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SACDサラウンド・レビュー(673) [サラウンド・サウンド・レビュー]

Reincken Harpsichord Music.jpg
Reincken
Harpsichord Music
MDG 905 1928-6
Sonja Kemitzer(harpsichord)
録音 2015年6月
MDG

ラインケン:チェンバロ作品集
・トッカータ イ長調
・組曲 ハ長調
・アリア「結婚のことは黙っていて」に基づく変奏曲
・組曲ト長調
・トッカータ ト短調
・組曲 ヘ長調
・トッカータ ト 長調

ヨハン・アダム・ラインケン(Jhann Adam Reincken,1643年12月~1722年11月)は、17世紀後半から18世紀初頭にかけて、ハンブルクで活躍したオランダ出身の作曲家。オルガン音楽の大家として知られ、ディートリヒ・ブクステフーデとともに、北ドイツ・オルガン楽派の隆盛を築いた。J.S.バッハも、ラインケンの影響を受け、ラインケンの「音楽の園」から3曲を鍵盤楽器用に編曲している(BWV954, 965,966)。
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ソニア・ケムニツァー (Sonja Kemnitzer)はドイツのチェンバロ奏者、リコーダ奏者。フランクフルトにてピアノをMichael Schneider,ブレーメンにてリコーダをHan Tolに師事。その後チェンバロをケルンにてKetil Haugsandに、パリではChristophe Roussetに師事した。2007年ローマで開催されたトルネオ国際コンクール(Torneo Internzionale di Musica)に優勝。リコーダ奏者としては5人のリコーダ・アンサンブルConsort of Five 、2 つのフルート、チェロとチェンバロのバロックアンサンブルEnsemble Travertinoにはチェンバロ奏者として参加している。デトモルト音楽大学のチェンバロ科講師。
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チェンバロはリュッカース・モデル(1624年)による復元楽器を使用

オンマイクでの収録と思われ、録音レベルは高めだがSNは良い。高域弦の倍音の響きが美しい。サラウンドスピーカーからの音は低めに抑えられている。

サラウンド・パフォーマンス  ☆☆☆
音質             ☆☆☆☆
チャンネル          5.1ch(2+2+2方式)

SACDサラウンド・レビュー(672) [サラウンド・サウンド・レビュー]

Mendelssohn Piano trios opus 49 and 66.jpg
Mendelssohn
Piano trios opus 49 and 66
CCSSA36415
Hamlet Piano Trio
Paolo Giacometti (piano)
Candida Thompson (violin)
Xenia Jankovic (cello)
録音 2014年9月
Channel Classics

メンデルスゾーン:
・ピアノ三重奏曲第1番ニ短調 Op.49
・ピアノ三重奏曲第2番ハ短調 Op.66

ハムレット・ピアノ・トリオ(Hamlet Piano Trio)


パオロ・ジャコメッティ(Paolo Giacometti, 1970年~)はイタリア、ミラノ生まれのピアニスト。幼少期よりオランダに移り住み、アムステルダム・スヴェーリンク音楽院に進む。同音楽院ではヤン・ワインに師事し、首席で卒業。さらに音楽を学ぶ過程で、ジェルギー・シェベックから多大な影響とインスピレーションを受けた。オランダ国内、および国際コンクールで、数々の賞を受賞。現在、ユトレヒト音楽院のピアノ科教授として、後進の指導にも熱意を注いでいる。ピリオド楽器とモダン楽器の両方を弾きこなし、ソロ・ピアニストとしても、また室内楽のメンバーとしても、世界の舞台で活躍している。

カンディダ・トンプソン(Candida Thompson,1967年10月~) イギリスのグラスゴー出身の女性ヴァイオリニスト、指揮者。ロンドンのギルドホール音楽演劇学校(Guildhall School of Music and Drama)にてデーヴィド・タケノ(David Takeno)に師事し、ヴァイオリンのソリストのディプロマを獲得。引き続きカナダのバンフ芸術センター(Banff Centre for the Arts)にて学んだ。ベルグラード国際青年音楽コンクール(Jeunesses Musicales in Belgrade)を含め数々のコンクールで優勝。その後、ヨーロッパ、アメリカはじめ多くの国々でソロ活動を実施。ピアニストのPaolo Giacometti 、チェリストのXenia Jancovic とHamlet Piano Trioを結成。1995年よりアムステルダム・シンフォニエッタのコンサート・ミストレスに、2003年からは芸術監督に就任。

