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2015年ランニング総括 [ランニング]

本日の午前中に本年の走りおさめを行い、自宅から小金井公園を1周して約16kmを走り、気持ちのいい汗をかきました。

今月は雨も少なく、穏やかな天気が続いて1日おきに走ることができ、計16回の走行で距離は274.6km、今年の月間最長距離でした。

今年の年間走行距離は2,949.8kmとなりました。記録を取り出してからの通算距離は、地球2周目に入っており、48,935.5kmになり、来年には50,000km達成できそうです。

今年参加したレースは、1月18日に開催されたフロストバイトロードレースのハーフと2月15日に開催された青梅マラソンの10kmでした。

来年で古希を迎える歳になってしまい、歳を重ねるにしたがってスピードも年々遅くなっており、今やジョギングスピードは6分/Kmで走るのはしんどくなってきました。

東京マラソン2016の抽選は、今年も外れてしまいました。来年のレースの参加予定は、1月17日開催のフロストバイトロードレースのハーフと、2月21日開催の青梅マラソンの10kmです。

SACDサラウンド・レビュー(629) [サラウンド・サウンド・レビュー]

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Haydn
London Symphonies Vol. 4
ARS 38 064 (2 discs)
Bruno Weil/Cappella Coloniensis
録音 2013年2月 
    2014年3月
Ars Produktion

ハイドン:
・交響曲第102番 変ロ長調 Hob.I:102
・交響曲第103番 変ホ長調 「太鼓連打」 Hob.I:103
・交響曲第104番 ニ長調 「ロンドン」 Hob.I:104

「ロンドン交響曲」(London Symphonies)は、ハイドンがヨハン・ペーター・ザロモンの招きによってロンドンを訪問するにあたって1791年から1795年にかけて作曲した12曲の交響曲の総称である。他にもロンドン・セットや、招聘者にちなんでザロモン交響曲、ザロモン・セットなどと呼ばれることがある。作曲時期によって第1期が第93番~第98番(1791年 ~1792年)、第2期は第99番~第104番(1793年~1795年)と2つのグループに大別できる。

ブルーノ・ヴァイル(Bruno Weil, 1949年11月~)は、ドイツの指揮者。ラインラント=プファルツ州の生まれ。ウィーンでハンス・スワロフスキー(Hans Swarowsky)に師事する。1979年カラヤン指揮者コンクールに2位入賞する。オペラ指揮者としてウィーンのフォルクス・オーパーなどの各地の歌劇場に登場する一方、オリジナル楽器を使用した演奏も得意としており、ターフェルムジーク・バロック管弦楽団やカペラ・コロニエンシスとハイドンの交響曲やロマン派のオペラをレコーディングしている。アウクスブルク劇場音楽総監督を1981年~1989年、デュースブルク・フィルハーモニー管弦楽団首席指揮者を1994年~2002年まで歴任。
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カペラ・コロニエンシス(Cappella Coloniensis)は、ドイツのケルンを拠点に活動する古楽器オーケストラである。1954年に設立。古学演奏がまだ充分認知されていない頃から積極的に演奏活動を行ってきた。1980年代以降はロッシーニやワーグナーにも取り組んでいる。代表的なレコーディングは、客演指揮者ブルーノ・ヴァイル指揮でウェーバーのオペラ『アブ・ハッサン』、『魔弾の射手』やワーグナーの『さまよえるオランダ人』、ハイドンの交響曲などがあり、特にワーグナーは伝統的な演奏に一石を投じた。
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高域弦は音の伸びが有り、中低域弦の響きも豊かである。打楽器や金管楽器など、要所の楽器にスポットマイクを使用したと思わられるが、音のバランスは良い。サラウンドスピーカからの音には直接音も含まれる。録音場所はドイツ、エッセンのエッセン・フィルハーモニー・アルフリート・クルップ・ザール


サラウンド・パフォーマンス  ☆☆☆
音質             ☆☆☆☆
チャンネル          5.1ch

SACDサラウンド・レビュー(628) [サラウンド・サウンド・レビュー]

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Sibelius
Symphonies Nos. 3 & 7
LSO0552
Sir Colin Davis/London Symphony Orchestra
録音  2003年9月(No.7)
    2003年10月(No.3) 
LSO Live

ジャン・シベリウス:
・交響曲第3番 ハ長調 Op. 52
・交響曲第7番 ハ長調 Op. 105

交響曲第7番は、1924年に完成されたシベリウスの最後の交響曲。作曲開始は、交響曲第6番とほぼ同じ頃(1910年代)とされている。 1924年3月25日、ストックホルムの楽友協会コンサートで、作曲者自身の指揮で初演された。初演時は「交響的幻想曲」と名付けられており、交響曲として番号が与えられたのは翌年の出版時である。一般的に交響曲史上の中でも「究極の交響曲」とか「交響曲の到達点」などといわれている。交響曲の様々な要素が「凝縮され」、「全ての無駄が省かれ」、「調和と論理性を究めた」交響曲、などとも形容されており、交響曲としては珍しい単一楽章の構成を取っており、演奏時間は約22分。

サー・コリン・デイヴィス(Sir Colin Rex Davis, 1927年9月~ 2013年4月)は、英国の指揮者。生まれた家が貧しく、指揮者になるためのピアノを買う金がなくて、まず一番安い楽器のクラリネットから始める。王立音楽大学で更にクラリネットを学ぶが、ピアノの演奏能力の欠如を理由に指揮法の履修は禁じられていた。しかし同級生とカルマー管弦楽団を結成し、しばしば指揮を執っていた。1952年にロイヤル・フェスティバル・ホールに勤め、1950年代後半からBBCスコティッシュ交響楽団を指揮する。1959年に病身のオットー・クレンペラーの代理でモーツァルトのオペラ「ドン・ジョヴァンニ」を指揮して一躍名声を馳せる。1960年代にサドラーズ・ウェルズ・オペラやロンドン交響楽団、BBC交響楽団を指揮する。1971年にゲオルグ・ショルティの後任として、コヴェント・ガーデン王立歌劇場の首席指揮者に就任。1980年にナイトに叙される。その後は、バイエルン放送交響楽団首席指揮者、ドレスデン国立歌劇場管弦楽団名誉指揮者などを歴任し、1995年に母国イギリスのロンドン交響楽団首席指揮者に就任した。2013年4月14日、病気のため85歳で死去。
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ロンドン交響楽団( London Symphony Orchestra,略称LSO)は、イギリスのプロのオーケストラのひとつ。ロンドンのオーケストラの中でも中心的存在で、本拠地は、1982年よりロンドンのバービカンセンター。1904年にクィーンズホール管弦楽団のメンバーを中心に、英国初の独立採算、自主運営のオーケストラとして発足。同年6月9日にクィーンズホールにおいて、ハンス・リヒターの指揮で第1回コンサートを開催した。その後、リヒターは首席指揮者に就任し、1911年にエドワード・エルガーにその座を譲るまで楽団の基礎を固める。ロイヤル・フィルとならび、「女王陛下のオーケストラ」としても知られ、名誉総裁にはエリザベス2世が就いている。主な歴代首席指揮者にアンドレ・プレヴィン(1968年~1979年)、 クラウディオ・アバド(1979年~1988年)、マイケル・ティルソン・トーマス(1987年~1995年)、コリン・デイヴィス(1995年~2006年)。2007年から現在までヴァレリー・ゲルギエフが就いている。


