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SACDサラウンド・レビュー(664) [サラウンド・サウンド・レビュー]

Dvorak Overtures.png
Dvorak Overtures
PTC5186 532
Jakub Hruša/Prague Philharmonia
録音 2015年1月
PentaTone Classics

ドヴォルザーク:序曲集
・自然の中で Op.91
・謝肉祭 Op.92
・オセロ Op.93
・序曲「わが故郷」 Op.62
・劇的序曲「フス教徒」 Op.67

ヤクブ・フルシャ(Jakub Hrůša,1981年7月~ )は、チェコ、ブルノ出身の指揮者。ブルノのギムナジウムに通っていたころは、ピアノとトロンボーンを習っていたが、次第に指揮に興味を持つようになった。その後プラハ芸術アカデミーに進学し、イルジー・ビエロフラーヴェク、ラドミル・エリシュカらに指揮を学んだ。2003年 ロヴロ・フォン・マタチッチ国際指揮者コンクール優勝。2008年よりプラハ・フィルハーモニア音楽監督兼首席指揮者、2010年より東京都交響楽団プリンシパル・ゲスト・コンダクター。
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プラハ・フィルハーモニア(Prague Philharmonia)は、チェコ・プラハに本拠地がある室内オーケストラである。1992年に設立されたプラハ室内フィルハーモニーを母体として、1994年にイルジー・ビエロフラーヴェクにより創設される。以来ビエロフラーヴェクが芸術監督兼首席指揮者を務めていたが、2005年にビエロフラーヴェクが退き、カスパル・ツェーンダー(Kaspar Zehnder)が首席指揮者を務めた。2008年からはビエロフラーヴェクの弟子である、ヤクブ・フルシャが首席指揮者兼音楽監督を務めている。メンバーは約50人。レパートリーは古典派から20世紀の音楽まで幅広く扱っている。「プラハの春」でのコンサートや海外公演も積極的に行っている。
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1ポイントマイクをメインとした収録と思われ、音場は左右、奥行き方向にも広がっており、ダイナミックレンジは大きい。特に低域の響きが豊に感じた。残響はあまり豊かでなく、サラウンドスピーカーからの音には直接がほぼ占める。録音場所はプラハ、Forum Karlin

サラウンド・パフォーマンス  ☆☆☆
音質             ☆☆☆☆
チャンネル          5ch


SACDサラウンド・レビュー(663) [サラウンド・サウンド・レビュー]

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Six Sonatas for Cello and Basso Continuo
88697383132
Jonas Iten (cello)
録音 2008年8月
DHM

ジャン=バプティスト・バリエール:チェロ・ソナタ集
・チェロ・ソナタ集第4巻 第6番 ハ長調
・チェロ・ソナタ集第2巻 第4番 ホ長調
・チェロ・ソナタ集第2巻 第2番 嬰ヘ短調
・チェロ・ソナタ集第4巻 第2番 イ長調
・チェロ・ソナタ集第3巻 第6番 ト長調
・チェロ・ソナタ集第3巻 第3番 ハ長調

ジャン=バプティスト・バリエール(Jean-Baptiste Barrière,1707年~1747年)はフランス、ボルドー生まれの作曲家、チェリスト。最初、ヴィオラ・ダ・ガンバを学び、ヴィオール・ソナタ集を一巻出版しているが、その後、フランスでチェロの人気が高まってくると、チェロの達人となった。24才でパリに出てルイ15世から特権を与えられ数多くのチェロ曲を作曲、イタリアへも遊学し作風の幅を広げたが作曲活動の絶頂期に40才で亡くなった。
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ヨナス・イテン(Jonas Iten,1972年~)はスイスのチェリスト。チューリヒ・トーンハレ管の首席チェロ奏者だった叔父に7歳より学び、その後アントニオ・メネセスに学んだ。バロック音楽にも興味をもち、チェンバロのヨハン・ゾーンライトナーに古楽を学んだ。その後ルツェルン音楽祭をはじめ様々な賞を受賞し、ヨーロッパを中心にソリストとして活躍している。
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北谷直樹(Naoki Kitaya)は東京生まれのチェンバロ奏者、オルガン奏者。ニコラウス・アルノンクール、ヨハン・ゾーンライトナー、アンドレアス・シュタイアーに師事。チューリッヒ音楽大学で三年間、通奏低音の教鞭を取り、現在はチューリッヒを拠点としてフリーの演奏家として幅広い活動を行っている。ソリスト活動と平行して、世界的名歌手のチェチリア・バルトリを筆頭に、ヒラリー・ハーン、ジュリアーノ・カルミニョ-ラ、アルブレヒト・マイヤー、ステファノ・モンタナーリ、モーリス・シュテガー他と定期的に共演している。
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ライナー・ツィパーリング(Rainer Zipperling,1955年~ )はドイツのバロック・チェロ、ヴィオール奏者。ハーグ王立音楽院にてヴィオラ・ダ・ガンバをヴィーランド・クイケン、アンナ・ビルスマに師事。18世紀オーケストラやカメラータ・ケルンなどの首席バロック・チェロ奏者。
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ロザリオ・コンテ(Rosario Conte) はイタリアのテオルボ、バロック・ギター奏者。スイスのバーゼルを拠点に活動している。
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ブックレットのカバーの写真によるとイテンの奏でるソロのチェロはモダン楽器で弓もモダン弓を使用しており、弦にはガット弦を使用しているように見える。ヴィオラ・ダ・ガンバの低域音は豊かな響きをしており、チェンバロとトレボロは控えめにミキシングされている。録音場所はフランクフルト、フェステブルク教会

