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SACDサラウンド・レビュー(704) [サラウンド・サウンド・レビュー]

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Roussel Bacchus & Ariane
PTC 5186558
Kazuki Yamada/Orchestre de la Suisse Romande
録音 2015年10月
PentaTone Classics

ルーセル:バッカスとアリアーヌ Op.43 第1組曲、第2組曲
ドビュッシー:6つの古代碑銘(アンセルメ編)
プーランク:組曲「牝鹿」

アルベール・ルーセル(Albert Charles Paul Marie Roussel, 1869年4月~1937年8月)は、印象主義から新古典主義に進み、ラヴェルとともにドビュッシー亡き後のフランス楽壇をリードした作曲家。少年時代は算数に次いで音楽が好きで、しかも海軍の道を志望していた。1889年と1890年に、フリゲート艦イフィジェニー号でインドシナ近海に勤務。明らかにこの航海は、作曲家としての発展において最も有意義な出来事であった。1894年に海軍を退くと、パリのスコラ・カントルムにて音楽を真剣に学び出し、1907年までヴァンサン・ダンディなどに師事。学業のかたわら教授活動にも多忙となった。ルーセルの有名な門人には、エリック・サティやエドガー・ヴァレーズがいる。初期作品は強烈に印象主義音楽に影響されているが、次第に個人様式を見出した。ルーセルの作曲様式は、構想においては形式中心で、強烈なリズム感があり、同時代の作曲家の作品に比べて、 調性に対するはっきりした好みが明らかである。作品は交響曲4作品を含む管弦楽曲、室内楽、ピアノ独奏曲、バレエ音楽など。
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フランシス・ジャン・マルセル・プーランク(Francis Jean Marcel Poulenc,1899年1月~1963年1月)は、フランスの作曲家。フランス6人組の一人。パリの裕福な家庭に生まれる。両親は敬虔なカトリック教徒であった。5歳の頃から母親からピアノの手ほどきを受け、1914年(15歳)からはスペイン出身の名ピアニスト、リカルド・ビニェスにピアノを師事し、多大な影響を受ける。管弦楽曲、協奏曲、声楽、室内楽曲、宗教的楽劇、オペラ、バレエ音楽を含むあらゆる主要な音楽ジャンルの楽曲を作曲している。その作風から、1950年7月のパリのプレス紙において評論家のクロード・ロスタンから「ガキ大将と聖職者が同居している」と評された。
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山田和樹(Kazuki Yamada ,1979年~)神奈川県生まれ。東京藝術大学で指揮法を小林研一郎、松尾葉子に師事。在学中に藝大生有志とともにTOMATOフィルハーモニー管弦楽団(2005年より横浜シンフォニエッタに改名)を結成し、音楽監督に就任。2009年に、若手指揮者の登竜門として有名なブザンソン国際指揮者コンクールで優勝、2011年には出光音楽賞、2012年には渡邊暁雄音楽基金音楽賞、齋藤秀雄メモリアル基金賞、そして文化庁芸術祭賞音楽部門新人賞を続けざまに授賞した。日本フィルハーモニー管弦楽団正指揮者、横浜シンフォニエッタの音楽監督、オーケストラ・アンサンブル金沢のミュージックパートナー、仙台フィルハーモニー管弦楽団のミュージックパートナー、東京混声合唱団のコンダクター・イン・レジデンスなどのポストを兼任。スイス・ロマンド管弦楽団の首席客演指揮者。ドイツのベルリン在住。

スイス・ロマンド管弦楽団( L’Orchestre de la Suisse Romande)は1918年エルネスト・アンセルメによってジュネーブで結成された楽団。1938年にはローザンヌ放送管弦楽団を吸収し,発展した。アンセルメの指導のもとで繊細で透明な音質を特色とする独特の個性をもつ楽団に仕上げられた。1967年アンセルメの引退後,音楽監督に1970~1977年サヴァリッシュ,1978~1985年ホルスト・シュタイン、85~97年アルミン・ジョルダン、ファビオ・ルイジ、2005年より2012年までマレク・ヤノフスキが、2012年7月から2015年まではネーメ・ヤルヴィ、2016年からはジョナサン・ノット(Jonathan Nott)が就任予定。2012/2013年のシーズンより山田和樹が首席客演指揮者になった。2014年7月に山田和樹と共に来日し、サントリーホールなどで公演を行った。

山田和樹がスイス・ロマンド管弦楽団首席客演指揮者になってからの同楽団とのアルバムの第4弾

ルーセルの第1組曲はダイナミックレンジが大きく、残響の豊かなヴィクトリア・ホールにグランカッサの重厚な響きが轟く。要所にポイントマイクを多用した収録と思われ、各楽器間の音のバランスは良い。音場は左右、奥行き方向にも広がっており、好録音である。録音場所はスイス、ジュネーブ、ヴィクトリア・ホール