収録期日はそれぞれ異なるが、第3番、第7番ともマルチチャンネル再生時、サラウンド・ライトにプチプチといったノイズが乗っている。録音以降のミキシング工程かマスタリング工程かいずれかのミスと思われる。録音の音質自体は、高域の伸びはあまり無いが中低域弦の響きは豊かで、プレーヤー、AVアンプともにモニタに5.1chの表示が出るが、LFEからの音は出ていない。

サラウンド・パフォーマンス  ☆☆☆
音質             ☆☆
チャンネル          5ch

SACDサラウンド・レビュー(627) [サラウンド・サウンド・レビュー]

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Music for solo cello 1945-2014
PTC 5186 542 (3 discs)
Matt Haimovitz(cello)
録音 2002年10月~2014年12月
PentaTone Classics

軌道 - 現代チェロ独奏作品集1945~2014
Disc1
フィリップ・グラス:軌道
デイヴィッド・サンフォード:7番街のカディッシュ
オスバルド・ゴリホフ:オマラモール
ルチアーノ・ベリオ:セクエンツァ XIV
エイドリアン・ポップ:ゴーダン
アナ・ソコロヴィッチ:ヴェズ
ジェルジ・リゲティ:無伴奏チェロ・ソナタ
ドゥ・ユン:サン
トビー・トワイニング:9:11ブルース
ジョン・スタフォード・スミス:アンセム 「星条旗」(J. ヘンドリクス、M. ハイモヴィッツによるチェロ編)

Disc2
ジョン・レノン/ポール・マッカートニー:ヘルター・スケルター(L.P. ウールフによるチェロ編)
エリオット・カーター:フィグメント第1番
サルヴァトーレ・シャリーノ:アイ・リミティ・デッラ・ノッテ(チェロ版)
ルイジ・ダラピッコラ:シャコンヌ、間奏曲とアダージョ
スティーヴン・マッキー :ロンド変奏曲
ルナ・パール・ウールフ:サラバンド
エリオット・カーター:フィグメント第2番 「アイヴズ氏への思い出」
トッド・マコーヴァー:ウィズ・ダダジ・イン・パラダイス
ジル・トランブレ:Cedres en voile 「Threne pour le Liban」

Disk3
ネッド・ローレム:シェイクスピアを読んで
ポール・モラヴェック:マーク・トウェイン・セズ
ルイス・スプラットマン:影

マット・ハイモヴィッツ(Matt Haimovitz ,1970年12月~)はイスラエル生まれのチェリスト。5歳の時に家族と共にアメリカに移住。7歳からチェロを習い始めレナード・ローズ、ヨーヨー・マなどに師事。ドイツ・グラモフォンから天才少年としてデビューし、古典派から現代音楽にいたる幅広いレパートリーをもつ。主にアメリカとカナダで活動している。CD録音に「20世紀チェロ作品集」などがある。
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オランダのPentatoneレーベルとカナダのOxingale Recordsレーベルとの共同企画「PENTATONE OXINGALE Series」。ジャンルはクラシックからロックまでと多彩。

Disk1のトラック1とDisk2のトラック1は2014年12月で収録時期は一番新しく、やや離れたマイク位置での収録と思われ、チェロの自体の音はしっかりととらえており、演奏時のノイズ、息づかいはあまり拾っていないのに、音質がとても良い。Disk1のトラック11は収録時期が2002年10月で一番古く、ニューヨーク、CBGBでの唯一のライヴ録音で他はセッション。

サラウンド・パフォーマンス  ☆☆☆
音質             ☆☆☆☆
チャンネル          5ch


SACDサラウンド・レビュー(626) [サラウンド・サウンド・レビュー]

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Neeme Järvi conducts Offenbach
CHSA5160
Neeme Järvi / L'Orchestre de la Suisse Romande
録音 2015年6月
Chandos

オッフェンバック:管弦楽作品集
・「天国と地獄」 序曲
・「美しきエレーヌ」 序曲
・「月世界旅行」 序曲とバレエ
・「鼓手長の娘」 序曲
・「ホフマン物語」 間奏曲と舟歌
・「青ひげ」 序曲
・「ランタン灯りでの結婚式」 序曲
・「ジェロルスタン大公妃殿下」 序曲
・「ヴェル=ヴェル} 序曲
・「パリの生活」 序曲

ジャック・オッフェンバック(Jacques Offenbach, 1819年6月~1880年10月)は、ドイツ、ケルン生まれのフランスで活躍し、のちに帰化した作曲家、チェリスト。ジャック・オッフェンバックは父親の出身地(ドイツ・フランクフルト近郊のオッフェンバッハ・アム・マイン)からとったペンネームで、本名はヤーコプ・レヴィ・エーベルスト(Jakob Levy Eberst)。オペレッタの原型を作ったといわれ、音楽と喜劇との融合を果たした作曲家である。なお、ドイツ語読みでオッフェンバッハと呼ばれることもある。主な作品は歌劇「ホフマン物語」、オペレッタ「天国と地獄」、「美しきエレーヌ」、「青ひげ」、「パリの生活」、「ジェロルスタン大公妃殿下」、「ラ・ペリコール」など。
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ネーメ・ヤルヴィ(Neeme Jarvi,1937年~)エストニアのタリン生まれ。指揮者。タリン音楽学校で学んだ後レニングラード音楽院でエフゲニ・ムラヴィンスキーに師事。1963年、エストニア放送オーケストラの音楽監督になり、タリン室内管弦楽団を創立。エストニア歌劇場の首席指揮者を務め、1971年、ローマのサンタ・チェチーリア国立アカデミー指揮者コンクールで優勝。1980年に米国移住。1981年からスコットランド国立管弦楽団の音楽監督、1982年以降エーテボリ交響楽団の首席指揮者、1990年にはデトロイト交響楽団の音楽監督に就任。最近では2014年4月のN響定期公演に来日し、得意とするシベリウスの交響曲第2番やR.シュトラウスのバレエ音楽「ヨセフの伝説」、スヴェンセンの交響曲第2番といった珍しい作品を指揮した。