クセニア・ヤンコヴィチ(Xenia Jankovic,1958年10月~)はセルビア、ニシュ生まれのセルビア系ロシア人のチェリスト。母親はピアニスト、父親は指揮者という音楽家の家に生まれた。わずか9歳にしてベオグラード・フィルハーモニーに入団。11歳で国家奨学金を受け、モスクワ音楽院のステファン・キリアノフに師事する。1981年イタリアのガスパール・カサド国際チェロ・コンクールで優勝。1990年から2004年までヴュルツブルグ音楽大学(Hochschule für Musik Würzburg)教授、2004年よりデトモルト音楽大学(Hochschule für Musik Detmold)教授。

Vnは左、Vcは右、Pfはセンター奥に定位しており、音のバランスは良い。Vnの響きはクリアーでVcの中低域音の響きは豊かである。センタースピーカーからの音は低めに抑えられており、サラウンドスピーカーからの音は直接音がほぼ占めている。録音場所はオランダ、Hilversum MCO StudioⅠ

サラウンド・パフォーマンス  ☆☆
音質             ☆☆☆☆
チャンネル          5ch

SACDサラウンド・レビュー(671) [サラウンド・サウンド・レビュー]

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Sergei Prokofiev
Symphonies nos.3 and nos.4
CC72584
James Gaffigan/Netherlands Radio Philharmonic Orchestra
録音  2013年11月(第3番)
    2014年5月(第4番)
Challenge Classics

プロコフィエフ:
・交響曲第3番ハ短調 Op.44
・交響曲第4番ハ長調 Op.47(原典版)

交響曲第3番は、1927年に完成させた歌劇「炎の天使」が、1928年の6月14日にパリでセルゲイ・クーセヴィツキーの指揮によってその一部が上演されたが、完全な形による初演の見通しが立たないことを悟ったプロコフィエフは、「炎の天使」を基にした組曲を計画した。だが、オペラのある主題がソナタ形式の主題として使えることに気付いたプロコフィエフは、これを交響曲とすることに決め、1928年の夏から11月3日にかけて作曲し、完成した。4楽章で構成され、演奏時間は約34分ないし約35分。

交響曲第4番は、作曲者がアメリカ合衆国に亡命していた時代の作品の原典版1930年(作品47)と、ソ連邦で改作された改訂版1947年(作品112)の2つの版が存在する。 交響曲 第3番が自作のオペラ「炎の天使」に基づいていたように、本作品はバレエ音楽「放蕩息子」の素材を転用している。4楽章で構成され、演奏時間は原典版が約27分、改訂版が約40分

ジェイムズ・ガフィガン(James Gaffigan,1979年~)はアメリカのニューヨーク生まれの指揮者。ボストンのニューイングランド音楽院(New England Conservatory of Music)とヒューストンにあるシェパード音楽学校(Shepherd School of Music at Rice University)で学ぶ。2004年のショルティ国際指揮コンクールで優勝。2011/12年のシーズンからルツェルン交響楽団の首席指揮者。オランダ放送フィルや、ケルン・ギュルツェニヒ管などで首席客演指揮者を務めている。
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オランダ放送フィルハーモニー管弦楽団(Netherlands Radio Philharmonic,略称RFO)はオランダ放送協会(NOS)が運営するオーケストラ。1945年に指揮者アルベルト・ファン・ラールテによって設立された。定期演奏会はヒルフェルスムで行われ、年に数回の特別演奏会がアムステルダムとユトレヒトで行われる。首席指揮者はマルクス・シュテンツ(2012年~ 現在)
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スタジオでのセッション録音でホールトーンはあまり感じられないが、ダイナミックレンジの大きな録音。中低域弦の響きは豊かで、No.3ではバスドラムなどの打楽器のパンチの利いた音と金管のきらびやかな響きが印象に残った。サラウンドスピーカーからの音はほぼ直接音。録音場所はオランダ、ヒルヴェルサム、MCO Studio5