サラウンド・パフォーマンス  ----
音質             ☆☆
チャンネル          2ch



近所の春の花 [自然写真]

花冷えの昨日の午前中は天気が良く、週末はあまり期待ができない予報だったので、ジョギングがてらにカメラを持参し、近所の花たちを撮ってきました。

千川上水 ソメイヨシノはまだ1分~2分咲き
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千川上水 早咲きのヤマザクラ
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玉川上水 シロバナタンポポ
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玉川上水 ラッパスイセン
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玉川上水 ベニバナユキヤナギ
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小金井公園 コブシ
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小金井公園 コブシ
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小金井公園 東口近くにあるソトオリヒメは3分~4分咲きでした
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小金井公園 ソトオリヒメ
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小金井公園 ベニシダレ
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小金井公園 花壇の花
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小金井公園 サンシュユ
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小金井公園 ミツマタ
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小金井公園 キブシ
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小金井公園 ソメイヨシノ
木によって差はありますが1分~2分咲きと言う所でした
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小金井公園 ソメイヨシノ
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小金井公園 カンヒザクラ
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小金井公園 ヨウコウ
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小金井公園 コウホクニオイ
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小金井公園 コシノヒガン
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小金井公園 江戸東京たてもの園 シダレザクラ
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SACDサラウンド・レビュー(662) [サラウンド・サウンド・レビュー]

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Fiddler's Spring
ABCD 330
Juha Kangas/Ostrobothnian Chamber Orchestra
録音 2010年5月
Alba Records

・ホルスト:セントポール組曲 Op.29-1
・ラウタヴァーラ:ペリマンニ Op. 1 (弦楽オーケストラ編)
・ラーション:民謡の夜
・ラングストレム: 3つのピアノ小品 「スペルマンの春」(弦楽オーケストラ編)
・ノルドグレン:田舎の昔の情景 Op.139
・ヴェイネル:ディヴェルティメント第1番 Op.20
・弦楽四重奏曲第2番 ハ短調 - 第3楽章 夜曲(編曲:E. トゥビン)

エイノユハニ・ラウタヴァーラ(Einojuhani Rautavaara,1928年10月~ )は、ヘルシンキに生まれのフィンランドの作曲家。1948年から1952年まで、ヘルシンキのシベリウス・アカデミーにてアーッレ・メリカントに師事。後に、シベリウスの勧めでニューヨークのジュリアード音楽院に移る。ジュリアード音楽院では、ヴィンセント・パーシケッティに師事するほか、タングルウッド音楽センターにてセッションズとコープランドのレッスンも受けている。同国における同世代の作曲家のなかでは代表的存在である。作品は、8つの交響曲のほか、いくつかの協奏曲、声楽曲、さまざまな楽器のためのソナタ、弦楽四重奏曲、その他室内楽曲、そしてたくさんのオペラなど、広いジャンルにわたる。
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ユハ・カンガス(Juha Kangas,1945年~)はフィンランド西部のオストロボスニア地方のカウスティネン生まれの指揮者。父はオルガン奏者で、13歳の時ヴァイオリンを始める。シベリウス・アカデミーでオッニ・スホネンに影響を受け、ヘルシンキ・フィルのヴィオラ奏者として活躍した。その後、コッコラのオストロボスニア音楽院で教鞭をとり、1972年、同院の学生からなる室内アンサンブルを創設した。これはやがて本格的な学生オーケストラに発展し、1989年からオストロボスニア室内管弦楽団というプロの楽団として、新たなスタートを切った。
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オストロボスニア室内管弦楽団(Ostrobothnian Chamber Orchestra)は、フィンランド・コッコラに本拠地を置く弦楽アンサンブルである。1972年、ユハ・カンガスにより国内の音楽学生を集めた学生オーケストラとして設立された。1989年からプロ・オーケストラとしての活動を始め、1993年に「NOMUS(北欧音楽委員会)賞」を受賞。名実ともフィンランドと北欧を代表する弦楽オーケストラとして国際的に知られるようになった。2013 年、ユハ・カンガスが名誉指揮者に就くと、後任の首席指揮者に王立ストックホルム・フィルハーモニック管弦楽団、BBC 交響楽団、西海岸コッコラ・オペラの首席指揮者、サカリ・オラモ(Sakari Markus Oramo)が就任した。
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豊な残響の中、高域弦は音の伸びが有り、中低域弦の響きは豊かである。ソロのヴァイオリンはクリアーな響きをしている。サラウンドスピーカーからの音には直接音が多く含まれている。録音場所はフィンランド、コッコラ、Snellman Hall

