン、ベルリン、ミュンヒェンなどで公演を重ねるほか、幾多の国際的なフェスティバルに招聘されては、メナヘム・プレスラー、ヨゼフ・スークといった第一級の演奏家たちと共演している。最近では、5月に行われたラ・フォルジュルネ・オ・ジャポン2014に来日。
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DSD録音でS/Nがとても良い。各楽器の音のバランスも良く、定位もしっかりしている。プラジャーク弦楽四重奏団は今年のラ・フォル・ジュルネで生の演奏で聴いたが、4人がとても息の合った演奏をする。サラウンドスピーカーにはアンビエンスな音も含んでいる。プラハ、ドモヴィナ・スタジオでのセッション録音

サラウンド・パフォーマンス ☆☆☆
音質               ☆☆☆☆
チャンネル           5.1ch

SACDサラウンド・レビュー(463) [サラウンド・サウンド・レビュー]

Sibelius Lemminkäinen Suite & The Wood-Nymph.jpg
Sibelius
Lemminkäinen Suite & The Wood-Nymph
BIS-1745 SACD
Osmo Vänskä/Lahti Symphony Orchestra
録音 2006年11月
    2007年10月
BIS

シベリウス:
・レンミンカイネン組曲 Op.22(現行版1954年)
・森の精 Op.15

レンミンカイネン組曲(フィン語:Lemminkäissarjaan)は四つの伝説曲(フィン語:Neljä legendaa)とも呼ばれ、ジャン・シベリウスの交響組曲もしくは連作交響詩。フィンランドの民族叙事詩「カレワラ」に基づいた作品で、1890年代を通じて推敲と改作が繰り返され、約半世紀を経た1954年にようやく現行版に落ち着いた。なお、4曲まとめての呼称はあくまで便宜的なものであり、出版は各曲別個に行われた。第1曲「レンミンカイネンとサーリの乙女たち」、第2曲「トゥオネラの白鳥」、第3曲「トゥオネラのレンミンカイネン」、第4曲「レンミンカイネンの帰郷」。4曲まとめて演奏されることもあるが、先に出版されていた2曲、ことに「トゥオネラの白鳥」が単独で演奏されることが最も多い。「レンミンカイネンの帰郷」がこれに次いでよく演奏される。

管弦楽のためのバラード「森の精」は1910年に作曲され、シベリウスにとっては、1908年に発病した喉の腫瘍によって、死と現実的に向かい合わざるを得なかった時期だった。交響詩の中ではごく小規模な作品で、シベリウスの交響曲第4番を予告するような響きが垣間見られる。

オスモ・ヴァンスカ(Osmo Vänskä,1953年2月~ )は、フィンランドの指揮者。元はクラリネット奏者であり、ヘルシンキ・フィルハーモニー管弦楽団で活動していたが、シベリウス音楽アカデミーでヨルマ・パヌラに師事して指揮を学んだ後、ブザンソン国際指揮者コンクールで優勝し、指揮者としての活動を本格的に開始した。1985年にラハティ交響楽団の首席客演指揮者に就任、さらに1988年に同楽団の音楽監督に就任し、2008年に退くまで、フィンランドの一地方オーケストラに過ぎなかった同楽団を世界的なオーケストラに育て上げた。同楽団とのシベリウスの交響曲や管弦楽曲の録音は、世界的に評価が高い。1993年から1996年までアイスランド交響楽団、1996年から2002年までBBCスコティッシュ交響楽団のそれぞれ首席指揮者を務めた。また、2003年より2013年までミネソタ管弦楽団の音楽監督を務め、同楽団とベートーヴェンの交響曲の全曲録音を行った。2012年の2月に来日し、シベリウスの交響曲第2番などを読響と共演した。
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ラハティ交響楽団(Lahti Symphony Orchestra)は、フィンランドのラハティ市・シベリウスホールに本拠を置くオーケストラである。1910年に設立。1949年にラハティ市の管轄に入る。1988年に首席指揮者に就任したオスモ・ヴァンスカにより、オーケストラ活動が活発になる。レパートリーの中心であるシベリウス作品のレコーディングは高く評価され、フィンランドの一地方オーケストラから国際的なシベリウス・オーケストラへと変貌した。
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ワンポイントマイクをメインとした収録と思われ、ダイナミックレンジは大きく、コンサートホールの中ほどで聴く音に近い。高域弦の音の伸びはあまり感じられないが、各楽器の音のバランスは良い。録音場所はフィンランド、ラハティ、シベリウスホール