スイス・ロマンド管弦楽団( L’Orchestre de la Suisse Romande)は1918年エルネスト・アンセルメによってジュネーブで結成された楽団。1938年にはローザンヌ放送管弦楽団を吸収し,発展した。アンセルメの指導のもとで繊細で透明な音質を特色とする独特の個性をもつ楽団に仕上げられた。1967年アンセルメの引退後,音楽監督に1970~1977年サヴァリッシュ,1978~1985年ホルスト・シュタイン、85~97年アルミン・ジョルダン、ファビオ・ルイジ、2005年より2012年までマレク・ヤノフスキが、2012年7月からはネーメ・ヤルヴィが就任し、2015年まで務める予定。2012/2013年のシーズンには山田和樹が首席客演指揮者になった。2014年7月に来日し、山田和樹の指揮でサントリーホールなどで公演を行った。

ダイナミックレンジの大きな録音で、ヴィクトリア・ホールの適度な残響の中、中低域音の厚みのある響きが美しい。音場は左右、奥行き方向にも広がっている。1ポイントマイクをメインとした収録と思われ、コンサートホールの中ほどで聴く音に近い。サラウンドスピーカーからの音はアンビエンスがメイン。

サラウンド・パフォーマンス  ☆☆☆☆
音質             ☆☆☆☆
チャンネル          5ch

SACDサラウンド・レビュー(625) [サラウンド・サウンド・レビュー]

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A.Scarlatti
Con eco d'amore
HMU 807574
Elizabeth Watts
Laurence Cummings/The English Concert
録音 2014年11月
Harmonia Mundi

A.スカルラッティ:オペラ、セレナータからのアリア集
・アリア「Figlio! Tiranno! O Dio!」~オペラ「グリゼルダ」(1721)より
・アリア「私の心は嫉妬に燃え(Se geloso e il mio core)」~セレナータ「Endimione e Cintia」(1705)より
・アリア・パストラーレ「彼はお生まれになった」~カンタータ「Non so qual piu m' ingombra」(1716)より
・この新しい問題に(A questo nuovo affanno)~オペラ「Eraclea」(1700)より
・私が楽しんでいる間に(Mentr' io godo)~オラトリオ「La Santissima Vergine del Rosario」(1707)より
・くすんだ影(Ombre opache)~カンタータ「Correa nel seno amato」(1690)より
・レチタティーヴォ「メランコリーな鳥が歌うところで(Qui, dove … Torbido, irato)」~セレナータ「エルミニア」(1723)より
・アリア「Torbido, irato, enero」~セレナータ「エルミニア」(1723)より
・アリア「祝いの声で」~アリア集「7 Arie con tromba sola」(1703-08)より
・レチタティーヴォ「O vane speme!」~アリア「Cara tomba del mio diletto」~オペラ「Mitridate Eupatore」(1706)より
・アリア「Sussurrando il venticello」~オペラ「Tigrane」(1715)より
・アリア「キューピッドよ、翼をあげよErgiti, Amor, su i vanni」~オペラ「Scipione nelle Spagne」(1714)より
・アリア「Esci omai」~オペラ「Mitridate Eupatore」(1706)より
・アリア「Dolce stimolo al tuo bel cor」~オペラ「Mitridate Eupatore」(1706)より
・アリア「D' amor l' accesa face」より~セレナータ「Venere, Amore e Ragione」(1706)より
・アリア「Io non son di quei campioni」~オペラ「La Statira」(1690)より
・シンフォニア、アリア「戦いに A battaglia」~カンタータ「A battaglia, pensieri」(1699)より

アレッサンドロ・スカルラッティ(Alessandro Scarlatti,1660年5月~1725年10月)はバロック期のイタリアの作曲家。特にオペラとカンタータで著名である。オペラにおけるナポリ楽派の始祖と考えられている。また、同じくバロック期の作曲家であるドメニコ・スカルラッティとピエトロ・フィリッポ・スカルラッティの父でもある。スカルラッティの音楽は、フィレンツェ、ヴェネツィア、ローマを中心として発展した17世紀の初期バロックにおけるイタリアの声楽様式とモーツァルトで全盛を極める18世紀における古典楽派との間の重要な橋渡しとして位置付けることが出来る。オラトリオやセレナードも全てオペラ同様の様式を示している。スカルラッティは500以上の独唱のための室内カンタータを作曲した。これらは当時における室内楽のうちで最も知性に溢れる類のものである。
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エリザベス・ワッツ(Elizabeth Watts,1979年~)はイギリスのソプラノ歌手。シェフィールド大学で考古学を学び、首席で卒業。2002 年よりロンドンの王立音楽院にてリリアン・ワトソン(Lillian Watson)に師事。2006年にキャスリーン・フェリアー賞受賞を始め、様々な賞を受賞。2014年にはプロムスのラスト・ナイトにも出演するなど、イギリスを中心に活躍の場を広げている。
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ローレンス・カミングス(Laurence Cummings,1968年~)は英国、バーミンガム生まれの指揮者、チェンバロ奏者、オルガン奏者。オックスフォード大学クライストチャーチ・カレッジをオルガン奨学生として一等で卒業。1996年、ロンドンの王立音楽院の古楽科の主任に就任。ティルフォード・バッハ・ソサエティの音楽監督、ヘンデル・ハウス・ミュージアムの理事も務める。
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イングリッシュ・コンサート(The English Concert)は、チェンバロ奏者であるトレヴァー・ピノックがヴィクトリア&アルバート博物館所蔵の古楽器を活用する目的で1973年にイギリスに結成した古楽オーケストラである。1978年頃からドイツ・グラモフォンのアルヒーフと専属契約を結び多数の録音が発売され、その人気を確かなものとした。また80年代にピノックの片腕が去っていくとモーツァルトの作品も多数演奏されるようになり、2003年にはピノック自身も退団する。2003年からはバロック・ヴァイオリン奏者のアンドルー・マンゼが音楽監督に就任したが、2007年にハリー・ビケット(Harry Bicket)と交代している。
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残響の豊かな教会での収録で、サラウンドスピーカーからの音にはアンビエンスな音が多く含まれている。ワッツの高域の美しいソプラノは前に出ており、バックの演奏は控え気味。高域弦は伸びが有り、中低域弦の響きは豊かである。録音場所はロンドン、ゴスペル・オーク、オール・ハロウズ教会

サラウンド・パフォーマンス  ☆☆☆☆
音質             ☆☆☆☆
チャンネル          5ch

真空管プリメインアンプ組み立てキットTRK-300の製作(3) [オーディオ]

入力を接続せず、スピーカーにのみ接続し、電源をONにし、左右それぞれのハムバランストリマーを回してハムノイズが最小になるように設定しました。MJ3月号の記事にあるように、スピーカーに耳を近づけると、わずかですがハムノイズがあります。これは300Bシングルアンプの宿命らしいです。

スピーカーなどでやる、使用する前に通電し、長時間放置しておくエージングは、真空管には必要が無いそうなので、いきなり音だしをしてみました。

以下の3種の300Bで聴き比べました

①Triode 300B(中国 曙光電子,ShuguangのOEM)添付品
曙光電子は韓国LGとPhilipsの翼下にあるようです。
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・一般的な評価
300Bのシングルアンプらしい澄み切った高域と滑らかなボーカルが魅力的です。低音は少し膨む。カソードがフィラメントで形成される300Bなどの直熱三極管は、カソードが金属板で形成される傍熱管に比べ、カソードの物理的な強度が不足するため低域が膨らみやすい。大型の送信管(813/FU13)などは、同じ3極管でもフィラメントの強度が高く、低域の膨らみの少ないものが多い。