サラウンド・パフォーマンス  ☆☆☆
音質             ☆☆☆☆
チャンネル          5.1ch

SACDサラウンド・レビュー(670) [サラウンド・サウンド・レビュー]

Edvard Grieg Complete Symphonic Works, Vol. 5.jpg
Edvard Grieg
Complete Symphonic Works, Vol. 5
92.671
Camilla Tilling (soprano)
Tom Erik Lie (baritone)
Eivind Aadland/WDR Sinfonieorchester Köln
録音  2012年10月
    2013年12月
    2014年2月,11月
Audite

グリーグ:管弦楽作品全集 5
・ペール・ギュント Op. 23 (抜粋)
 婚礼の場で
 山の王の娘の踊り
・6つのオーケストラ伴奏歌曲 EG 177
 ソルヴェイグの歌Op.23-18
 ソルヴェイグの子守歌Op.23-23
 モンテ・ピンチョからOp.39-1
 白鳥Op.25-2
 過ぎ去りし春Op.33-2
 ヘンリク・ヴェルゲランOp.58-3
・2つの抒情的小品 Op. 68 (管弦楽版)
 高い山の夕べop.68-4
 揺りかごでop.68-5
・山の精にとらわれし者 Op. 32
・ノルウェー舞曲集 Op. 35 (管弦楽編)

ペール・ギュント(Peer Gynt )作品23は、グリーグの代表作の一つで、ヘンリック・イプセンの戯曲「ペール・ギュント」のために作曲した劇付随音楽。管弦楽のための組曲が2つ編まれており(第1組曲 作品46と第2組曲 作品55)、それらが有名である。また他にもグリーグ自身の編曲で何曲かがピアノ独奏曲やピアノ伴奏の歌曲に編曲されている。高名な劇付随音楽の中では珍しく、劇そのものの初演のための作曲である。

カミラ・ティリング(Camilla Tilling,1971年~)は スウェーデンのソプラノ歌手。エーテボリ音楽院、ロンドン王立音楽院で学ぶ。1997年にオッフェンバックの「ホフマン物語」でオペラへのデヴユー。現代最高のオーケストラおよび指揮者と共演を重ねており、また、ヨーロッパで最も重要な歌劇場のステージに定期的に出演している。
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トム・エリック・リー ( Tom Erik Lie)はオスロ生まれのバリトン歌手。オスロの国立ノルウェー音楽院(Norwegian Academy of Music)、(Norwegian Opera Academy )で学ぶ。
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アイヴィン・オードラン(Eivind Aadland,1956年9月~)ノルウェー生まれの指揮者、ヴァイオリン奏者。ヘルシンキのシベリウス・アカデミーで指揮法をヨルマ・パヌラに師事した。ベルゲン交響楽団(Bergen Philharmonic Orchestra)のコンサートマスターを1981年~1989年まで務めた後、トロンハイム交響楽団(Trondheim Symphony Orchestra)の首席指揮者と芸術監督を2004年~2010年まで務めた。現在はオスロ・フィルハーモニックやスウェーデン室内管弦楽団など、スカンジナビア各国のオーケストラとの関係を保ちつつ、ヨーロパの主要な管弦楽団のトゥールーズ・キャピトル管弦楽団(Orchestre du Capitole de Toulouse)、スコットランド室内管弦楽団( Scottish Chamber Orchestra)などに客演している。
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ケルンWDR交響楽団(独:WDR Sinfonie-orchester Köln,英:Cologne Radio Symphony Orchestra)は1947年、北西ドイツ放送(NWDR)のケルン放送局の開局と同時に、ケルン放送交響楽団(Kölner Rundfunk-Sinfonieorchester)が設立され、1956年に、WDR(西部ドイツ放送協会)が分離独立すると、オケはその管轄下になった。1960年代後半には若きクリストフ・フォン・ドホナーニが首席をつとめた。1977~1983年には若杉弘、1983~1991年にはガリー・ベルティーニ、1991~1997年にはハンス・フォンク、1997~2010年にはセミヨン・ビシュコフが首席を務めた。ベルティーニとはマーラー全集を録音している。コンサートミストレスに荻原尚子、首席コントラバスに河原泰則がいる。2010年からはユッカ=ペッカ・サラステ(Jukka-Pekka Saraste)が首席指揮者をつとめている。
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6つのオーケストラ伴奏歌曲「ソルヴェイグの歌」、「ソルヴェイグの子守歌」などではソプラノ、「山の精にとらわれし者」ではバリトンの独唱が入る。