サラウンド・パフォーマンス  ☆☆☆☆
音質           ☆☆☆☆
チャンネル         5ch

ベランダの西洋アサガオ [自然写真]

数年前に弟から譲りうけた西洋アサガオ、ヘブンリー・ブルーの苗を育てたのをきっかけに、毎年種を採り、ベランダまで届くように育てています。

新しい蔓の芽からほのかな芳香を放ち、カメムシと黄色のアブラムシがこの匂を好きなようで、除虫を行っています。

今年は花壇に植えた苗が3本育ち、ネットを張った2階のベランダ一面に蔓を伸ばしています。

9月中ごろから咲きだし、10中旬ごろまで愉しめます。

早朝に開花し始め、晴れていると午後にはしぼんでしまいますが、次の朝には次の蕾が開花します。

満開は10月初旬ごろと思われますが、可憐なブルーの花がちらほらと咲き始めたので、写真を撮ってみました。
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ポンピドゥー・センター傑作展 [美術・絵画鑑賞]

上野の東京都美術館で本日まで開催されている「ポンピドゥー・センター傑作展」に昨日の21日に行ってきました。
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午後から行ったのですが、シルバーデーにもかかわらず、すいており、待ち時間なしでした。
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パリにあるポンピドゥー・センターで所蔵する作品の中から、1906年から1977年まで、1年ごとに1作家の作品を、入り口から出口にかけて年代順に展示しています。作品にはそれぞれの作家の言葉が添えられていました。
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以下印象に残った作品

マルク・シャガール 
ワイングラスを掲げる二人の肖像 1917~1918年 油彩、カンバス
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パブロ・ピカソ 
ミューズ 1935年 油彩、カンバス
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マリー・ローランサン
イル=ド=フランス 1940年 油彩、カンバス
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アンリ・マティス
大きな赤い室内 1948年 油彩、カンバス
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ベルナール・ビュフェ
室内 1950年 油彩、カンバス
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SACDサラウンド・レビュー(703) [サラウンド・サウンド・レビュー]

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Overtures to Bach
PTC 5186561
Matt Haimovitz
録音  2015年4月,12月
    2016年3月
Pentatone Classics

バッハへの序曲
フィリップ・グラス:序曲
J.S.バッハ:前奏曲~無伴奏チェロ組曲第1番 ト長調 BWV1007より
ユン・ドゥ:The Veronica
J.S.バッハ:前奏曲~無伴奏チェロ組曲第2番 ニ短調 BWV1008より
ヴィジェイ・アイヤー:Run
J.S.バッハ:前奏曲~無伴奏チェロ組曲第3番 ハ長調 BWV1009より
ロベルト・シエラ:La memoria
J.S.バッハ:前奏曲~無伴奏チェロ組曲第4番 変ホ長調 BWV1010より
デイヴィッド・サンフォード:Es War
J.S.バッハ:前奏曲~無伴奏チェロ組曲第5番 ハ短調 BWV1011より
ルナ・パール・ウールフ:Lili uokalani
J.S.バッハ:前奏曲~無伴奏チェロ組曲第6番 ニ長調 BWV1012より

フィリップ・グラス(Philip Glass, 1937年1月~ )は、アメリカ合衆国の作曲家。メリーランド州ボルチモアのユダヤ系一家に生まれ、子供の頃からピーボディ音楽院でフルートを習った。ジュリアード音楽院に進み、そこで鍵盤楽器を主に弾くようになった。卒業後、フランスでナディア・ブーランジェに師事。宗教的な動機から北インドへ旅行し、そこでチベット難民と出会い、1972年にグラスは仏教徒となり、ダライ・ラマ14世に面会した。チベット問題に強い関心を持ち、チベット難民を強力に支援している。アメリカに帰国したグラスは、ニューヨークでタクシー運転手をしながらラヴィ・シャンカールとともに仕事をし、インド音楽の徹底して加算的なリズムに影響を受けた。このことで彼は以前のミヨーやコープランド風の構成を離れ、附加的なリズムとサミュエル・ベケットの影響を受けた時間構成に基づく簡素で禁欲的な作品を書きはじめた。現在までの作曲は交響曲は8番まで、2番までのヴァイオリンなどの協奏曲、5番までの弦楽四重奏曲などの室内楽、オペラ、映画音楽など多岐にわたる。
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マット・ハイモヴィッツ(Matt Haimovitz ,1970年12月~)はイスラエル生まれのチェリスト。5歳の時に家族と共にアメリカに移住。7歳からチェロを習い始めレナード・ローズ、ヨーヨー・マなどに師事。ドイツ・グラモフォンから天才少年としてデビューし、古典派から現代音楽にいたる幅広いレパートリーをもつ。主にアメリカとカナダで活動している。CD録音に「20世紀チェロ作品集」などがある。
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Pentatone レーベルとカナダのOxingale Recordsレーベルとの共同企画「PENTATONE OXINGALE Series」でのハイモヴィッツの新録音。現代の6人の作曲家たちによる新作のチェロ独奏曲をバッハの無伴奏チェロ組曲の序曲として組み合わせたアルバムで、それぞれ世界初録音。