・私の評価
通電時、真空管に触れると、内部の電極(特にグリッド)が振動を拾っているらしく、マイクロフォニックノイズを発生するので、大音量再生時の振動対策が必要と思われます。単体で指ではじいても中のパーツが振動してカーンと少し濁った響きをします。低音が少し濁り気味に感じました。

②PSVANE 300B Hifi(中国)
レビユーを見るとまずまずの評価なので、並行輸入品をAMAZONサイトで購入しました。マッチドペアで\19,500と格安でした。PSVANEは2011年に同じ中国の桂光電子(Guiguang Tube Factory)の機械設備、生産のチームの一部を買収することにより真空管の製造を始めた会社のようです。
プレートに300Bとしては初めてのプラチナクラッド処理を施すことにより、実効的なプレート損失の増大化が図られ、これまで以上に硬質で透の通るようなサウンドとなっています。英国製高密度フィラメント材を使用、高真空度を引き出す高価な真空ガスを採用、セラミック白磁ベース、ゴールドピン
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・一般的な評価
低音の押し出しの強さがあり、ボーカルまでかなり綺麗に聞こえる。高域がもう一つ伸びていない感じがする。

・私の評価
こちらも真空管に触れるとわずかですが、マイクロフォニックノイズを発生します。単体で指ではじいても中のパーツが振動してカーンと少し濁った響きをします。プレートの構造はTriode 300Bとかなり類似しています。音はTriode 300Bよりは良いように感じました。

③ELECTRIC HARMONIX 300BEH Gold(ロシア)
通称エレハモと呼ばれているロシアのメーカーで、バイアスの安定化と音響特性向上の為、グリッド線に金メッキ(ゴールド・グリッド)したタイプ。
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・一般的な評価
音の透明感を保ちつつ音が分厚い。中音域から高音域にかけて、伸びやかな素晴らしい音質。

・私の評価
今回評価した3種の中では一番良いように感じました。単体で指ではじくとクリアーな、キーンと高い音がします。中の構造がしっかり作られているものと思われます。ジャズのベース音も押し出しの利いた厚みのある音でした。

まだ通電時間が少なく、聴き込むにつれて音が変わってくると思います。あくまでも新品の球の状態でのレビューです。

SACDサラウンド・レビュー(624) [サラウンド・サウンド・レビュー]

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Brahms,Schumann,Reinecke
Chamber music for French Horn
CCS SA 34014
Jasper de Waal(horn)
Candida Thompson(violin)
Hans Colbers(clarinet)
Frank van de Laar(piano)
録音 2012年4月
Channel Classics

ホルンのための室内楽作品集
ブラームス:ホルン三重奏曲変ホ長調Op.40
シューマン:アダージョとアレグロOp.70
ライネッケ:クラリネット、ホルンとピアノのための三重奏曲変ロ長調Op.274

カール・ライネッケ(Carl Heinrich Carsten Reinecke, 1824年6月~1910年3月)は、ドイツロマン派の作曲家、ピアニスト、指揮者、教育者。音楽理論や音楽教育書の著作を出していた高名な音楽教育者の父親ルドルフに学ぶ。7歳までに作曲を始め、12歳でピアニストとして初めて公開演奏を行った。1843年(19歳)に北欧に演奏旅行を行い、引き続きライプツィヒでメンデルスゾーンやシューマンに師事した。1860年(36歳)にライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団の楽長、音楽院の教授に就任。初期の作品にはメンデルスゾーンやシューマン、ショパンの影響が顕著であったが、のちにはブラームス作品のもつ綿密さや堅固な構成力が加わった。公職から引退後も死の間際まで作曲活動を続けていたため、創作数は出版作品だけで300曲を超え、未出版の作品を数えると千曲以上ともいわれる。様々な分野の曲を書いているが、魅力的な旋律と創意に富む数多くのピアノ曲で殊に有名であった。また、室内楽曲も優れており、フルートソナタ「ウンディーネ」は彼の作品中最も頻繁に演奏される曲である。
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ヤスパー・デ・ワール(Jasper de Waal)は2004年から2012年までロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団の首席ホルニスト。ブラバント音楽院(Brabant Conservatory) にてヘルマン・ユーリッセン(Herman Jeurissen)に師事し、1988年卒業。引き続きハーグ王立音楽院(Royal Conservatory in The Hague )にてヴィセント・ザルゾ(Vicente Zarzo)に師事。1991年から2004年までハーグ・レジデンティ管弦楽団(Residentie Orkest)の首席奏者を歴任。ハーグ王立音楽院の客員教授を務める。
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カンディダ・トンプソン(Candida Thompson,1967年10月~) イギリスのグラスゴー出身の女性ヴァイオリニスト、指揮者。ロンドンのギルドホール音楽演劇学校(Guildhall School of Music and Drama)にてデーヴィド・タケノ(David Takeno)に師事し、ヴァイオリンのソリストのディプロマを獲得。引き続きカナダのバンフ芸術センター(Banff Centre for the Arts)にて学んだ。ベルグラード国際青年音楽コンクール(Jeunesses Musicales in Belgrade)を含め数々のコンクールで優勝。その後、ヨーロッパ、アメリカはじめ多くの国々でソロ活動を実施。ピアニストのPaolo Giacometti 、チェリストのXenia Jancovic とHamlet Piano Trioを結成。1995年よりアムステルダム・シンフォニエッタのコンサート・ミストレスに、2003年からは芸術監督に就任。
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ブラームスのホルン三重奏曲ではVnは左、Pfはセンター奥に、ホルンは右に定位しており、それぞれの音のバランスは良い。ライネッケの三重奏曲ではクラリネットが左、Pfがセンター奥、ホルンが右に定位している。サラウンドスピーカーには直接音がかなり入っている。録音場所はオランダ、オンデア・デ・リンデン・スタジオ

サラウンド・パフォーマンス  ☆☆☆
音質                ☆☆☆☆
チャンネル            5ch

真空管プリメインアンプ組み立てキットTRK-300の製作(2) [オーディオ]

TRK-300関連の情報を検索していたら、トライオードから純正グレードアップパーツが販売されていることを知り、手配しました。
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初段増幅基板に使用する抵抗14本と0.1μカップリングコンデンサー2個、12AX7のプレートと300Bのグリッド間に挿入するカップリングコンデンサー0.33μのコンデンサー2個です。抵抗はKOA製の電力形被膜抵抗SPR2Cシリーズの2Wらしいですが、トライオードのHPでは特注品となっていました。単価は100円だそうです。カップリング用コンデンサーは添付の標準品のフィルムコンデンサーより外形がかなり大きく、リードを内側に曲げないとスルーホールには入りませんでした。メーカー名はドイツのMundorfと記載されています。