録音レベルは低めだがダイナミックレンジは大きい。1ポイントマイクをメインとした収録と思われ、コンサートホールの中ほどで聴く音に近い。ソロのソプラノ、バリトンの歌声とバックのオーケストラの音のバランスは良い。サラウンドスピーカーからの音には直接音も入っている。録音場所はケルンのPhilharmonie

サラウンド・パフォーマンス  ☆☆☆
音質           ☆☆☆☆
チャンネル         5.1ch

SACDサラウンド・レビュー(669) [サラウンド・サウンド・レビュー]

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Mozart String Quartets K.387 & K.458
MYR017
Hagen Quartett
録音 2014年12月
Myrios Classics

モーツァルト:
・弦楽四重奏曲第14番ト長調 「春」K387
・弦楽四重奏曲第17番変ロ長調 「狩」K458

弦楽四重奏曲第14番は、1782年の暮にウィーンにおいて完成された作品で、ハイドン・セット全6曲中の第1作。ハイドン・セットの中で、この曲は最も前衛的であり、いわゆる「モーツァルト・クロマティスム」と呼ばれる半音階が多用され、効果を上げている。4楽章から成り、演奏時間約26~30分

ハーゲン弦楽四重奏団(Hagen Quartett)はオーストリアの弦楽四重奏団。モーツァルテウム管弦楽団の首席ヴィオラ奏者オスカー・ハーゲンを父に持つ4人の兄弟(ルーカス・ハーゲン、アンゲリカ・ハーゲン、ヴェロニカ・ハーゲン、クレメンス・ハーゲン)によってオーストリアのザルツブルクで結成された弦楽四重奏団である。当地では早くからその実力を認められていたが、4人兄弟の若い方がより才能があるということはよく言われていた。事実、ハーゲン弦楽四重奏団としてプロ活動をはじめる時には、長女で第2ヴァイオリンのアンゲリカ・ハーゲンはキャリアを断念した。その後第2ヴァイオリンはアンゲリカから、アネッテ・ビク(Annette Bik)、そして現在のライナー・シュミット(1987年秋から)に交替したが、彼らはみなザルツブルク・モーツァルテウム音楽大学でヘルムート・ツェトマイヤー教授の元で学んだ。ロッケンハウスでは、1981年に審査員賞と観客賞を受賞し、その翌年ポーツマス弦楽四重奏コンクールで優勝。ドイツ・グラモフォンから数々のアルバムを発表している。1984年にはザルツブルク音楽祭にデビュー、大成功を収めた。4人は現在モーツァルテウム音楽大学の教授でもある。
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Vnはクリアーな音、Vcは豊かな中低域の響きを伴っている。各楽器はそれぞれに位置にしっかりと定位しており、音のバランスは良い。録音場所はドイツ、ブレーメン、Sendesaal

サラウンド・パフォーマンス  ☆☆☆
音質             ☆☆☆☆
チャンネル          5ch


SACDサラウンド・レビュー(668) [サラウンド・サウンド・レビュー]

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Francois Devienne
Devienne Quartets for Flute and Bassoon
CCSSA35415
Musica Reale
Kersten McCall (flute)
Gustavo Núñez (bassoon)
録音 2014年春
Channel Classics