サラウンド・パフォーマンス  ☆☆☆☆
音質                ☆☆☆☆
チャンネル            5ch

トロイダルトランスを使用したオーディオ用電源ボックスの自作(2) [オーディオ]

タカチのケースの穴あけ加工はドリルとヤスリのみで加工しました。アルミの薄い板なので、時間はそうはかかりませんでした。
その後ハーネス関連部品を取り付けてみました。
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ケースのサイズは小さめの物を選択したので、Raspberry Pi基板の収納はあきらめました。

インレット、パワースイッチ、フューズ、基板間などの配線を終え、無負荷の状態で各出力が出ていることを確かめました。
その後負荷を接続し、電圧をチェックしました。
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DC14V出力はLXA-OT3用の電源スイッチ(ボリュームと兼用)を投入しても電圧の変動はありませんでしたが、Fireface用のDC 12VはFirefaceに供給するとキャパオーバーになったと思われ、電圧が10Vぐらいに下がり、LM217も熱くなっていました。LM217のスッペックを見直したのですが1.5Aの電流出力能力はジャンクション熱抵抗を放熱フィンなどで下げた状態で、VI – VOが3V以上有るなら1.5Aは出るはずです。VIは計算値だと15.56Vなので、VI – VO は3.56VあるのでFireface用の12V出力は出ると思われます。逆にDC14Vが出ているのが不思議です。放熱用ヒートシンクを使うか、レギュレーターをワンランク上のLM350Tに変えてみようかな?
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付属のスイッチングレギュレータタイプのACアダプタとの音の違いやノイズ比較は弟からシンクロスコープを借りたりしてじっくり評価し、ノイズ逓減の微調整もしてみようと思っています。


SACDサラウンド・レビュー(462) [サラウンド・サウンド・レビュー]

Rheinberger Chamber Music with Organ .jpg
Rheinberger
Chamber Music with Organ
83.411
Melina Mandozzi (violin)
Orfeo Mandozzi (cello)
Hannfried Lucke (organ)
録音 2007年9月
Carus

ラインベルガー:オルガンと弦楽器の為の作品
・ヴァイオリンとオルガンの為の組曲ハ短調 Op.166
・3つの小品 Op.150 (チェロとオルガン版)
・ヴァイオリン、チェロとオルガンの為の組曲 Op.149


ヨーゼフ・ガブリエル・ラインベルガー(Josef Gabriel Rheinberger,1839年3月~1901年11月)はドイツ、ファドゥーツ生まれの作曲家、ピアニスト、オルガニスト、指揮者。5歳より音楽教育を受け、7歳でファドゥーツ・聖フローリン教会のオルガン奏者となり、この頃最初の作曲を行った。1851年にミュンヘン音楽院に入学。専攻はピアノ(Emil Leonhardに師事)と音楽理論(Julius Josef Maierに師事)。また他にJohann Georg Herzogにオルガン奏法を師事。3年間の音楽院のコースを終了した後フランツ・ラハナーに個人指導を受ける。1859年には同音楽院にてピアノ演奏の教師に就任。同年聖ミヒャエル教会のオルガニストに就任。作曲家としてはオルガン曲が有名で、20あるオルガンソナタは彼の代表作である。そのほか宗教曲、管弦楽曲、室内楽曲、ピアノ曲にも多くの作品を残している。バッハほどペダリングが複雑ではない為に、学習用の教材として用いられやすい。
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メリナ・マンドッツィ(Melina Mandozzi)はスイス、ロカルノ生まれのヴァイオリン奏者。父が作曲家で指揮者の音楽一家に生まれ4歳でヴァイオリンのレッスンをSuor Clara Lainatiに受ける。その後Laurent JaquesやJakob Schochetmannに師事。1984年から1989年までロンドンでユンディー・メニューイン・スクール(Yehudi Menuhin School)に通い、Lord Menuhin、 Margaret Norris、 Felix Andrejewsky、 Mauricio Fuks、Igor Ozimの指導を受ける。また、 室内楽をSidney GrillerとPeter Norrisに師事。12歳でロイヤル・フィルと共演。その後ヨーロッパ各地、アメリカ、日本などで公演。2003年にRadio Symphony Orchestra in Vienna、2005年Netherlands Radio Symphony Orchestra各々のコンサートミストレスに就任。使用ヴァイオリンは1742年製のガダニーニ
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オルフェオ・マンドッツィ(Orfeo Mandozzi,1968年~)はスイス、ロカルノ生まれのチェリスト。メリナ・マンドッツィの弟。12歳でチェロをDon Jaffé とヴェーグ・四重奏団のPaul Szabo に師事。その後パリ・コンセルバトワールにてMichel Strauss、 Maurice Gendron、Jean-Marie Gamard 、Jean Brizardに師事。その後ミラノ・音楽院(Milan Conservatoire)、ニューヨク・ジュリアード・音楽学校でも学んだ。Vienna
Brahms Trio、Vienna String Trioの一員。1993年よりウイーンのTonkuenstler Orchestraの首席奏者に就任。
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ハンフリード・ルケ(Hannfried Lucke,1964年~)はドイツ、フライブルグ生まれのオルガニスト。フライブルグ・音楽大学やザルツブルグ・モーッアルテウム、ジュネーブ・音楽院で教会音楽やオルガンを学んだ。2000年よりザルツブルグ・モーッアルテウムのオルガン科教授。
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Carusというドイツのレーベルを始めて聴いたが、もともと合唱専門レーベルだそうで、楽譜出版と音楽ソフト発売も兼業し、LP時代からも良く知られているそうです。ヴァイオリンはクリアで透明感のある響きをしており、残響の多い教会での録音にもかかわらず、音にその影響が感じられない。オルガンは教会のものを使用しているらしく、距離感が感じられ、ペダルの重厚な響きがとてもよい。録音場所はドイツ、ブラックフォーレストのザンクト・ブラジーン・カテドラル