キットに添付されてきた標準パーツを先に実装してしまうと、部品を基板から外す時、パターンを損傷してしまう恐れがあるので、グレードアップパーツが到着を待って、実装の作業にかかりました。

電源基板
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部品実装で早速、小さなトラブルを発生しました。電源基板に電解コンデンサーを実装する際ですが、部品表と回路図ではC3が100μF/400Vになっていますが、基板のシルクマークにはC3の表示が無く、C4になっていたため、添付されてきた部品で初段増幅基板のC4に実装すべき22μF/450Vを実装してしまいました。すぐ気が付き基板を傷めず交換できましたが、組立説明書の最後のページに記載された組立説明書の訂正箇所には含まれていませんでした。

初段増幅基板
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部品番号R109とR209は部品表では1/2Wの82KΩで、添付の抵抗も1/2Wで、パターンのスルーホール間隔もこれに合うピッチですが、グレードアップパーツの82KΩは他の12個と同じ2Wタイプが入っており、これもリードを内側に曲げて実装しました。直接音に関係ない抵抗5個は添付のものを実装しました。

シャーシー内配線
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各線材を指定の長さに切り、予備ハンダをします。電源基板と初段増幅基板の端子ピンには必要な線をあらかじめハンダ付しておきます。

電源基板をシャーシーに取り付け、電源トランス、チョークコイル、出力トランス、初段増幅基板間の配線をします。
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初段増幅基板からはフィラメント、出力トランスからのNFB配線、ボリューム用配線をします。
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そのほかにはシャーシーGND端子への配線、バイアス調整用配線、出力トランスと300B用ソケットプレート間、バイアス調整トリマ基板と300B用ソケットグリッド端子、カップリング用コンデンサー0.33μを初段増幅基板と300B用ソケットグリッド端子間にハンダ付します。
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テスターで導通を確認した後、束線バンドで配線の体裁を整えました。
その後ヒューズを取り付け、バイアス調整トリマは反時計回りに止まる位置まで回しておき、電源プラグを差し込み電源を入れ、インジケーターランプが点灯することを確認後、テスターにて300Bのプレート端子電圧(430V)、300Bのグリッド端子電圧(-73V)、フィラメント端子間電圧(5.5V)が来ていることを確認しました。

裏蓋をし、シャーシーを表にひっくり返し、真空管をソケットに挿入し、左右のそれぞれのバイアス調整トリマを時計の針方向に回しながら、メーターの針がセンターになるように設定しました。

真空管プリメインアンプ組み立てキットTRK-300の製作(1) [オーディオ]

オーディオ関連製作で次にやることを模索していましたが、久しぶりにハンダこてを握りたくなり、真空管アンプを手掛けることにしました。

弟が所有しているビーム管のKT88プッシュプルの音と聞き比べもしたく、真空管アンプの初心者として、製作が容易で性能もまずまずと言う3極管を使用したキットを探しました。

サンオーディオの2A3シングルのSV-2A3とトライオードの300BシングルのTRK-300にしぼりました。
SV-2A3は改造して300Bに変更可能ということでしたが、最終的にMJ2014年3月号で評価の良かったTRK-300に決めました。
バイアス調整用のメーターが有り、各社の球と取り替え、聴きくらべ”球ころがし“ができます。


TRK-300仕様
•回路形式:A級シングル
•使用真空管:300B×2本、12AX7(ECC83)×2本
•基本回路形式:CR型
•定格出力:8W+8W(8Ω)
•周波数特性:10Hz~50kHz(-2、-4dB)
•SN比:88dB
•入力感度:700mV
•入力インピーダンス:100kΩ
•バイアス方式:固定バイアス
•入力端子:RCAアンバランス4系統(LINE1~4)
•出力インピーダンス:4~8Ω
•消費電力:80W
•サイズ:横310×奥行310×高195mm
•重量:16kg
•付属品:真空管カバー、電源ケーブル
•必要工具類 : ハンダこて、ラジオペンチ、ニッパー、ドライバー等

埼玉、越谷にあるトライオードから直送されてきました。
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回路の約6~7割がすでに組み上がっており、こちらでの作業は電源基板と初段増幅基板への部品実装と電源トランス、出力トランスと電源基板間の配線、初段増幅基板周りの配線、300Bのソケット周りの配線などです。

ケースをひっくり返し裏蓋を外すと作業する配線面です
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基板実装部品、線材、端子、ヒューズ等
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SACDサラウンド・レビュー(623) [サラウンド・サウンド・レビュー]

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Fasch
Orchestral Works
OVCL-00203
David Staff (trumpet)
Jan Willem de Vriend/Combattimento Consort Amsterdam
録音 1998年1月
    2004年8月
Exton

J.F.ファッシュ:
・2つのオーケストラのための管弦楽組曲
・管楽器のための協奏曲ヘ長調
・2本のオーボエのための協奏曲 変ロ長調
・四重奏のためのソナタ
・シンフォニア ト長調
・トランペット協奏曲 ト長調

ヨハン・フリードリヒ・ファッシュ(Johann Friedrich Fasch, 1688年4月~1758年12月)は ドイツの後期バロック音楽の作曲家。音楽家のカール・フリードリッヒ・クリスティアン・ファッシュの父。ヴァイセンフェルスで少年聖歌隊員を勤め、ライプツィヒの聖トーマス教会付属学校でヨハン・クーナウに音楽を師事し、コレギウム・ムジクムにも参加した。ドイツ全土で演奏旅行を行い、1714年にバイロイトの宮廷楽団にヴァイオリニストとして入団。グライツやルカヴェッツでも同様の地位を得た。1722年にツェルプストの宮廷楽長に就任し、没年までその地位にあった。現存する主要な作品にカンタータ、協奏曲、シンフォニア、室内楽などがある。
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デイヴィッド・スターフ(David Staff)はイギリスのナチュラル・トランペット、コルネット奏者。ギルドホール音楽演劇学校(ロンドン)を卒業。演奏家としてのみならず、指揮者として、またルネッサンスから古典の音楽の研究家としても優れている。演奏家として世界中を旅し、すべての大手レコード会社との録音を行ってきた。ブランデンブルグ協奏曲第2番の6回の録音や数多くの演奏を始め、J. S. バッハの全作品のトランペットパートを録音した。1986年以来フランス・ブリュッヘンが主宰する18世紀オーケストラの首席奏者を務めている。2013年より、アムステルダム音楽院の教授として後進の指導にあたっている。
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ヤン・ヴィレム・デ・フリエンド(Jan Willem de Vriend, 1963年~ )はオランダの指揮者。ヴァイオリニストとしても超一流の実力を誇っている。近年では指揮者としての名声が欧米諸国を中心にますます高まっている。2006年からネザーランド交響楽団の首席指揮者兼、芸術監督を務めている。
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コンバッティメント・コンソート・アムステルダム(Combattimento Consort Amsterdam) は1982年、伝統的なバロック・レパートリー以外の作品を開拓することを目的に、オランダで結成されたアンサンブル。普段耳にする機会のない作品を、彼らと同時代の大作曲家の作品と並べて演奏することで、耳慣れたレパートリーに新しい一面を発見することができ、その活動は高く評価されている。とりわけ、デ・フェッシュ、ヴァン・ワッセナー、ヘレンダールといったオランダの作曲家の作品をレパートリーにしていることも特徴的である。また、モンテヴェルディやパーセルのオペラ制作にも携わっている。