フランソワ・ドヴィエンヌ:四重奏曲集
・フルート四重奏曲第1番イ短調 Op.66-1
・フルート四重奏曲第3番ニ長調 Op.66-3
・ファゴット四重奏曲第1番ハ長調 Op.73-1
・ファゴット四重奏曲第3番ト短調 Op.73-3

フランソワ・ドヴィエンヌ(François Devienne, 1759年1月~1803年9月)はフランスの作曲家、木管楽器奏者。パリ音楽院のフルート教授を務めた。地元で聖歌隊員として最初の音楽教育を受ける。1780年にフルートをフェリックス・ロー(Félix Rault)に師事し、ド・ロアン枢機卿の執事に加わる。様々なパリのアンサンブルでソリストや楽団員として演奏活動を始め、フルートやファゴットを演奏、ファゴット奏者としてパリ・オペラ座にも加わっている。作曲家として1790年代にいくつかのオペラで成功し、とりわけ「レ・ヴィジタンディーヌ」(Les visitandines, 1792年)は大成功であった。約300曲に上る器楽曲は、ほとんどが管楽器のために作曲されている。10曲ほどのフルート協奏曲と4曲のファゴット協奏曲、吹奏楽のための交響曲、様々な楽器のための三重奏曲や四重奏曲がある。オペラは12曲ある。優雅な旋律様式から、「フランスのモーツァルト」と呼ぶ向きもある。
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ムジカ・レアーレ(Musica Reale)はロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団の現役メンバーで構成する室内楽団。

カーステン・マッコール(Kersten McCall)はシャフハウゼン音楽院、カールスルーエ音楽大学で学ぶ。1997年神戸国際フルート・コンクール優勝、2000年ARD国際音楽コンクール第3位受賞。ザールブリュッケン放送響で首席フルート奏者を務め、ベルリン・フィル、バイエルン放送響、ニューヨーク・フィルでも演奏。est! est!! est!!! アンサンブルのメンバー。ハーグの王立音楽院で教鞭をとる。2005年よりロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団の首席フルート奏者。
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グスターボ・ヌニュス (Gustavo Nunez,1965年2月~)はウルグアイのモンテビデオ生まれ。数年間ヴァイオリンを学んだ後、11歳でファゴットに転向。16歳から王立音楽大学でケリー・カムデンに師事。1984年からハノーヴァー音楽大学特別クラスでクラウス・トゥネーマンに学ぶ。1987年、ジュネーブ国際コンクールでスイス賞、ミュンヘンでカール・マリア・フォン・ウェーバー賞を受賞。1988年にダルムシュタットのオペラハウスに招かれた後、1989年からバンベルク交響楽団の首席ファゴット奏者として活躍。1995年よりロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団で首席ファゴット奏者を務める傍ら、現在デュッセルドルフのロベルト・シューマン音楽院で教鞭をとっている。
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内藤淳子(Junko Naito)は石川県生まれのヴァイオリニスト。東京芸術大学を経て、オランダのユトレヒト音楽院で学ぶ。オーケストラ・アンサンブル金沢、札幌交響楽団、広島交響楽団、仙台フィルハーモニー管弦楽団、京都市交響楽団等の演奏会に出演。2001年ザクセン・アンハルト・フィルの定期公演に出演しドイツデビュー。2002年よりロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団の第一ヴァイオリン奏者。ヨーロッパ各地でソリスト、室内楽奏者として幅広く活躍。2014年度・第8回岩城宏之音楽賞を受賞。
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小熊佐絵子(Saeko Oguma)は新潟県出身のヴィオラ奏者。2000年、桐朋学園大学研究科修了。2008年よりアムステルダム音楽院に留学し、今井信子氏、マルヨライン・ディスパ氏、スヴェン・アルネ・テプル氏に師事。オーケストラスタディクラスではミヒャエル・ギーラー氏に師事。また、バッハやバロック音楽をアナー・ビルスマ氏より教えを受けている。2009年 第1回アムステルダムヴィオラコンクール第1位。2010年9月より、ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団のヴィオラ副首席に就任。
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Fl、またはFgとVn、Va、Vcによる四重奏曲集で、フルート四重奏曲でフルートはあまり前に出ることが無く、他の楽器との音のバランスは良い。Op.66-1では日本人の内藤淳子(Vn)と小熊佐絵子(Va)が参加している。録音場所はオランダのデーヴェンター(Deventer)にある教会Doopsgezinde Kerk