サラウンド・パフォーマンス  ☆☆☆
音質           ☆☆☆☆
チャンネル         5.1ch


SACDサラウンド・レビュー(661) [サラウンド・サウンド・レビュー]

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Brahms
Cello Sonatas Nos.1&2
BIS-SACD-1606
Torleif Thedéen(cello)
Roland Pöntinen(piano)
録音 2006年6月
BIS

ブラームス:
・チェロ・ソナタ第1番 ホ短調 Op. 38
・チェロ・ソナタ第2番 ヘ長調 Op. 99
・ヴァイオリン・ソナタ第1番 ト長調 「雨の歌」 Op. 78(P. クレンゲルによるチェロ編)

トルレイフ・テデーン(Torleif Thedéen,1962年11月~)はスウェーデンの生まれのチェリスト、音楽大学教授。1985 年に開催されたパブロ・カザルス国際チェロ・コンクールなど3 つの世界の有名なチェロの大会で優勝して国際的な名声を得た。1992年以来デンマーク王立コペンハーゲン音楽アカデミー(Royal Conservatory of Music in Copenhagen)教授、1996年よりストックホルム王立音楽大学(Edsberg Music Institute in Stockholm)教授。
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ローランド・ペンティネン(Roland Peter Pöntinen, 1963年5月~ )は、スウェーデンのピアニスト。父親はレニングラード(現サンクトペテルブルク)近郊イングリアの出身のフィン語話者で、ソ連からの亡命者であった。アドルフ・フレドリク音楽学校に学び、ストックホルム・スウェーデン王立音楽院にてアラン・グンナル・ハルハーゲンに師事。その後インディアナ大学ブルーミントン校に留学し、メナヘム・プレスラーやジェルジー・シェボク、エリザーベト・レオンスカヤに師事する。1981年にストックホルム・フィルハーモニー管弦楽団と共演してデビューを果たし、その後欧米や韓国、南米、オーストラリアやニュージーランドの主要なオーケストラと共演してきた。レパートリーは幅広く、ソリストとしてショパン、サティ、スクリャービン、ラフマニノフ、シェーンベルク、ベルク、プーランクを、室内楽奏者としてシューマン、ブラームス、グリーグ、ヤナーチェク、シェーンベルク、ヴェーベルン、ヒンデミット、ショスタコーヴィチ、ジョリヴェ、トゥービン、シュニトケの作品を含めており、録音数も非常に多い。
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オフマイク気味の収録と思われ、チェロはあまり前に出ていず、ピアノとの音のバランスは良い。チェロの中低域の響きには豊かさがあるが、こもりがちで瑞々しさが不足。サラウンドスピーカーからの音はアンビエンスがメイン。

サラウンド・パフォーマンス  ☆☆☆
音質             ☆☆☆
チャンネル          5ch

SACDサラウンド・レビュー(660) [サラウンド・サウンド・レビュー]

Trevor Pinnock  Journey.gif
Trevor Pinnock Journey
Two Hundred Years of Harpsichord Music
CKD570
Trevor Pinnock(Harpsichord)
録音 2014年8月
Linn Records

ジャーニー~チェンバロ音楽の200年
アントニオ・デ・カベソン:音楽全集 「騎士の歌」によるディフェレンシア
ウィリアム・バード:御者の口笛
トマス・タリス:おお、やさしいみどり子よ
ジョン・ブル:国王の狩(ムジカ・ブリタニカ Vol. 19, No. 125)
ヤン・ピーテルスゾーン・スウェーリン:我が青春はすでに過ぎ去り SwWV 324
J.Sバッハ:フランス組曲第6番 ホ長調 BWV 817
ジローラモ・アレッサンドロ・フレスコバルディ:
・トッカータ第9番
・チェンバロとオルガンのためのトッカータ・タブラチュラ 第1巻 - バレット(コレンテとパッサカリア)
G.F.ヘンデル:シャコンヌ ト長調 HWV 435
ドメニコ・スカルラッティ:
・ソナタ ニ長調 K.490/L.206/P.476
・ソナタ ニ長調 K.491/L.164/P.484
・ソナタ ニ長調 K.492/L.14/P.443