チェロの音は生々しく成らず、低域弦のやわらかな倍音の響きをとても良く捉えており、優秀録音だと感じた。録音場所はニューヨーク、芸術文化アカデミー

サラウンド・パフォーマンス  ☆☆☆
音質           ☆☆☆☆☆
チャンネル         5ch


SACDサラウンド・レビュー(702) [サラウンド・サウンド・レビュー]

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Fibich & Paladi
String Quartets
COV91607
Martfeld Quartet
録音 2015年6月,10月
Coviello Classics

ラドゥ・パラディ:弦楽四重奏曲第1番 ハ短調
ズデニェク・フィビヒ:弦楽四重奏曲第2番 ト長調 Op.8

ラドゥ・パラディ(Radu Paladi,1927年1月~2013年3月)はウクライナ、ルーマニアの作曲家、ピアニスト、指揮者。チェルニウツィー音楽院(La Conservatorul de muzică din Cernăuți)にてTitus Tarnavskiにピアノを師事。作曲家としては交響曲、室内楽、声楽曲、映画音楽などの作品がある。
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ズデニェク・フィビヒ(Zdeněk Fibich,1850年12月~1900年10月)はチェコの作曲家。スメタナ、ドヴォルザークと共に、チェコ国民楽派の草創期を築いた。フランティシェク・チェルニーの勧めにより、作曲を始める。1864年聖イグナツ教会のオルガニストに就任。1864年からジークムント・コレショフスキーの私設音楽学校に通う。1865年にライプツィッヒ音楽院に入学。チェコ民族独立の気運が胎動する時代にあって、スメタナやドヴォジャーク同様、チェコ民謡や民族舞曲のリズムを自作に取り入れた他、チェコ民族の伝説によるオペラを作曲するなど、その作品は民族的な素材によるものが少なくない。作曲技法の面では明らかにドイツ・ロマン派の系統にありながら、チェコ国民楽派として扱われるのは、このような彼の志向によるものである。主な作品は交響曲3曲をはじめ、交響詩、ピアノ曲、室内楽曲、オペラ、声楽曲など。
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マルトフェルト四重奏団(Martfeld Quartet)は、ヴッパータール交響楽団のメンバーによって1980年に設立された弦楽四重奏団。2010年より現在までのメンバーはヴッパータール交響楽団とケルン・ギュルツェニッヒ管弦楽団のメンバーで構成されている。
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特に1st Vnはクリアーな響きをしており、各楽器はそれぞれの位置にしっかりと定位している。教会での収録だが残響はそれほど豊かでなく、サラウンドスピーカーからの音もほぼ直接音が占める。収録場所はドイツ、ヴッパータール、インマヌエル教会

サラウンド・パフォーマンス  ☆☆☆
音質           ☆☆☆☆
チャンネル          5ch


SACDサラウンド・レビュー(701) [サラウンド・サウンド・レビュー]

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Dvorak
Symphony No.5
COV91512
Marcus Bosch/Staatsphilharmonie Nürnberg
録音 2015年2月
Coviello Classics

ドヴォルザーク:
・交響詩「野ばと」Op.110
・交響曲第5番ヘ長調Op.76

交響詩「野ばと」作品110 B.198の作曲は1896年10月22日から11月18日に行われ、初演は、1898年の今日、3月20日にブルノで、レオシュ・ヤナーチェクの指揮、チェコ管弦楽団により初演された。エルベン詩集「花束」に収録された12の民話から採ったこの交響詩は、4曲あるドヴォルザークのエルベン交響詩(「水の精」、「真昼の魔女」、「金の紡ぎ車」、「野鳩」)の最後の曲で、物語の展開に沿った切れ目のはっきりした5つの部分からなる。第1部:アンダンテ、葬送行進曲、第2部:アレグロ - アンダンテ、第3部:モルト ヴィヴァーチェ-アレグロ グラツィオーソ、第4部:アンダンテ、第5部:アンダンテ テンポ プリモ 

交響曲第5番ヘ長調作品76は、1875年 6月15日にオーケストレーションに着手し、同年7月23日に完成し、翌1879年 3月29日、プラハにてアドルフ・チェフ指揮、国民劇場管弦楽団により初演された。交響曲第4番まではワーグナーの影響が見られたが、一転してスラブ風の牧歌的な作風となっており、また第4楽章にはブラームスとワーグナーの「ワルキューレ」からの和音進行の影響が見られるようになる。本作のこの2つの特徴は、交響曲第6番など後の作品に引き継がれていくこととなる。4楽章からなり、演奏時間は約40分。