サラウンド・パフォーマンス  ☆☆☆
音質             ☆☆☆☆
チャンネル          5ch

SACDサラウンド・レビュー(667) [サラウンド・サウンド・レビュー]

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Vivaldi
Recorder Concertos
BIS 2035
Dan Laurin (recorder)
Jan Bjøranger(Violin)
Benedicte Øhrn Kyllingstad(Violin)
Jonas Nordberg (theorbo/baroque guitar)
Anna Paradiso (harpsichord)
録音 2014年6月,7月
BIS

ヴィヴァルディ:リコーダー協奏曲集
・協奏曲 ハ長調 RV 443
・室内協奏曲 イ短調 RV 108
・リコーダー協奏曲 ヘ長調 RV 442
・協奏曲 ハ長調 RV 444
・リコーダー協奏曲 イ短調 RV 445
・室内協奏曲 ニ長調 RV 92
・リコーダー協奏曲 ハ短調 RV 441 (D. ラウリンによる改訂版)


ダン・ラウリン(Dan Laurin,1960年~)はスウェーデン生まれのリコーダー奏者。オーデンセ音楽院、コペンハーゲン音楽院で学んだ。Drottningholm Baroque Ensemble、バッハ・コレギアム・ジャパンやベルリン・フィルハーモニー管弦楽団などの世界中の演奏団と共演している。ストックホルム王立音楽大学(Stockholm’s Royal University College of Music)のリコーダー教授。2011年にスェーデン王立音楽アカデミーより"Interpretation Prize" を受賞。
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ヤン・ビョーランゲル(Jan Bjøranger)はノルウェーのヴァイオリニスト。ノルウェー王立音楽大学を卒業。現在スタヴァンゲル大学弦楽部教授、スタヴァンゲル市のEnsemble Bjergsted 1(EnB1)の創設者兼音楽監督を務めている。一方、ノルウェー国内のアカデミー以外にも、ザルツブルクのモーツァルテウム音楽大学、ライプツィヒのフェリックス メンデルスゾーン バルトルディ音楽演劇大学他で、マスタークラスを受け持っている。彼は、音楽プロデューサーとしても実績を残し、6年間スウェーデンのUmeå国際室内楽音楽フェスティバル、ノルウェーのKGAフェスティバルの創設に従事した。
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ベネディクテ・キリングスタード( Benedicte Øhrn Kyllingstad)はノルウェーのヴァイオリニスト。スタヴァンゲル交響楽団の第2ヴァイオリンの副主席奏者。

ヨーナス・ノルドベリ(Jonas Nordberg)はスウェーデンのリュート、バロック・ギター奏者。ザルツブルグ・モーツァルテウム音楽大学卒業。

アンナ・パラディソ(Anna Paradiso)はイタリア生まれのチェンバロ奏者。夫であるリコーダー奏者ダン・ラウリンらと共にバロック・アンサンブル「Paradiso Musicale」を創設。
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楽器の構成はRec、1stVn×2、2ndVn×2、Va、Vc、Cb,Cmb、Theorbo or Bgtの構成。RV 444はリコーダーのソプラニーノを使用している。
ソロのリコーダーはあまり前に出ず、センターの少し下がった位置に定位しており、他の楽器との音のバランスは良い。録音場所はノルウェー、スタヴァンゲル・コンサートホール

サラウンド・パフォーマンス  ☆☆☆
音質             ☆☆☆☆
チャンネル          5ch


近所の春の花(2) [自然写真]