アントニオ・デ・カベソン(Antonio de Cabezón, 1510年3月~1566年3月)は、スペインのルネサンス音楽の作曲家、オルガニスト。幼児期に失明した。パレンシアでオルガニストGarcía de Baezaによる教育を受け、カルロス1世、のちにはフェリペ2世の主任オルガニストとして、2度にわたってヨーロッパを旅行し、他の宮廷に仕える主要な音楽家たちと親交を持った。このような相互交流によってカベソンはスペインの鍵盤音楽に多大な貢献をすることができた。オルガンのためのティエントで有名。多くの作品が出版譜のかたちで現存する。カベソンの作品は、現存する初期のオルガン作品の一つである。
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ジョン・ブル(John Bull, 1562年または1563年~1628年3月)は、イングランドの作曲家でオルガニスト、ヴァージナリスト、オルガン建造家。ウィリアム・バードと共にエリザベス朝の器楽における重要な作曲家。卓越した鍵盤楽器の演奏家としても知られた。1573年にヘレフォード大聖堂の聖歌隊に加わり、翌年からロンドンの王室礼拝堂の少年聖歌隊員となる。同地でウィリアム・ブリズマンやウィリアム・ハンニスに師事。また、この頃から鍵盤楽器の演奏を学び始める。1620年代にはオルガニストやオルガン建造家(オルガン建造相談人)として活動を続けた。
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トレヴァー・ピノック(Trevor Pinnock, 1946年12月~)は、イギリスのカンタベリー生まれの指揮者 、チェンバロ、オルガン奏者。少年時代はカンタベリー大聖堂の聖歌隊員を務め、またピアノとオルガンを学んだ。その後、ロンドンの王立音楽大学でラルフ・ドーンズ、ミリセント・シルヴァに師事して、チェンバロとオルガンを修めた。学生時代にガリヤード・トリオを結成して活動を始め、アカデミー室内管弦楽団などで演奏する。
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オンマイクによる収録と思われ、チェンバロの微細な音までを捉えているが、弦を抑えるストップによるノイズはあまり気にならない。マイクのセッティングがうまくいった録音である。サラウンドスピーカーからの音はほぼ直接音。録音場所はイギリス、カンタベリー・ケント大学、Colyer-Fergusson Concert Hall


サラウンド・パフォーマンス  ☆☆
音質             ☆☆☆☆
チャンネル          5.1ch

SACDサラウンド・レビュー(659) [サラウンド・サウンド・レビュー]

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Franck/Brahms Sonatas
CCS SA 18602
Pieter Wispelwey (cello)
Paolo Giacometti (piano)
録音 2001年春  DSD Recording
Channel Classics

フランク:チェロ・ソナタイ長調 (原曲:ヴァイオリン・ソナタ イ長調)
シューマン:アダージョとアレグロop.70
ブラームス:チェロ・ソナタ ニ長調op.78「雨の歌」 (原曲:ヴァイオリン・ソナタ第1番)

ピーター・ウィスペルウェイ(Pieter Wispelwey,1962年9月~)はオランダのハールレム生まれのチェリスト。アンナー・ビルスマに師事した後、アメリカにてポール・カッツ、イギリスにてウィリアム・プーリスに学ぶ。1985年、オランダで最も将来性のある演奏家に2年に一度与えられるエリザベス・エヴァーツ賞を、92年にはオランダ最高のオランダ音楽賞を受賞。 使用楽器は、1760年製のチェロ「Giovanni Battista Guadagnini」、および1710年製のバロック・チェロ「Rombouts」。
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パオロ・ジャコメッティ(Paolo Giacometti, 1970年~)はイタリア、ミラノ生まれのピアニスト。幼少期よりオランダに移り住み、アムステルダム・スヴェーリンク音楽院に進む。同音楽院ではヤン・ワインに師事し、首席で卒業。さらに音楽を学ぶ過程で、ジェルギー・シェベックから多大な影響とインスピレーションを受けた。オランダ国内、および国際コンクールで、数々の賞を受賞。現在、ユトレヒト音楽院のピアノ科教授として、後進の指導にも熱意を注いでいる。ピリオド楽器とモダン楽器の両方を弾きこなし、ソロ・ピアニストとしても、また室内楽のメンバーとしても、世界の舞台で活躍している。
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チェロとピアノはセンターに定位しており、ピアノはチェロの奥にセッティングされていると思われるが両者の前後の距離感はあまり感じられない。また、チェロの中低域の響きが不足気味。録音場所はオランダのデーヴェンター(Deventer)にある教会Doopsgezinde Kerk

サラウンド・パフォーマンス  ☆☆
音質             ☆☆☆
チャンネル          5ch

オーディオラックの自作(2) [オーディオ]

ウッドポールとM8 連結ボルト、M8 6角ネジは 岡元木材株式会社の楽天サイト
で購入しました。

使用材料
・600×450×24mm ラバーウッド集成材棚板 7枚
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・KP/PPポール用 連結ボルト 4個入り 5組
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・KP/PPポール用 六角ビス (レンチつき) 4個入り 2組
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・丸ポール (PP-250) 実寸:直径35×233mm 8個
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・丸ポール (PP-200) 実寸:直径35×183mm  4個
・丸ポール (PP-150) 実寸:直径35×133mm 12個
・65mm自在キャスター 耐荷重25kg 2個
・65mm固定キャスター 耐荷重25kg 2個
・油性ウレタンニス 透明

キャスターとウレタンニスは近くのホームセンターで調達しました。

最初に最下部棚板の下面と最上部棚板の上面に座グリ加工(穴径18mm、深さ3mm)を計8か所行います。
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棚板はサンダーにてカット面の木口のバリ取り、上面側の面取りを行い、1度目の油性ウレタンニスを塗り、1日おいて400番サンドペーパーにて表面の気泡跡などを平らにした後、2度目のニス塗を行いました。

最下部棚板の上面側に丸ポールを4本立て、下面側からM8六角ビスを六角レンチを使用し固定します。丸ポールの逆側にはM8連結ボルトを15mmほどねじ込んでおきます。
オーディオラックの自作_7.jpg