サラウンド・パフォーマンス  ☆☆☆☆
音質                ☆☆☆☆
チャンネル            5ch

トロイダルトランスを使用したオーディオ用電源ボックスの自作(1) [オーディオ]

手持ちの電子部品を整理していたら、日本インター製ショットキーバリア整流用ダイオード31DQ04とナショセミ(今はTI)の可変レギュレータLM317Tが出てきたのでオーディオ用の直流電源ボックスを作ってみることにしました。

用途はオーディオインターフェースFireface UCの電源DC12V用と、今年のステレオ1月号付録のデジタルアンプLXA-OT3のDC14Vです。いずれもノイズの多いスイッチングレギュレータ方式ACアダプタの代替えです。LXA-OT3もケースに一緒に組み込みます。

Firface UCユーザのブログなどを見ると、付属のACアダプタをトランス式のギターアンプ用のACアダプタに変えたら音が良くなったと言う記事がいくつか見られます。漏れ磁束が少ない、オーディオ電源用で良く使われているトロイダルトランスを使って電源ボックスに組み込みます。Fireface UCの消費電力はDC12V900mAですが設計は余裕を見て12V1Aにします。

整流回路図
電源ボックス_回路図.png


① 仕様 
・入力 AC100V
・出力1 DC+12V 1A Fireface UC用(レギュレータは1.5Amax)
・出力2 DC+14V 1A LXA-OT3用(レギュレータは1.5Amax)ケース内で使用
・出力3 DC+5V 1.5A オプション用 外部出力ジャックは切り替えスイッチで+12Vと共用)
     
② 主な使用部品
・トロイダルトランス      共立電子   HDB-25 12V1A 2出力
・ショットキーダイオード   日本インター 31DQ04 8個使用
・ダイオード          日本インター 10EDB10 4個使用
・出力可変レギュレーター ナショセミ    LM317T 3個使用        
・電解コンデンサ           3300μF 35V
・電解コンデンサ           100μF 16V
・電解コンデンサ           47μF 35V
・セラミックコンデンサ        0.1μF 35V
・トリマー              5KΩ 
・抵抗                1/4W 240Ω
・ACインレット
・シーソースイッチ(表示灯付)
・フューズホルダー
・DCジャック(パネル取り付け用)
・2極双投トグルスイッチ
・ファインメット・ビーズ
・ファインメット・シート
・メタルケース  タカチ  CU-4N
・ユニバーサル基板 2種(4mmピッチ、2.54mmピッチ)
・端子     オムロン  XW4E-02CV
 