管楽器のための協奏曲及びトランペット協奏曲は録音月日が新しく、弱冠音質は良いように感じた。トランペット協奏曲では高域弦の音はクリアでナチュラルな音をしており、トランペットの響きも美しい。サラウンドスピーカーからの音は低めに抑えられており、アンビエンスがメイン。録音場所はオランダ、ヒルヴェルサム、MCOスタジオ

サラウンド・パフォーマンス  ☆☆☆
音質                ☆☆☆☆
チャンネル            5ch

SACDサラウンド・レビュー(622) [サラウンド・サウンド・レビュー]

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Widor
Organ Symphony
777 443-2
Christian Schmitt (organ)
Bamberg SO
Stefan Solyom/Bayerische Staatsphilharmonie
録音 2008年9月
CPO

シャルル=マリー・ヴィドール:オルガンと管弦楽のための作品集
・オルガンと管弦楽のための交響曲Op.42
・オルガンと管弦楽のためのシンフォニア・サクラ Op.81

シャルル=マリー・ヴィドール(Charles-Marie Jean Albert Widor,1844年2月~1937年3月)はフランスのオルガン奏者、作曲家、音楽教師、音楽理論家。ハンガリー移民の末裔で、祖父の代までアルザスでオルガン建造職人の家系であった。父親から音楽の手ほどきを受けた後、リヨンのイエズス会系神学校で古典教育を受ける。1863年にベルギーに留学しブリュッセル音楽院にて、ジャック=ニコラ・レメンスにオルガンを、フランソワ=ジョゼフ・フェティスに作曲を学ぶ。ヴィドールは、幅広くさまざまな楽器やアンサンブルのために作曲し、存命中はオラトリオやバレエ音楽も好まれたが、こんにち定期的に演奏されるのはオルガン作品だけである。特に10種類のオルガン交響曲が代表的な作品で、その中でも最も有名なのは「オルガン交響曲 第5番」と考えられる。この曲の終楽章のトッカータは、欧米では結婚式に使われて親しまれている。
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クリスティアン・シュミット(Christian Schmitt,1976年~)はドイツのコンサート・オルガニスト。ザール音楽大学で教会音楽およびオルガン演奏を学ぶ。その後ボストン音楽院でジェイムズ・デイヴィッド・クリスティ(James David Christie)とダニエル・ロート(Daniel Roth)のもとで、古楽からフランスロマン派、さらに現代と幅広い時代にわたるオルガン演奏法を、さらにザールラント大学で音楽学とカトリック神学も学んだ。ドイツ音楽コンクール(2001年)で 入賞するなど、コンクールでの実績も数多い。ソリストとしては北ドイツ放送響、ベルリン放送響、中部ドイツ放送響、ザールブリュッケン放送響などと共演。また、ベルリン・フィル、ロジャー・ノリントン指揮の シュトゥットガルト放送響、ヘルムート・リリング指揮のバッハ・アカデミー・シュトゥットガルトでオルガンやチェンバロのパートを担当するなど、幅広く活 躍している。
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シュテファン・ショーヨム(Stefan Solyom ,1979年4月~)はスエーデンのストックホルム生まれの指揮者、作曲家。ストックホルムの王立音楽大学(Royal College of Music)とシベリウス音楽院でホルンと指揮を学び、指揮をヨルマ・パヌラ(Jorma Panula)とレイフ・セーゲルスタム(Leif Segerstam)に師事した。1998年にヘルシンボリ交響楽団の主催する指揮者コンクールで優勝。2014/2015のシーズンからヘルシンボリ交響楽団(Helsingborg Symphony Orchestra)の首席指揮者に就任した。
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バンベルク交響楽団(独: Bamberger Symphoniker- Bayerische Staatsphilharmonie)は、ドイツ・バイエルン州バンベルクに本拠を置くオーケストラである。 前身は、1940年にチェコスロバキア(当時はナチス・ドイツ支配下)のドイツ系住民によって創立されたプラハ・ドイツ・フィルハーモニー管弦楽団(Deutschen Philharmonischen Orchesters Prag)である。同楽団は、ヴィルヘルム・フルトヴェングラーの推薦で、ヨーゼフ・カイルベルトを首席指揮者に迎えて活動していた。ドイツの敗戦後の1945年、チェコからドイツへ逃れた(ドイツ人追放)同楽団の楽団員が集結して本楽団を創立した。1946年3月16日、「バンベルク・トーンキュンストラー管弦楽団」として第1回演奏会を開いたが、同年6月1日、「バンベルク交響楽団」に改称した。 歴代の主な首席指揮者はヨーゼフ・カイルベルト、オイゲン・ヨッフム、ホルスト・シュタインなど。2000年からジョナサン・ノットを首席指揮者に迎えており、2012年11月には名誉指揮者のヘルベルト・ブロムシュテットと共に来日し、公演をサントリーホールなどで行った 。
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オルガンを備えたバンベルク・コンサートホールでの収録で、オルガンはオケの背後に定位しており、音場は奥行き方向に広がっている。高域弦の音の伸びはあまり無く、中高域弦の響きも不足気味。

サラウンド・パフォーマンス  ☆☆☆
音質                ☆☆☆
チャンネル            5ch

SACDサラウンド・レビュー(621) [サラウンド・サウンド・レビュー]

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Raff
Symphony No. 5, Abends
CHSA 5135
Neeme Järvi/Orchestre de la Suisse Romande
録音  2013年7月
Chandos

ラフ:管弦楽作品集Vol.2
・交響曲第5番ホ長調Op.177「レノーレ」
・歌劇「ダーメ・コーボルト (妖精夫人)」Op.154〜序曲
・狂詩曲「夕べ」Op.163b
・歌劇「アルフレート王」WoO.14〜序曲
・「眠れる森の美女」WoO.19〜前奏曲
・歌劇「嫉妬」WoO.54〜序曲

交響曲第5番「レノーレ」作品177は、ゴットフリート・アウグスト・ビュルガーの三十年戦争を題材にしたバラード「レノーレ」に基づいて1872年に作曲された。作曲は1870年から1872年にかけて行われ、1872年12月13日にゾンダースハウゼンで私的に演奏された後、1873年10月29日にベンヤミン・ビルゼの指揮で、ベルリンのコンツェルトハウス(Konzerthaus)で公開初演された。全3楽章からなり、第1部が二つの部分にはっきり分かれるため、実質は伝統的な4楽章構成をとる。この作品の標題について、ラフは次のように説明している。「二人の恋人の幸福は、しかし戦争によって引き裂かれる。男が仲間と共に戦場に向かわねばならない時が来て、レノーレは一人残される。孤独のなか、凶事の予感が彼女をとらえる。彼女は熱に浮かされ、幻影は彼女を死へと導く」。演奏時間は約50分。