マルクス・ボッシュ(Marcus Bosch ,1969年10月~)はドイツの指揮者。ヴィースバーデン歌劇場のカペルマイスター(1996年~2000年)、ザールブリュッケン歌劇場の監督(2000年~2002年)を歴任、2002年~2011年までアーヘン市にあるアーヘン交響楽団、2011/2012年のシーズンからニュルンベルク州立劇場の総音楽監督に就任するなど、着実に未来のドイツ系実力派指揮者の道を歩んでいる。1990年には合唱団ザ・ヴォカペッラ・コーラスを設立した。
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ニュルンベルク州立フィルハーモニー(Staatsphilharmonie Nürnberg)はニュルンベルク州立劇場専属のオーケストラで1922 年に現在の形になった。その起源は1377 年に存在記録がある、ニュルンベルク市の楽団にまで起源を遡るといわれ、バイエルン州ではバイエルン州立歌劇場に次ぐ規模を誇る歌劇場専属のオーケストラ。オペラ上演と並行して、年8 回のオーケストラ・コンサートのほか、子供向けコンサートなど多くの企画を提供しており、1988 年にクリスティアン・ティーレマンがドイツ国内最年少で音楽総監督に就任したことでも知られている。2011/2012年のシーズンからマルクス・ボッシュが音楽総監督に就任した。
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音場はあまり広がっていないが、高域弦の美しい響き、中低域弦の豊かな響きが印象に残った。ライヴ録音だが聴衆の雑音、拍手は消されている。サラウンドスピーカーからの音はアンビエンスがメインで低めに抑えられている。録音場所はドイツ、ニュルンベルク、マイスタージンガーハレ

サラウンド・パフォーマンス  ☆☆☆
音質           ☆☆☆☆
チャンネル         5ch

SACDサラウンド・レビュー(700) [サラウンド・サウンド・レビュー]

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Brahms
Symphony No.1
ABCD390
Leif Segerstam/Turku Philharmonic Orchestra
録音  2015年11月
    2016年1月
Alba Records


ブラームス:交響曲第1番 ハ短調 Op.68
セーゲルスタム:交響曲第288番「Letting the FLOW go on...」

レイフ・セーゲルスタム(Leif Segerstam, 1944年3月~ )は、フィンランドの指揮者、作曲家。シベリウス音楽院やニューヨークのジュリアード音楽院で学ぶ。ウィーン国立歌劇場などでヨーロッパ各地で指揮者を務める傍ら、ドイツのラインラント=プファルツ州立フィルハーモニー管弦楽団などの常任指揮者を長く務め、作曲家として数々の作品を発表している。特に交響曲は、委嘱無しで自主的に作曲しているにもかかわらずハイドンを超える超多作ぶりで、2016年5月時点で300曲に達している。他に弦楽四重奏曲30曲、ヴァイオリン協奏曲13曲、チェロ協奏曲8曲、ピアノ協奏曲4曲など多くの作品を書き続けている。指揮者としてはシベリウスなど北欧物のほか、マーラーやベルクなどの現代音楽、ワーグナーやプッチーニなどのイタリア物のオペラなど幅広いレパートリーを誇り、自作を含む数々のレコーディングも行っている。
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トゥルク・フィルハーモニー管弦楽団(Turku Philharmonic Orchestra)は1790年創設のフィンランドで最も古い、古都トゥルクを拠点とするオーケストラ。シベリウス他北欧作品の録音に積極的。ナクソスからパヌーラ(サロネンなどを育てた指揮法の大家)指揮によるクレルヴォ交響曲がでている。2012年よりレイフ・セーゲルスタムが首席指揮者を務める。
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フィンランドのALBAレーベルはプロデューサーのティモ・ルオッティネン Timo Ruottinen が創設したレーベル。"Alba" (アルバ) は、イタリア語で “夜明け”。フィンランドから新しい音楽を世界にという期待がこめられました。レパートリーの中心は、フィンランドの新しい作品とアーリー・ミュージック。主にシベリウス音楽院出身の演奏家を起用。エストニアの指揮者アルヴォ・ヴォルメルによるエドゥアルド・トゥビンの交響曲全曲録音 (エストニア国立交響楽団) とレーヴィ・マデトヤの管弦楽作品シリーズ (オウル交響楽団) も Alba を代表するシリーズ。

トゥルク・コンサートホールの適度な残響の中、1ポイントマイクをメインとした収録と思われ、音場は左右、奥行きにも広がっており、コンサートホールの中ほどで聴く音に近い。特に中低域弦の豊かな響きが印象に残った。サラウンドスピーカーからの音はアンビエンスがメインだが直接音も拾っている。

サラウンド・パフォーマンス  ☆☆☆☆
音質           ☆☆☆☆
チャンネル          5ch