③ ブリッジ整流の出力電圧計算
 12V×√2-1.4V=15.56V

④ LM317T ADJ抵抗値(R2)計算 
 VO=1.25×(1+R2/R1)
 12V  R1=240Ω R2=2.45KΩ
 14V R1=240Ω R2=2.07KΩ

ブリッジ整流基板
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レギュレータ基板
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レギュレータ基板裏面
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トロイダルトランス
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SACDサラウンド・レビュー(461) [サラウンド・サウンド・レビュー]

Stéphane Denève conducts Debussy.jpg
Stéphane Denève conducts Debussy
CHSA 5102 (2 discs)
Women of the Royal Scottish National Orchestra Chorus
Stéphane Denève/Royal Scottish National Orchestra
録音 2011年10月
    2012年2月
Chandos

ドビュッシー:管弦楽作品集
・管弦楽のための3つの交響的素描「海」
・夜想曲
・バレエ音楽「遊戯」
・スコットランド風行進曲
・管弦楽のための「映像」
・牧神の午後への前奏曲
・交響組曲「春」
・英雄の子守歌
・カンタータ「放蕩息子」~2つの楽章

ステファン・ドゥヌーヴ(Stéphane Denève,1971年11月~)はフランス人指揮者。パリ音楽院を卒業し、ゲオルグ・ショルティーのもとでパリ管弦楽団、ジョルジュ・プレートルのもとでパリ国立歌劇場管弦楽団の各アシスタントを務めた。2005年~2011年年までロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管の音楽監督を務め,2011~12年のシーズンからシュトゥットガルト放送響の首席指揮者に就任。
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ロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管弦楽団(Royal Scottish National Orchestra)は、スコットランドの最大都市グラスゴーのオーケストラ。グラスゴー・ロイヤル・コンサート・ホール及びヘンリー・ウッド・ホールを拠点とし、エディンバラ国際フェスティバルやBBCプロムスにも定期的に登場している。1891年にスコティッシュ管弦楽団(the Scottish Orchestra)として設立。1950年にスコティッシュ・ナショナル管弦楽団(Scottish National Orchestra)と改称した。1991年から英国王室の財政的支援を受け、名称に「ロイヤル」を冠した現名称となった。現在の音楽監督はピーター・ウンジャン。桂冠指揮者をネーメ・ヤルヴィが、名誉指揮者をヴァルター・ヴェラー、アレクサンドル・ラザレフが務めている。

1ポイントマイクで収録したと思われ、ホールトーンが豊かで、コンサートホールの中ほどで聴く音に近い。ダイナミックレンジが大きく、音像は左右、奥行き方向にも広がっておりサラウンド感も良い。サラウンドスピーカーからの音はアンビエンスがメイン。録音場所はグラスゴーのロイヤル・コンサート・ホール

サラウンド・パフォーマンス  ☆☆☆☆
音質                ☆☆☆☆
チャンネル            5ch

SACDサラウンド・レビュー(460) [サラウンド・サウンド・レビュー]

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Haydn, Solberg, Grieg: String Quartets
2L-053-SACD
Engegård Quartet
録音 2007年10月
2L

ハイドン:弦楽四重奏曲第64番 ニ長調 Op.76,No.5,Hob.III:79
ライフ・スールベリ:弦楽四重奏曲 ロ短調
エドヴァルド・グリーグ:弦楽四重奏曲 ト短調 Op.27

ハイドンの楽四重奏曲第64番は特に第2楽章ラルゴが美しいため、この曲全体を「ラルゴ」と呼ぶことが多い。記譜が♯6つの上にロマンチックに移ろう和声は臨時記号も多く、音程合わせは楽ではない。直前の第1楽章もゆったりとした6/8拍子で、実質的に緩徐楽章に近い性格なのがおもしろい。なお、作品76の曲集は「エルデーティ四重奏曲」と呼ばれる。四楽章から成り、演奏時間は約20分。