ヨアヒム・ラフ(Joseph Joachim Raff,1822年5月~1882年6月)はスイス出身の作曲家、ピアニスト。当初は教師をしながらコンサートに出演していたが、リストの演奏旅行へ付いていった後にリストの助手として雇われる。56年にリストから独立し、ヴィースバーデンへ拠点を移す。翌年に初演したピアノと管弦楽のための「春への頌歌」が成功。以降、「カヴァティーナ」や交響曲第1番「祖国に寄す」などが高く評価され、ブラームスらに匹敵する大作曲家として知られる。1877年よりフランクフルトのホッホ音楽院の院長に就任。11曲の交響曲のほか、協奏曲7曲、室内楽、歌劇と膨大な作品を遺した。
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ネーメ・ヤルヴィ(Neeme Jarvi,1937年~)エストニアのタリン生まれ。指揮者。タリン音楽学校で学んだ後レニングラード音楽院でエフゲニ・ムラヴィンスキーに師事。1963年、エストニア放送オーケストラの音楽監督になり、タリン室内管弦楽団を創立。エストニア歌劇場の首席指揮者を務め、1971年、ローマのサンタ・チェチーリア国立アカデミー指揮者コンクールで優勝。1980年に米国移住。1981年からスコットランド国立管弦楽団の音楽監督、1982年以降エーテボリ交響楽団の首席指揮者、1990年にはデトロイト交響楽団の音楽監督に就任。最近では2014年4月のN響定期公演に来日し、得意とするシベリウスの交響曲第2番やR.シュトラウスのバレエ音楽「ヨセフの伝説」、スヴェンセンの交響曲第2番といった珍しい作品を指揮した。
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スイス・ロマンド管弦楽団( L’Orchestre de la Suisse Romande)は1918年エルネスト・アンセルメによってジュネーブで結成された楽団。1938年にはローザンヌ放送管弦楽団を吸収し,発展した。アンセルメの指導のもとで繊細で透明な音質を特色とする独特の個性をもつ楽団に仕上げられた。1967年アンセルメの引退後,音楽監督に1970~1977年サヴァリッシュ,1978~1985年ホルスト・シュタイン、85~97年アルミン・ジョルダン、ファビオ・ルイジ、2005年より2012年までマレク・ヤノフスキが、2012年7月からはネーメ・ヤルヴィが就任し、2015年まで務める予定。2012/2013年のシーズンには山田和樹が首席客演指揮者になった。2014年7月に来日し、山田和樹の指揮でサントリーホールなどで公演を行った。

ヴィクトリアホールの適度な残響の中、音場は左右、奥行き方向にも広い。高域弦の音の伸びはあまり無いが、中低域弦の響きは豊かである。

サラウンド・パフォーマンス  ☆☆☆☆
音質                ☆☆☆
チャンネル            5ch

SACDサラウンド・レビュー(620) [サラウンド・サウンド・レビュー]

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Nielsen
Symphonies Vol. II
BIS-2048 SACD
Sakari Oramo/Royal Stockholm Philharmonic Orchestra
録音 2013年1月(SymphonyNo.1)
    2014年5月(SymphonyNo.3)
BIS

ニールセン:
・交響曲第1番 ト短調
・交響曲第3番 ニ短調「おおらかな交響曲」

カール・ニールセン(Carl August Nielsen, 1865年6月~1931年10月)は、デンマークの作曲家である。デンマークでは最も有名な作曲家であり、現在のデンマーク100クローネ紙幣にその肖像が描かれている。同国を代表する作曲家としてだけではなく、北欧の重要な交響曲作家として知られている。6つの交響曲のほかに3つの協奏曲、管弦楽曲、オペラ、室内楽曲、芸術歌曲を手がけた。一方大衆向けの歌曲・合唱曲を数多く残し、これらは今日もデンマークの学校や家庭などに広く普及し、歌われている。
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サカリ・オラモ(Sakari Markus Oramo,1965年10月~ )は、フィンランド、ヘルシンキ生まれの指揮者。シベリウス音楽院でヴァイオリンを学び、17歳でアヴァンティ室内管弦楽団の創設に参加する。その後、フィンランド放送交響楽団のコンサートマスターを務める。1989年から3年間、シベリウス音楽院の指揮者ヨルマ・パヌラのクラスに在籍した。1993年、フィンランド放送交響楽団の指揮者が病気のため公演の直前にキャンセルし、代役として指揮台に立った。この成功により、同交響楽団の副常任指揮者の1人となった。1999年、バーミンガム市交響楽団の音楽監督に就任、2003年5月、同交響楽団が主催するフルーフ音楽祭の芸術監督を務めた。2006年より、フィンランドのコッコラ歌劇場の首席指揮者。2008年より、ストックホルム・フィルハーモニー管弦楽団首席指揮者をつとめている。
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ロイヤル・ストックホルム・フィルハーモニー管弦楽団(Royal Stockholm Philharmonic Orchestra)は、スウェーデンのストックホルムのストックホルム・コンサートホール(Konserthuset)を本拠地とするオーケストラである。ノーベル賞授賞式で演奏することでも知られている。1902年に設立される。1992年にそれまでのストックホルム・フィルハーモニー管弦楽団(Stockholms Filharmoniska Orkester)から、「王立(Kungliga)」を冠した現在名となる。歴代の指揮者としてヴァーツラフ・ターリヒ、フリッツ・ブッシュ、ハンス・シュミット=イッセルシュテット、アンタル・ドラティ、ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー、パーヴォ・ベルグルンド、アンドルー・デイヴィス、パーヴォ・ヤルヴィらがいる。2000年から2008年までアラン・ギルバートが首席指揮者兼芸術顧問を務め、2008年からはサカリ・オラモが就任している。
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高域弦の音の伸びは良く、中低域弦の響きも豊かである。1ポイントマイクをメインにした録音と思われ、コンサートホールの中ほどで聴く音に近い。交響曲第3番の1楽章は金管のきらびやかな、美しい響きが印象に残った。サラウンドスピーカーからの音はアンビエンスがメイン。収録場所はストックホルム・コンサートホール

サラウンド・パフォーマンス  ☆☆☆☆
音質                ☆☆☆☆
チャンネル            5ch 

SACDサラウンド・レビュー(619) [サラウンド・サウンド・レビュー]

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Walton
Violin Concerto & Symphony No. 1
CHSA 5136
Tasmin Little (violin)
Edward Gardner/BBC Symphony Orchestra
録音 2013年9月
    2014年2月
Chandos