次に下面側に自在キャスター2個、固定キャスター2個をM5トラスネジにて固定します。
オーディオラックの自作_6.jpg


連結ボルトに次の棚板を差し込み、丸ポールをねじ込み、締め込みます。これを繰り返し最後に最上面の棚板のザグリ加工した上面側からM8六角ビスを六角レンチにて締め付けて完成です。
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SACDサラウンド・レビュー(658) [サラウンド・サウンド・レビュー]

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Mozart
Opera Arias & Overtures
CKD 460
Elizabeth Watts (soprano)
Christian Baldini/Scottish Chamber Orchestra
録音 2013年6月
Linn Records

モーツァルト:オペラ・アリア集/序曲集
・歌劇「フィガロの結婚」 K. 492 (抜粋)
・歌劇「イドメネオ」 K. 366 (抜粋)
・歌劇「ドン・ジョヴァンニ」 K. 527 (抜粋)
・歌劇「皇帝ティートの慈悲」 K. 621 (抜粋)
・歌劇「偽りの女庭師」 K. 196 (抜粋)
・歌劇「コジ・ファン・トゥッテ」 K. 588 (抜粋)

エリザベス・ワッツ(Elizabeth Watts,1979年~)はイギリスのソプラノ歌手。シェフィールド大学で考古学を学び、首席で卒業。2002 年よりロンドンの王立音楽院にてリリアン・ワトソン(Lillian Watson)に師事。2006年にキャスリーン・フェリアー賞受賞を始め、様々な賞を受賞。2014年にはプロムスのラスト・ナイトにも出演するなど、イギリスを中心に活躍の場を広げている。
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クリスティアン・バルディーニ( Christian Baldini,1978年~)はアルゼンチン出身の指揮者、作曲家。2003年以来アメリカに在住している。作曲家としてはミュンヘン放送管弦楽団(Munich Radio Orchestra), メンフィス交響楽団(Memphis Symphony Orchestra), ロンドンのサウスバンク・シンフォニア(Southbank Sinfonia), フランスのロレーヌ国立管弦楽団(Orchestre National de Lorraine), ニューヨーク・ニュー・ミュージック・アンサンブル(New York New Music Ensemble), フライブルクのChronophonie Ensemble などの多数のオーケストラから委嘱がある。
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スコットランド室内管弦楽団(Scottish Chamber Orchestra)は、イギリス・スコットランドのエディンバラを本拠地とする室内オーケストラである。 1974年に設立。エディンバラのクィーンズホールを拠点としてスコットランド地方で活動しており、エディンバラ国際音楽祭でも活躍している。 主要な首席指揮者として、ユッカ=ペッカ・サラステ、アイヴィー・ボルトン、ヨゼフ・スヴェンセン(現名誉指揮者)らが務め、桂冠指揮者チャールズ・マッケラス(2010年7月亡)も頻繁に客演していた。2007年よりオラリ・エルツ(Olari Elts)が首席客演指揮者に就任し、2009年からは首席指揮者にロビン・ティチアーティ(Robin Ticciati)が就任している。
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高域弦の音の伸びは良く、中低域弦の響きも豊かである。ワッツの歌声はあまり前に出ることもなく、バックのオケとのバランスも良い。サラウンドスピーカーからの音はアンビエンスがメイン。録音場所はエディンバラ、アッシャー・ホール

サラウンド・パフォーマンス  ☆☆☆☆
音質             ☆☆☆☆
チャンネル          5.1ch


SACDサラウンド・レビュー(657) [サラウンド・サウンド・レビュー]

Weinberg Edition Vol. 1.jpg
Weinberg Edition Vol.1
NEOS 11125
Vladimir Fedoseyev/Wiener Symphoniker
Gérard Korsten/Symphonieorchester Vorarlberg
録音 2010年8月
Neos Classics

ヴァインベルク:
・交響曲第6番Op.79
・シンフォニエッタ第1番 ニ短調Op.41

ウラディーミル・フェドセーエフ (Symphony No.6)
ウィーン交響楽団(Symphony No.6)
ジェラール・コルステン(Sinfonietta No.1)
フォアアールベルク交響楽団 (Sinfonietta No.1)