ライフ・スールベリ(Leif Solberg,1914年~) はノルウェー、リレハンメルに在住の作曲家、オルガニスト。今年で100歳を迎え、ノルウェーで最も高齢の作曲家の一人。ロ短調の弦楽四重奏曲は、作曲者と親交のあったヒンダル四重奏団の委嘱により1945年に作曲された。同世代のモダニスト作曲家の音楽から遠く離れた調的語法で書かれた、"伝統的、古典的ソナタ形式" (スールベリ) の作品。"アレグロ"、"アンダンテ・エスプレッシーヴォ"、"スケルツォ、アレグロ"、"アレグロ・マ・ノン・トロッポ" の4楽章構成。
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エンゲゴール・クァルテット(Engegard Quartet)は2006年発足のノルウェーの弦楽四重奏団。メンバーはカメラータ・アカデミカのコンサートマスター、オルランド四重奏団リーダーを務めたアルヴィド・エンゲゴール( Arvid Engegård)、ニュー・ヘルシンキ弦楽四重奏団で演奏したヤン=エーリク・グスタフソン(Jan-Erik Gustafsson)ルウェー放送管弦楽団コンサートマスターのアトレ・スポンベルグ(Atle Sponberg )イギリスからジュリエット・ジョプリング(uliet Jopling )、ベルゲン国際フェスティヴァルとオスロ室内楽フェスティヴァルをはじめとする国内の音楽祭に参加。正面から作品と向かい合い、大胆に切り込んでいく演奏が評価された。
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32bit/352.8KHzのDXDで高音質録音。教会の録音だが、残響はそれほど多くない。特に1stヴァイオリンはナチュラルな透明感のある音をしており、すぐ目の前で演奏しているようなリアル感がある。各楽器もそれぞれの位置に定位しており、音のバランスも良い。サラウンドスピーカーには直接音がかなり入っている。録音場所はノルウェー、ベールムのヤール教会 (Jar Church)

サラウンド・パフォーマンス  ☆☆☆
音質                ☆☆☆☆
チャンネル            5.1ch

SACDサラウンド・レビュー(459) [サラウンド・サウンド・レビュー]

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Mendelssohn
Complete Chamber Music for Strings Vol. 3
92.568
Mandelring Quartett
Quartetto di Cremona (Octet only)
録音 2012年4月
    2011年11月
Audite

メンデルスゾーン:弦楽のための室内楽曲全集 Vol.3
・弦楽四重奏曲第5番変ホ長調 Op.44-3
・弦楽四重奏のための4つの小品より第1曲、第2曲 Op.81
・弦楽八重奏曲変ホ長調 Op.20

メンデルスゾーンの弦楽四重奏曲第5番は、1838年に作曲された。Op.44は3つの弦楽四重奏曲からなっており、1837年作曲の「第4番」に続いて1838年に「第5番」、同年さらに「第3番」が作曲されてひとつにまとめて出版された。メンデルスゾーンはOp.44の約10年前となる「第1番」や「第2番」の作曲にあたってはベートーヴェンの後期弦楽四重奏曲から強い影響を受けていたが、Op.44においては彼が独自の音楽様式を確立していくさまを垣間見ることができる。しかしながら、この曲においてもなおベートーヴェンのラズモフスキー四重奏曲を思わせる楽想が見られるという指摘もある。4楽章から成り、演奏時間は約35分。


マンデルリング弦楽四重奏団(Mandelring Quartet)はドイツ西部プファルツ地方ノイシュタットを本拠地とする。ドイツ・ワイン街道沿いの町ハンバッハで生まれ育った3人のシュミット兄妹のセバスチャン・シュミット(1stVn)、ナネッテ・シュミット(2ndVn)、ベルンハルト・シュミット(Vc)に加え、Vaにローランド・グラッスル。ミュンヘン、エヴィアン、パオロ・ボロチアーニなどの弦楽四重奏国際コンクールを制する実力派。1997年からは、ノイシュタット郊外のハムバッハ城で、自らが芸術監督としてハムバッハ音楽祭を開催している。
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クレモナ弦楽四重奏団(Quartetto di Cremona )はイタリアのクレモナを本拠地とする弦楽四重奏団。クレモナのWalter Stauffer Academyに通っていた学生が2000年に創設。現在のメンバーは2002年以来でヴァイオリンのCristiano Gualco, Paolo Andreoli, ヴィオラのSimone Gramaglia、チェロのGiovanni Scaglioneで構成。
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各楽器はそれぞれの位置に定位しており、特に1stヴァイオリンは高域の伸びが有るクリアーな音をしている。サラウンドスピーカーからの音はアンビエンスがメイン。録音場所はドイツ、ラインランド プファルツ州のクリンゲンミュンスター

サラウンド・パフォーマンス  ☆☆☆
音質                ☆☆☆☆
チャンネル            5ch

SACDサラウンド・レビュー(458) [サラウンド・サウンド・レビュー]