ウィリアム・ウォルトン:
・交響曲第1番
・ヴァイオリン協奏曲(1943年版)

サー・ウィリアム・ターナー・ウォルトン(Sir William Turner Walton OM, 1902年3月~1983年3月)は、イギリスの作曲家。ベンジャミン・ブリテン、レイフ・ヴォーン・ウィリアムズと並ぶ20世紀のイギリス音楽を代表する存在である。アンセルメやブゾーニの助言を受けたとされるが、ほぼ独学で作曲家となった。長寿に恵まれたにもかかわらず、作品数は必ずしも多くない。しかしながら、シベリウス、ストラヴィンスキーやプロコフィエフ、ヒンデミットやブリテンらの作品のほか、ジャズやラテン音楽など、同時代のさまざまな音楽をたくみに吸収・消化し、新鮮かつ大胆なリズム・和声を用いて表情豊かで親しみのある作品を生み出した。豊かな情感と壮大で雄渾多感な表現を好んだこと、明晰な調性感を好んだことから、新ロマン主義の作曲家と見なしうるが、客観的で端正な表現をよしとする新古典主義音楽の発想にも洗礼を受けている。主な作品は交響曲3作品、協奏曲5作品、室内楽曲、映画音楽(シェイクスピア3部作)など。
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タスミン・リトル(Tasmin Little, 1965年5月~)ロンドン生れ。ユーディ・メニューイン・スクール、ギルドホール音楽大学に学び、さらにカナダのローラン・フェニヴに師事して研鑽を積んだ。これまでニューヨーク・フィル、クリーヴランド管、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管、ベルリン響、ロンドン響、フィルハーモニア管、ロンドン・フィル、ロイヤル・フィル、ストックホルム・フィルなどメジャー・オーケストラと共演を重ね、指揮者もラトル、マズア、アシュケナージ、ヤルヴィ、スラトキン、ガッティ、ロジェストヴェンスキー、尾高、大野、マッケラス、メニューイン、アンドリュー・デイヴィス、サー・ロジャー・ノリントンらと共演してきた。使用楽器は、1757年製のガダニーニと王立音楽アカデミーから貸与されたストラディヴァリウス「リージェント」。
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エドワード・ガードナー(Edward Gardner,1974年11月~)はイギリスの指揮者。幼少のころは、グロスター大聖堂の聖歌隊員であったとともにピアノ、オルガン、クラリネットをも習得。ケンブリッジ大学キングス・カレッジで合唱指揮の学位を取得。2005年にBBC交響楽団とオールドバラ音楽祭で華やかなデビューを飾って以来、オーケストラから継続的に招待をされており、2008年にはBBCプロ ムスでのデビュー及びバービカン・センターにてサーリ・アホの「アドリアーナ・マーテル」の英国初演を行った。2007年以来イングリッシュ・ナショナル・オペラ(ENO)の音楽監督を務める。
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BBC交響楽団(The BBC Symphony Orchestra)は、英国放送協会(BBC)が所有する放送オーケストラの一つであり、イギリスの主要オーケストラの一つである。本拠地はロンドンのバービカン・センター(Barbican Centre)。1930年に指揮者・エイドリアン・ボールトによって創設された。ボールトは1950年まで首席指揮者の地位にあり、その後同ポジションはマルコム・サージェント(1950年~1957年)、アンタル・ドラティ(1962年~1966年)、コリン・デイヴィス(1967年~1971年)、ピエール・ブーレーズ(1971年~1975年)、ルドルフ・ケンペ(1975年~1978年、ただし1976年に急逝)、ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー(1978年~1981年)、アンドルー・デイヴィス(1989年~2000年)、レナード・スラットキン(2000年~2004年)と引き継がれ、2006年のBBCプロムス初日からはイルジー・ビエロフラーヴェクが2012年まで務めいた。2013年からはサカリ・オラモが就任した。BBCプロムスにおいては主要な役割を果たしており、ロイヤル・アルバート・ホールでの初日と最終日はBBC交響楽団が管弦楽を担当する。

交響曲第1番は高域弦の音の伸びはあまり無いが、中低域弦の響きは豊かで、特に金管の響きが良い。音場は左右、奥行き方向にも広い。VnコンチェルトではソロのVnはあまり前に出ることもなく、バックの演奏とのバランスも良く、音質的に交響曲第1番より良いように感じた。録音場所の違いによる差か?録音場所は交響曲第1番がクロイドン(Croydon)のフェアフィールド・ホールズ(Fairfield Halls)、Vnコンチェルトがロンドン近郊のワトフォード・コロシアム(Watford Colosseum)

サラウンド・パフォーマンス  ☆☆☆
音質                ☆☆☆
チャンネル            5ch

SACDサラウンド・レビュー(618) [サラウンド・サウンド・レビュー]

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Haydn, Joseph & Michael
Horn Concertos
CCS SA 30210
Jasper de Waal (horn)
Concertgebouw Chamber Orchestra
録音 2009年6月,9月
Channel Classics

ヨゼフ&ミヒャエル・ハイドン:ホルン作品集
ハイドン:ホルン協奏曲第1番ニ長調 (カデンツァ:ヘルマン・ユーリセン)
M・ハイドン:ロマンス変イ長調
ハイドン:ホルン協奏曲第2番ニ長調 (カデンツァ:ヤスパー・デ・ワール)
ハイドン:ディヴェルティメント変ホ長調
M・ハイドン:アダージョとアレグロ・モルト ~ホルンとトロンボーンのためのセレナード ニ長調より
 (カデンツァ:ヘルマン・ユーリセン)

ヤスパー・デ・ワール(Jasper de Waal)は2004年から2012年までロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団の首席ホルニスト。ブラバント音楽院(Brabant Conservatory) にてヘルマン・ユーリッセン(Herman Jeurissen)に師事し、1988年卒業。引き続きハーグ王立音楽院(Royal Conservatory in The Hague )にてヴィセント・ザルゾ(Vicente Zarzo)に師事。1991年から2004年までハーグ・レジデンティ管弦楽団(Residentie Orkest)の首席奏者を歴任。ハーグ王立音楽院の客員教授を務める。
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コンセルトヘボウ室内管弦楽団(Concertgebouw Kamerorkest)は、オランダ・アムステルダムに本拠地がある弦楽アンサンブルである。1957年にアムステルダム室内管弦楽団(Amsterdamer Kammerorchester)として設立され、1987年現在名に改称。メンバーはロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団の団員からなる。オランダ王室の婚礼などの公式行事で演奏を行うことでも知られている。1995年よりマルコ・ボーニ(Marco Boni)が首席指揮者を務めている。
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高域弦は音の伸びが有り、中低域弦の響きは豊かである。ソロのホルンはバックとの音のバランスも良く、美しい響きを伴っており、好録音。サラウンドスピーカーからの音には直接音がかなり入っている。

サラウンド・パフォーマンス  ☆☆☆
音質                ☆☆☆☆
チャンネル            5ch