ミェチスワフ・ヴァインベルク(Mieczysław Wajnberg,1919年12月~1996年2月)は、ポーランド、ワルシャワでユダヤ人の家族に生まれ、主にソビエト連邦・ロシアで活動した作曲家。ワルシャワ音楽院で学ぶが、1939年、ナチス・ドイツのポーランド侵攻のため、ソビエト連邦に亡命。名前をロシア風にモイセイ・ヴァインベルクと改める。ソ連ではドミートリイ・ショスタコーヴィチと親交を結ぶ。しかしスターリンの反ユダヤキャンペーンで1953年に逮捕されるなど、苦難の生涯であった。主な作品には、20曲の交響曲(番号付き交響曲19曲と番号のない交響曲「カディッシュ」)、他の管弦楽曲(室内交響曲4曲とシンフォニエッタ2曲を含む)、17の弦楽四重奏曲、8つのヴァイオリンソナタ、チェロの為の24の前奏曲、6つのチェロソナタ、6つのピアノソナタ、他の器楽曲、そして多くの映画音楽がある。7つのオペラを書き、そのうち「パサジェルカ Passazhirka」はその中で最も重要な作品とされている。ピアノ五重奏曲やピアノ三重奏曲およびチェロ曲は、最近ではヨーロッパからアメリカのコンサートや音楽祭で演奏されるようになった。
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ウラジミール・イヴァノヴィチ・フェドセーエフ( Vladimir Ivanovich Fedoseyev,1932年8月~ )は、レニングラード(現サンクトペテルブルク)生まれのソ連時代から国際的に活躍を続けるロシアの指揮者。モスクワ放送交響楽団の音楽監督・首席指揮者をソ連時代から長く務める。ムソルグスキー学校、モスクワのグネーシン音楽大学、モスクワ音楽院に学ぶ。1971年にエフゲニー・ムラヴィンスキーの推挙により、レニングラード・フィルハーモニー交響楽団(現サンクトペテルブルク・フィルハーモニー交響楽団)の客演指揮者としてデビューする。ロシア放送民族楽器オーケストラの芸術監督を経て、1974年からモスクワ放送交響楽団の音楽監督および首席指揮者に就任し、以来同楽団を今日までロシア有数のオーケストラに育て上げ、今なお良好な関係を保っている。
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ウィーン交響楽団(独: Wiener Symphoniker,英: Vienna Symphony Orchestra : VSO)は、オーストリア・ウィーンに本拠を置くオーケストラである。1900年、フェルディナント・レーヴェによりウィーン演奏協会管弦楽団(Wiener Concertverein Orchester)として設立された。1903年2月11日、ムジークフェラインザールにおいて、レーヴェ指揮によりブルックナーの交響曲第9番の初演を行った。1913年、本拠地をウィーン・コンツェルトハウスとし、1919年、ウィーン・トーンキュンストラー管弦楽団と合併、1933年、現在の名称となった。
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ジェラール・コルステン(Gérard Korsten)は、南アフリカ生まれの指揮者。アメリカのカーティス音楽院でガラミアンに、ザルツブルクでヴェーグにヴァイオリンを学び、カメラータ・ザルツブルクのコンサートマスターとしてそのキャリアをスタートさせた。1987年にはヨーロッパ室内管弦楽団のコンサートマスターに指名され、96年に指揮活動に専念するために同管を去るまで、その地位にあった。その後、南アフリカのプレトリア国立劇場、スウェーデンのウプサラ室内管の首席指揮者を経て、99年から2005年までイタリアのカリアリ歌劇場の音楽監督を務めた。ミラノ・スカラ座、フランス国立リヨン歌劇場、スウェーデン王立歌劇場、イングリッシュ・ナショナル・オペラ、グラインドボーン・フェスティバル・オペラなどにも登場している。コンサートの分野ではブダペスト祝祭管、ザルツブルク・モーツァルテウム管、RAI国立(イタリア国立放送)響、ヨーロッパ室内管、スコットランド室内管、ドイツ・カンマーフィル、スウェーデン放送響、メルボルン響、アカデミー室内管、バンベルク響、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管、SWR(南西ドイツ放送)響、香港フィルなどと共演している。現在はオーストリアのフォアアールベルク響の首席指揮者、ロンドン・モーツァルト・プレイヤーズの音楽監督を務めている。
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フォアアールベルク交響楽団(Symphonieorchester Vorarlberg)はオーストリアの最西端に位置するフォアアールベルク州を本拠とする州立交響楽団。フォアアールベルク州で唯一だったフォアアールベルク放送交響楽団(Vorarlberg Radio Orchestra)が1959年に解散し、しばらく無かったが1984年新たに創設された。フォアアールベルク州のブレゲンツで開催されるブレゲンツ音楽祭に出演する機会が多い。
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2010年8月に行われたブレゲンツ音楽祭でのライヴ録音で、1ポイントマイクをメインとした録音と思われる。高域弦の音の伸びはあまり無いが、中低域弦の響きは豊かであり、コンサートホールの中ほどで聴く音に近い。サラウンドスピーカーには直接音がかなり入っている。録音場所はブレゲンツ、音楽祭ホール。24bit/48KHzでのPCM録音をDSDリマスターしたもの。

サラウンド・パフォーマンス  ☆☆☆
音質             ☆☆☆
チャンネル          5.1ch


SACDサラウンド・レビュー(656) [サラウンド・サウンド・レビュー]

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Beethoven
String Quartets, Vol. 1
92.680
Quartetto di Cremona
録音 2012年9月
Audite

ベートーヴェン:弦楽四重奏曲全集 Vol.1
・弦楽四重奏曲第6番 変ロ長調 Op.18 No.6
・弦楽四重奏曲第11番 ヘ短調「セリオーソ」Op.95
・弦楽四重奏曲第16番 ヘ長調 Op.135