昨日は朝から天気も良く、今日には春の嵐があると言う予報が出ていたので、ソメイヨシノの今年最後の撮影のチャンスと思い、再び小金井公園などを巡ってきました。
ソメイヨシノは少し散りかけておりましたが、まだまだ見頃で、遅咲きの桜も咲き始めていました。

中央通り
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千川上水べり
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東伏見通り
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玉川上水
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境浄水場
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小金井公園 江戸東京たてもの園前
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小金井公園 遅咲きの桜① カスミザクラ(霞桜)
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小金井公園 遅咲きの桜② コマツナギ(駒繋)
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小金井公園 遅咲きの桜③ シラユキ(白雪)
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小金井公園 遅咲きの桜④ イチヨウ(一葉)
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小金井公園 遅咲きの桜⑤ ミクルマガエシ(御車返し)
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小金井公園 遅咲きの桜⑥ エド(江戸)
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小金井公園 遅咲きの桜⑦ オオシマザクラ(大島桜)
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小金井公園 オオシマザクラ ほぼ満開でした
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小金井公園 ハナモモ
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小金井公園 チューリップ
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小金井公園 ボケ
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小金井公園 シモクレン
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閲覧数100万カウント達成 [その他]

いつも本ブログを訪れていただき、大変ありがとうございます。

本ブログ閲覧数が100万を越えました。

2011年10月に始めて今年で5年目を迎える本ブログですが、開始10か月後の2012年8月で10万カウント、2013年2月に20万カウント、その3年後に100万カウントと順調に増えています。
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本ブログの記事閲覧ベスト10を調べてみました。オーディオに関する記事に人気が有るようです。

1位 CD音源のアップサンプリングについて   閲覧数 16,345

2位 日本のオーケストラの実力は?  閲覧数 11,334

3位 ファインメットの使用によって音質は改善されるか?(1) 閲覧数 6,155

4位 foobar2000でのISOイメージファイルの再生 閲覧数 5,583

5位 MDGの2+2+2方式について 閲覧数 5,070

6位 D-118バックロードホーンスピーカーの自作  閲覧数 4,650

7位 SACDサラウンド・レビュー(257)  閲覧数 4,630

8位 Media Player ClassicとAC3Filterの組み合わせでサラウンドの再生 閲覧数 3,665

9位 USB-DAC/DDC MONITOR 03US評価  閲覧数 3,324 

10位 バックロードホーンスピーカー D-55の自作(1) 閲覧数 3,165
   

SACDサラウンド・レビュー(666) [サラウンド・サウンド・レビュー]

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Schubert
String Quintet
CCSSA36215
Amsterdam Sinfonietta soloists
録音 2013年12月
Channel Classics

シューベルト:
弦楽五重奏曲ハ長調 D.956, Op.posth.163

カンディダ・トンプソン(Candida Thompson,1967年10月~) イギリスのグラスゴー出身の女性ヴァイオリニスト、指揮者。ロンドンのギルドホール音楽演劇学校(Guildhall School of Music and Drama)にてデーヴィド・タケノ(David Takeno)に師事し、ヴァイオリンのソリストのディプロマを獲得。引き続きカナダのバンフ芸術センター(Banff Centre for the Arts)にて学んだ。ベルグラード国際青年音楽コンクール(Jeunesses Musicales in Belgrade)を含め数々のコンクールで優勝。その後、ヨーロッパ、アメリカはじめ多くの国々でソロ活動を実施。ピアニストのPaolo Giacometti 、チェリストのXenia Jancovic とHamlet Piano Trioを結成。1995年よりアムステルダム・シンフォニエッタのコンサート・ミストレスに、2003年からは芸術監督に就任。
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山上 薫(Kaori Yamagami,1982年~)は神奈川県逗子市生まれの女性チェリスト。3歳でチェロを始め、13歳のときカーティス音楽院に全額給与の奨学生として入学。これまで、パリ管弦楽団、モントリオール交響楽団、フィラデルフィア管弦楽団などに出演し、ユーリ・バシュメット、ギドン・クレーメル、パメラ・フランク、マリオ・ブルネロなどと共演。2010年よりアムステルダム・シンフォニエッタの首席チェロ奏者を務める。使用楽器は日本在住の篤志家より貸与された1682年製ジョヴァンニ・グランチーノ。
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リック・ストーティン(Rick Stotijn)はオランダのコントラバス奏者。8歳のときから最初の音楽教育を受けた。アムステルダム音楽院にて父親のPeter Stotijnから指導を受け、優秀な成績で卒業。その後フライブルク音楽大学にてBozo Paradzikに師事。Princess Christina Competitionで優勝。才能ある若手音楽家に贈られる2013 the Netherlands Music Prizeを受賞。アムステルダム・シンフォニエッタとスウェーデン放送管で首席奏者を務める。またロイヤル・コンセルトヘボウ管、マーラー室内管、ベルリン放送響、ロンドン響には客演首席奏者として招かれるなど、コントラバス界のトップ・プレーヤーの1人として大活躍中。
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オランダのアムステルダムを本拠地とする弦楽オーケストラ、アムステルダム・シンフォニエッタの首席奏者による1stVn,2ndVn,Va,Vc,Cbによる弦楽五重奏。