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Grieg
Music for String Orchestra
BIS-SACD-1877
Richard Tognetti/Australian Chamber Orchestra
録音 2010年10月
BIS

グリーグ:弦楽オーケストラのための作品集
・弦楽四重奏曲第1番ト短調Op.27(トニェッティ編弦楽版)
・2つの悲しき旋律Op.34
・恋愛詩Op.43の5(トニェッティ編)
・ホルベア組曲Op.40

リチャード・トネッティ(Richard Tognetti,1965年8月~)はオーストラリア・キャンベラ生まれのヴァイオリニスト、作曲家、指揮者。シドニー音楽院でアリス・ワーテンに、故郷のウロンゴンではウィリアム・プリムローズに、またスイスのベルン音楽院でイゴール・オジムにヴァイオリンを師事し、1989年に同音楽院卒業のトップ・ソリストとしてチュミ賞を授与されている。同年オーストラリアへ帰国し、オーストラリア室内管の客演リーダーとして数公演に出演、リーダーに任命され、続いて音楽監督に就任した。ヴァイオリニストとして古楽器、モダン楽器、電子楽器を弾きこなす他、数多くの作品を室内オーケストラのために編曲し、世界中で演奏している。
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オーストラリア室内管弦楽団(Australian Chamber Orchestra)は1975年、シドニーに創設される。 レパートリーは古典作品から現代作曲家による新作まで、多岐 にわたる。1989年、リチャード・トネッティが音楽監督兼コンサートマスターに就任、以来トネッティのリーダーシップの下、柔 軟性に富み万能な“ソリスト集団”であるACOは、モダンおよびバロック楽器を用い、あるときは室内管弦楽団、あるときは小規模シンフォニー・オーケスト ラ、またあるときは電子音響を用いた楽団として演奏活動を行っている。
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トラック1~4は弦楽四重奏曲をトネッティが弦楽オーケストラ用に編曲したもので、高域弦の音の伸びは良く、また、中低域弦も厚みのある音をしており、好録音。音像は左右に大きく広がっている。サラウンドスピーカーからの音はアンビエンスがメイン。録音場所 はオーストラリア、シドニー、ABCセンターのユージン・グーセンス・ホール

サラウンド・パフォーマンス  ☆☆☆☆
音質                ☆☆☆☆
チャンネル            5ch

SACDサラウンド・レビュー(457) [サラウンド・サウンド・レビュー]

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Stravinsky
Symphony of Psalms
PTC 5186 349
Collegium Vocale Gent
Philippe Herreweghe/Royal Flemish Philharmonic
録音 2009年1月
PentaTone Classics

ストラヴィンスキー:
・ジェズアルド・ディ・ヴェノーサ400 年祭のための記念碑
・ミサ曲(混声合唱と2 つの木管五重奏のための)
・ J.S. バッハの《高き天よりわれは来れり》によるコラール変奏曲
・詩篇交響曲