弦楽四重奏曲第11番「セリオーソ」はベートーヴェンが1810年に作曲した弦楽四重奏曲。原題は"Quartetto serioso"であり、セリオーソの名は作曲者自身によって付けられたもの。なお、この曲のあとに14年間、弦楽四重奏曲は作られていない。名前の通り「真剣」な曲であり、作曲者のカンタービレ期特有の短く、集約された形式を持つ。しかし、歌謡的な要素は少なく、あくまでも純器楽的に音楽は進行する。音楽は短く、きわめて有機的に無駄を省いた構成をとるが、時に無意味ともいえる断片が挿入されたりして、それがかえって曲の真剣さを高めており、そこに他の要素を挿入したり、緊張感の弛緩する余地を与えない。4楽章から成り、演奏時間は20分前後。

クレモナ弦楽四重奏団(Quartetto di Cremona)はイタリアのクレモナを本拠地とする弦楽四重奏団。クレモナのWalter Stauffer Academyに通っていた学生が2000年に創設。現在のメンバーは2002年以来でヴァイオリンのCristiano Gualco, Paolo Andreoli, ヴィオラのSimone Gramaglia、チェロのGiovanni Scaglioneで構成。
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24bit/44.1kHzのPCM録音をDSDリマスターしたもの。Vnの高域の伸びは良く、各楽器はそれぞれの位置に定位している。サラウンドスピーカーからの音はほぼ直接音が占める。

サラウンド・パフォーマンス  ☆☆☆
音質             ☆☆☆☆
チャンネル          5ch

オーディオラックの自作(1) [オーディオ]

オーディオ関連機器が増え、何台もの機器を縦積みに重ねて使っているのが現状で、以前からオーディオラックを導入しようと思っていました。

先日、新宿で飲み会が有り、待ち合わせ時間までに余裕が有ったので、東急ハンズ新宿店の6階にあるDIYコーナーに行ってみました。

板材の売り場を見ていたら、ラバーウッド(パラゴムの木)の集成材でちょうど良さそうのが有り(1820×600×24)、急遽その場でポンチ絵を書き、カットと穴明け加工をお願いしてしまいました。
600×450の棚板にカットすると、板材1枚で4枚分取れます。
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板材2枚を使用し、少し背丈が高くなりますが6段のラックを作ろうと思います。在庫が1枚しかなかったので、あと1枚を取り寄せてもらうことにしました。加工を含め10日前後かかるそうです。

棚板同士の接続にはウッド丸ポール(M8鬼目ナット付)を使用し、M8連結ボルトにて連結します。
天板の上面と底板の下面の穴にはM8六角ビスを使用するので、ネジの頭が表面に飛び出さないよう、ザグリ加工をします。
又、底板には耐重量25kg/個のキャスターを4個付ける予定です。

収納機器の重量ですがAVアンプが18.5kg、300Bシングル真空管アンプが16kg、ユニバーサル・プレーヤーが4.9kgや自作機器などを収容すると全部で50kgぐらいはあると思われます。
ケーブルの引き回しを考慮の上、重たいものをなるべく下段に収納させようと思います。

フェルメールとレンブラント展 [美術・絵画鑑賞]

六本木ヒルズ森タワー52階に在る森アーツセンターギャラリーで開催されている「フェルメールとレンブラント展」を観てきました。
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フェルメールとレンブラントの作品をメインに、17世紀オランダ黄金時代の巨匠たちの作品がニューヨーク・メトロポリタン美術館、ロンドン・ナショナル・ギャラリー、アムステルダム国立美術館などから、又、個人蔵の作品も加え60点が展示されています。

メトロポリタン美術館の傑作、フェルメールの「水差しを持つ女」とレンブラントの「ベローナ」は日本初公開の作品です。

フェルメールの作品の鑑賞は2012年に東京都美術館で開催された「マウリッツハイス美術館展」の、「真珠の耳飾りの少女」以来でした。

印象に残った作品

アールベルト・カイプ 「牛と羊飼いの少年のいる風景」 アムステルダム国立美術館
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メインデルト・ホッベマ 「水車小屋」 アムステルダム国立美術館
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ピーテル・デ・ホーホ 「女性と召使のいる中庭」 ロンドン・ナショナル・ギャラリー
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ヨハネス・フェルメール 「水差しを持つ女」 メトロポリタン美術館
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レンブラント・ファン・レイン 「ベローナ」 メトロポリタン美術館
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SACDサラウンド・レビュー(655) [サラウンド・サウンド・レビュー]

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Finzi
5 Bagatelles,Interlude and other chamber music
903 1894-6
Kölner Kammersolisten
録音 2014年9月,10月
MDG

ジェラルド・フィンジ:
・クラリネットと弦楽四重奏のための5つのバガテル(クリスチャン・アレキサンダー編)
・ヴァイオリンとピアノのためのエレジー
・弦楽四重奏のためのロマンス(クリスチャン・アレキサンダー編)
・ヴァイオリンとピアノのための聖歌(ファーガソン編)
・オーボエと弦楽四重奏のための間奏曲
・弦楽三重奏のための前奏曲とフーガ
ヴォーン=ウィリアムズ,ファーガソン,アラン・ブッシュ,アラン・ロースソーン,エリザベス・ラッチェンス,エリザベス・マコンシー,フィンジ,グレース・ウィリアムス,ゴードンジェイコブ:
ディアベラリーズ(「いったいどこへ,ぼくの子犬は行っちゃったのかな?」の主題による変奏曲)