Vnは硬質な音にならず、クリアーな響きをしており、Cbは低域の豊かな響きを伴っている。音像は左から順に1stVn,2ndVn,Va,Vc,Cbとしっかりと定位している。録音場所はオランダ、ライデン、Stavanger Concert Hall

サラウンド・パフォーマンス  ☆☆☆
音質             ☆☆☆☆
チャンネル          5ch


SACDサラウンド・レビュー(665) [サラウンド・サウンド・レビュー]

C.P.E. Bach  Sinfonias for Strings.png
C.P.E. Bach
Sinfonias for Strings
PTC5186210
Trevor Pinnock/The English Concert
録音 1979年10月
PENTATONE CLASSICS

C.P.E.バッハ:6つのシンフォニア Wq.182「ハンブルク交響曲」
・第1番 ト長調
・第2 番変ロ長調
・第3番 ハ長調
・第4番 イ長調
・第5番 ロ短調
・第6番 ホ長調

トレヴァー・ピノック(Trevor Pinnock, 1946年12月~)は、イギリスのカンタベリー生まれの指揮者 、チェンバロ、オルガン奏者。少年時代はカンタベリー大聖堂の聖歌隊員を務め、またピアノとオルガンを学んだ。その後、ロンドンの王立音楽大学でラルフ・ドーンズ、ミリセント・シルヴァに師事して、チェンバロとオルガンを修めた。学生時代にガリヤード・トリオを結成して活動を始め、アカデミー室内管弦楽団などで演奏する。
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イングリッシュ・コンサート(The English Concert)は、チェンバロ奏者であるトレヴァー・ピノックがヴィクトリア&アルバート博物館所蔵の古楽器を活用する目的で1973年にイギリスに結成した古楽オーケストラである。1978年頃からドイツ・グラモフォンのアルヒーフと専属契約を結び多数の録音が発売され、その人気を確かなものとした。また80年代にピノックの片腕が去っていくとモーツァルトの作品も多数演奏されるようになり、2003年にはピノック自身も退団する。2003年からはバロック・ヴァイオリン奏者のアンドルー・マンゼが音楽監督に就任したが、2007年にハリー・ビケット(Harry Bicket)と交代している。
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アルヒーフ・レーベルに録音されたものをポリヒムニア・インターナショナルによってリマスタリングしたもの。

高域弦は音の伸びがあり、弦と通奏低音のチェンバロの音とのバランスは良い。1979年録音の古い音源だが、DSDリマスタリングしたことにより音質はとても良い。ホール・トーンも豊かで、聞き疲れしない響きを伴っている。ステレオの音源をサラウンドに振り分けたのか、サラウンドスピーカーからの音は直接音がかなり入っている。録音場所はロンドンのヘンリー・ウッド・ホールで元教会を改装し、録音やリハーサル用専用にしたところ

サラウンド・パフォーマンス  ☆☆☆
音質             ☆☆☆☆
チャンネル          5ch