コレギウム・ヴォカーレ(Collegium Vocale Gent)は指揮者のフィリッペ・ヘレヴェッヘにより1970年に創立された合唱団。ベルギーのヘント(Gent)を拠点としている。優れた演奏ですぐに頭角をあらわし、レオンハルト、アーノンクールといった世界のトップ・アーティストから注目され、コンサートやレコーディングで共演、レパートリーもルネサンスから現代作品まで幅広く、ウィーン・フィル、コンセルトヘボウ管等とも共演、世界中で活躍している。ハルモニア・ムンディからの数多くのCDはいずれも高い評価を得ている。
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フィリッペ・ヘレヴェッヘ(Phliippe Herreweghe, 1947年5月~)はベルギーのヘントの医師の子に生まれ、幼いころから少年聖歌隊で歌うが、大学では医学・精神医学を専攻。ヘント音楽院ではオルガンとチェンバロも学ぶ。グスタフ・レオンハルト、ニコラウス・アーノンクールらによるバッハのカンタータ全集の録音にも合唱指揮者として参加。ドイツ音楽の専門家として知られており、なかでもバッハから新ウィーン楽派までを得意としている。1993年にコレギウム・ヴォカーレとともにフランデレン音楽大使に選任され、1997年にはルーヴァン・カトリック大学より名誉博士号を、2003年にはフランス政府よりレジオン・ドヌール・シュヴァリエ章を授与されている。今日では主要なバッハ研究家によって、正統的な歴史考証を踏まえたピリオド奏法によるバッハ演奏の開拓者の一人と認められている。ヘレヴェッヘは1998年から2008年までロイヤル・フランダース・フィルの音楽監督を務めていた。
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ロイヤル・フランダース・フィルハーモニー管弦楽団(Royal Flemish Philharmonic)は、ベルギー・アントウェルペン州の州都アントウェルペンにあるオーケストラである。創立は1937年。歴代の首席指揮者には、アンドレ・ヴァンデルノートやムハイ・タンらがいる。1998年から2008年までフィリップ・ヘレヴェッヘが音楽監督を務め、ピリオド奏法を取り入れたベートーヴェン交響曲全集などに取り組んだ。2008年から2011年までヤープ・ヴァン・ズヴェーデンが務め、2011年にはエド・デ・ワールトが音楽監督に就任した。
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トラック1の「400 年祭のための記念碑」では金管の響きが柔らかく、心地よい。「ミサ曲」では、木管五重奏と合唱の組み合わせ。トラック12の「J.S.バッハのコラール変奏曲」では、低域弦のピチカートが、厚みのある響きをしている。「詩篇交響曲」はダイナミックレンジの大きな曲で、合唱とピアノも加わる。全体的に音像は左右、奥行き方向にも広がっており、各楽器の音のバランスも良い。サラウンドスピーカーからの音には直接音も入っている。録音はベルギー、アントワープのDe Singelコンサートホールでのライヴ。

サラウンド・パフォーマンス  ☆☆☆☆
音質                ☆☆☆☆
チャンネル            5ch

Raspberry PiとDAC基板の組み合わせでハイレゾ音源の再生(3) [オーディオ]

Volumioをリモコン操作に対応したバイナリーイメージファイルVolumio1.4PI+mpdをたかじんさんのサイトからダウンロードし、7-Gipで解凍したファイルをWin32DiskImagerでSDカードに直接書き込みました。

5V電源供給は、とりあえずRaspberry Pi基板のmicroUSBコネクタからACアダプター経由で供給しています。いずれ、専用の5V電源基板を作成し、ステレオ1月号付録のデジタルアンプLXA-OT3と一緒にケースに入れようと思います。

AUIO OUTPUTにアンプ接続ケーブルを半田付けし、Raspberry Piに書き込み済みのSDカードを差し込み、LANケーブルとモニター用HDMIケーブルを接続後電源投入。

Raspberry Piのモニター画面
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ターミナルとして使うパソコンからVolumio-Music Playerを起動すると再生初期画面が表示されます。
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パソコン側でVolummioがネットワークデバイスの音楽プレーヤーとして認識されます。
Volmidioネットワークデバイス検出_1.png
Volimioネットワークデバイス検出_2.png

とりあえずRaspberry PiのUSBコネクタに音源の入ったUSBメモリを挿入し、BROWSE画面でUSBを選択すると、再生可能なファイル名リストを表示。
Volimio_library画面.png

再生したいファイルの右端のボタンをクリックすると選択画面が現れ、Add and Playをクリックすると再生が始まりました。
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Raspberry PiとDAC基板の組み合わせでハイレゾ音源の再生(2) [オーディオ]

Linuxオーディオに関する記事をWebで調べていたら、CQ出版社から発売されている「インターフェース」と言う雑誌の9月号で特集が組まれていたことを知り、バックナンバーを取り寄せました。
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その記事の中で8,000円でリモコンを使用してLinux音楽再生ソフトVolumioにて192KHz/24bitの音源が再生でき、Raspberry PiボードにスタッキングできるIrBerryDACと言うDACボードのキットの記事が有り、ノイズ対策を考慮したパターン設計がされているようで、「たかじん」さんのサイトから購入してみました。
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半田付けの難しい面実装部品はすでに実装されており、こちらでやるのはC,R,コネクタなどのディスクリート部品だけの実装のみで、30分ほどで出来てしまいました。
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DACチップはテキサス・インスツルメンツ製のPCM5102A(384KHz/32bit)が、リモコンコントロール用にPICマイコンPIC16F1827が使用されています。また、電源回路には低ノイズレギュレータを使用しており、電解コンデンサーには低ESRのOSコンデンサーが使用されています。