ジェラルド・フィンジ(Gerald Raphael Finzi, 1901年~1956年)はロンドン生まれのイギリスの作曲家、園芸家。父親はイタリア系、母親はドイツ系だが、どちらもユダヤ人。第一次世界大戦中に家族に連れられハロゲイトに転居し、フランク・ブリッジの親友アーネスト・ファーラーに音楽を学ぶが、ファーラーは徴兵され、西部戦線で戦死を遂げた。フィンジの作品は、連作歌曲集が9つあり、そのうちトーマス・ハーディの詩による6つの歌曲集が含まれている。フィンジの室内楽曲は数少なく、クラリネットとピアノのための「5つのバガテル」のみがレパートリーに残っている。
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ケルン・カンマーゾリステン(Kölner Kammersolisten)は2011年に創設された室内アンサンブル。メンバーは、ケルン・ギュルツェニヒ管弦楽団(Gürzenich-Orchester Köln)とケルンWDR 交響楽団(WDR Sinfonieorchester Köln)の若手のメンバーのほか、大学教授やプロの室内楽のソリストで構成される。
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1~5トラックでのソロのクラリネットはあまり前に出ることもなく、センターに定位している。高域弦の音の伸びは良く、中低域弦の響きも豊かである。8~16トラックのヴォーン・ウィリアムズの主題に基づく変奏曲「ディアベリーズ」は全体的に軽快でテンポの良い曲で8人の作曲家が変奏を担当した作品で、フィンジが第6変奏を作曲したもの。サラウンドスピーカーには直接音がかなり入っている。

サラウンド・パフォーマンス  ☆☆☆
音質             ☆☆☆☆
チャンネル          5.1ch(2+2+2方式)


SACDサラウンド・レビュー(654) [サラウンド・サウンド・レビュー]

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Ries
Symphony Nos. 7 & 8
999 904-2
Howard Griffiths/Zurich Chamber Orchestra
録音 2002年5月 
CPO

フェルディナント・リース:
・交響曲第7番イ短調 Op. 181
・交響曲第8番 変ホ長調 WoO 30

フェルディナント・リース(Ferdinand Ries ,1784年11月~1838年1月)ドイツ、ボン生まれの作曲家、ピアニスト、指揮者。音楽一家の出身で、父親はヴァイオリン奏者のフランツ・アントン・リース。1801年にウィーンに渡り、同郷の先輩であるベートーヴェンにピアノを師事。晩年には、師ベートーヴェンに関するエピソードを綴った「覚書」を執筆した。その後、ロシア、スウェーデンなど各地を転々とするが、最終的にはイギリスで名声を確立した。主な作品には8つの交響曲、ヴァイオリン協奏曲、9つのピアノ協奏曲、室内楽曲などがある。古典派と初期ロマン派の間の様式を示している。
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ハワード・グリフィス(Howard Griffiths,1950年2月~)は英国生まれの指揮者。ロンドンのロイヤル音楽大学で学ぶ。1976年、ゲオルグ・フルストに指揮法の教授を受け、またチューリッヒでエーリッヒ・シュミットに、パリでレオン・バルゼインに師事する。1981年以来、スイスを本拠地に、多くの著名なオーケストラを指揮している。1996年から2006年までチューリッヒ室内管弦楽団の首席指揮者兼芸術監督を歴任した。特にワルシャワ・フィルハーモニーやイギリス室内管弦楽団と、コンサート、レコーディング活動を展開しており、今後の活躍が注目される。
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チューリッヒ室内管弦楽団(独:Zürcher Kammerorchester)は、スイスのチューリッヒを本拠地とする室内オーケストラである。1945年にエドモン・ド・シュトウツ(Edmond de Stoutz)により設立される。以来管弦楽団はシュトウツが率いていたが、1996年にハワード・グリフィスに引き継がれ、2006年から2011年までは ムハイ・タン(Tang Muhai)が芸術監督兼首席指揮者を務めていた。 2011年/2012年のシーズンから現在まで、ロジャー・ノリントン(Roger Norrington)が 4代目首席指揮者を務めている。主なレコーディングは、シュトウツ指揮でスッペの「レクイエム」、シュトウツ指揮・ミケランジェリ独奏でハイドンのピアノ協奏曲集、グリフィス指揮でモーツァルト交響曲シリーズやエディタ・グルベローヴァ他独唱でハイドンの「天地創造」などがある。
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1ポイントマイクをメインとした収録と思われ、コンサートホールの中ほどで聴く音に近い。
高域弦の音の伸び、中低域弦の響きの豊かさも不足気味。教会での収録だが残響はあまり豊かでない。サラウンドスピーカーからの音には直接音がかなり入っている。収録場所はスイス、チューリッヒ、ノイミュンスター教会(NeumünsterKirch)

サラウンド・パフォーマンス  ☆☆☆
音質             ☆☆☆
チャンネル          5ch